noteに貼ったAmazonリンクに見知らぬアソシエイトタグが勝手に付与されていた件
知らないアソシエイトタグ
先日noteに投稿した記事内でAmazonの商品リンクを貼り付ける際、意図的にアフィリンクにしたくなかったため、自前のアソシエイトタグを外した状態の商品リンクを貼った。
しかしながら、後日その商品リンクを確認してみると見知らぬアソシエイトタグ「tag=note0e2a-22」が付与されていることに気付いた。
この件について、メモがてら手元で確認できたことをまとめておく。
自前のアソシエイトタグ付きリンクを貼った場合
まず、自前のAmazonアソシエイトリンクを貼った場合。基本的にAmazonのリンクは自動でカード表示される。
これは普通に自前のアソシエイトタグが付与されていたので特に問題なし。
純粋な商品リンクを貼った場合
続いて純粋なAmazon商品ページのリンクを貼った場合。
https://www.amazon.co.jp/dp/B004Y9IXZW/
↓カード表示されたリンクをクリックすると
URLは以下のように変換された。
純粋なAmazon商品ページのリンクを貼ったはずが「tag=note0e2a-22」というアソシエイトタグが勝手に付与されている。
利用規約やプライバシーポリシーには明記がない
このAmazonアソシエイトタグが勝手に付与される件について、少なくとも本記事執筆時点のnoteのプライバシーポリシーと利用規約には明記されていなかった。
【魚拓】ご利用規約|note ――つくる、つながる、とどける。
追記:保存した魚拓が削除されていました
ちなみに、利用規約の冒頭にツラツラと並んでいるcakesの利用規約やらにも記載は見当たらなかった。
つまり、いちユーザーである僕からすれば、同意した記憶のないリンクの改ざんが行われていることになる。
WordPressプラグインDISQUSでも同様の現象が見られた
以前、WordPressで構築したブログを運用している中で、似たような経験をしたことがある。
コメント管理用のプラグインとして導入していた「DISQUS」によって、自分が貼ったAmazonアソシエイトのリンクが、見知らぬアソシエイトタグに置き換わっていたのだ。
こちらは設定変更で無効化することができたが、noteに関しては設定などあるわけもなく、そもそもこの仕様に関する記載が一切見当たらない。
幸い自分で生成したアソシエイトタグが上書きされることはないが、純粋なAmazonリンクに勝手にアソシエイトタグが付与されるのは、ハッキリ言って気持ちの良いものではない。
これはAmazonアソシエイト・プログラム運営規約に沿った行為なのか
また、noteにおけるこの仕様が、Amazonアソシエイト・プログラムの運営規約に沿った行為なのか、少々疑問である。
この運営規約には、アソシエイト利用者が紹介料を獲得できるプログラムの参加者である旨の文言を表示しなければならないと明記されている。
note利用者個人のAmazonアソシエイトリンクについては、各自の管轄になるので、まぁ自己責任で済む話である。
ところがプラットフォームの運営元であるnoteが、利用者や閲覧者に対して、前述の規約を蔑ろにしているのが若干気になった。見落としがあれば申し訳ないが、キーワード検索しても出てくる気配が無かったので「そこになければ無いですよ」という認識。
少なくとも本事例のように「意図的にアフィリンクにしたくなかったリンク」に対して、勝手にタグを付与する行為は不可解でしかない。
実際どうなの?
利用者、閲覧者に対して明示しているのであれば特に突っ込むことでもないが、自分が確認した範囲ではそうでもなさそうだったのでメモっておくことにした。
実はAmazonと中で繋がってて「全然問題ないよ~(^^)」ということならば、早計ということで申し訳ない。
僕はnoteのヘビーユーザーではないので、そもそもこの仕様がリリース初期からのものなのか、多くの利用者にとっては周知のことなのか、そのあたりまったく把握できていない。
note運営、利用者、閲覧者が、この件についてどう思っているのか。見解を伺いたいところである。
追記:どうやらnote運営はこの挙動を把握しているようなので仕様っぽい(noteから明確な言及がされているかは不明)
追記2:自分とは無関係だけど、noteに書いた求人記事をそのままWantedlyに持ってきてる会社のAmazonリンクにもそのままタグ継承されてるの観測して白目。これは結構エグいことになってそう(知らんけど)
追記3:noteプロデューサーの徳力さんより、本件についてコメントいただいたのでこちらに引用させていただきます。
追記4:note運営ピースオブケイク社CXOの深津さんが、本件についての記事を投稿されていました。現状の詳細や今後の対応など記載されているので、気になる方はご一読いただければと。
あとは各自でご判断を。