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2024年5月16日 苦手なことに取り組むコツ


子どもの頃は気づかなかったのですが、自分は相当な「いい格好しい」「格好つけたがり」だと思います。
人前で恥をかきたくないという気持ちが強いのです。
より正確に言えば、
「皆と同じようになりたい」とか「普通ぐらいには出来る人でいたい」という思いがあります。
「皆と同じ」とか「普通ぐらい」って
何だよ、どれくらいだよと自分でも突っ込みをいれてしまいますが、
詳細はわからないけれども、そう思ってしまいます。
「笑われる」かもとか、「小馬鹿にされる」かもというのが不安だ、というのはあります、
下に見られるということに特に敏感ということなのかもしれません。
プライドが高いのでしょうか。
(まあ獅子座だし…)
周囲の目を気にせず、
自分のやりたいこと、やるべきことにコツコツと取り組める人は、
おそらく、他人からのそういった評価や視線以上に自分の満足、達成感に集中できるのだと思います。
それがなかなか出来ません。
自分の姿が周りからどう見えるか、どう評価されているかの方にこだわってしまいます。
評価というと、「優れているかどうか」を気にしてると思われがちですが、
そんなことよりも、
「一般的」「普通」にはいれているかどうか、が、気になります。
これは多分、子どもの頃から、感覚が過敏で、
周囲に自分の言うことが伝わらなかったり、
反対に、周囲がわかることがわからなかったり、出来なかったりしたせいだと思います。
子どもですから、「自分の感覚、五感が敏感だ」とは思わず、
「自分はもしかしたら周りの人とは違うのかもしれない」、
「というか、自分は本当に人間なのだろうか。人間の出来損ないとまではいわないが、半分位人間でないのでは」と思っていたのです。
そしてそれを後ろめたく思っていました。
人間でないことを周りに知られたくなかったのです。
なので、極度に、「皆と同じ」「普通」であろうとするところがあります。
そう考えると、
格好つけというよりは「人間になりたい」「普通の人になりたい」という方が、わかりやすく、真実に近い表現かもしれません。
「人間になりたい」ので、
人間の振る舞いを横目で盗み見見て、真似をしてみるのですが、
もともと身についたものではないので、ボロが出てて、そこを指摘されることも多かったのです。
また、感覚が過敏なせいで、真似をすることそのものが難しいこともありました。
今なら、どうして皆のように出来ないのかを説明することができるのですが、
子どもであってはそうはいきません。
「どうしてできないのか」と問われると、泣きそうな気持ちになったものです。
そして、「皆のようにできない」ということが、恥ずべきこと、恥をかいたこととインプットされてしまったのでしょう。
「恥をかくことを避ける」を行動の指針にすると、大抵の行動を取りにくくなります。
どうしたって、動くと失敗が起きる可能性が上がるからです。

子どもの頃は、その指針のせいで、挑戦しようとしなかったことがたくさんあります。
苦手なこと、上手く行かなそうなことは、やんわり回避していたのです。
大人になってもしばらくはそうだったと思います。
最近では、「苦手なことだな」「やりたくない」と思うことも大体挑戦できるようになってきました。完璧にはできないし、率先してやりたくないのは変わらずですが。
挑戦できるようになったきっかけは何なのだろうと思い返してみると
仕事を通して、社会経験が増えたということと、
よい友達やよい先輩に出会えたということに尽きると思います。
経験は大切です。
苦手なこと、やりたくないこと、そのものでなくても、
関連することにかかわったり、見たり、聞いたりするだけで、
少しずつ、「それ」に慣れ、怖がることが減ります。
そして、経験すると、例え失敗しても、その後は、気持ちが軽くなるということがわかってきたのだと思います。
今は、ネットやSNSでブログや体験談が読めます。苦手だと思うことについて、体験記を調べ、たくさん読む、解説してくれている動画を見るところから始めるのがよいと思います。また、自分以外にも、それが苦手でやりたくないと思っている人がいる、ということを知るのも良いことです。
回避だけしているよりは、ずっと前向きです。ただし、ネットの情報で分かった気になるのは危険です
やっぱり、自分でやってみることに敵う体験はありません。
例えば、このnoteもその一つです。
たくさんの人の口コミや意見も見ましたが、やってみた感じとはまた違います。
やる前に考えていた心配はほとんど起きていませんし、
一方で考えても見なかった効果があります。
人間のほとんどは、実体験からしか、学べないのではないかと思います。

現在、「苦手なこと」「やりたくないこと」をやる、「恥をかきたくない」と思っているけど、やらねばならない時にどうしているかと言いますと、
1つめは、先や結果を考え始める前にやる、
2つめは、尊敬する友達や先輩、キャラクターになりきってやる、です。

考え始めると、ろくでもない未来しか予想しないので、「こうすれば〜なる」「もしかしたら〜なるかも」ということが思い浮かびかけたところで行動するようにしています。
考えてはいけないのです。
人によっては、考えた方が良いのでしょうが、少なくとも自分はそういうタイプではないのです。考えが走り始める前にやり始め、逃げ場をなくすのが1つめのポイントです。
2つめは、尊敬する友達や先輩、キャラクターならどうするか、その人たちになりきってやってみることです。
つまり、葬送のフリーレンの「勇者ヒンメルならそうした」をやるのです。
自分だと思うから恥ずかしいのであって、勇者ヒンメルがやるなら別に恥ずかしくはないはずです。
尊敬している人が思い浮かばない人は、自分と違うタイプの友達でやればいいですし、友達がいないひとは推しや好きなキャラクターでやると良いと思います。
その人たちを借りるのです。
これ、馬鹿馬鹿しく思えるかもしれませんが、結構効果があります。

苦手なことに一切取り組まないという、人生を送れる人もいるのかもしれません。
そういう人は別にそれで良いのです。
でも、苦手なことに挑戦したいけど、躊躇しているとか
失敗が嫌で挑戦できないとか、
プライドが邪魔をして取り組めないのなら、
誰かの力を借りてみるのも良いと思うのです。

とはいえ、最も苦手なこと「車の運転」は後回しにし続けていますが…。


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