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2024年5月13日 家庭菜園は脳トレ?


夏野菜を植えようと思い至ったのは、4月でした。
そこから1ヶ月ほど経ちますので、野菜の経過観察を記録しておきたいと思います。

ゴールデンウィーク中までに、以下の作業を行いました。


①大葉の間引き


大葉は栽培キットを利用しています。
種を蒔いたところ、ちゃんと芽吹きました。
パッケージには発芽率6割と書いてあり、その宣伝文句通りかそれ以上の発芽率です。
双葉以外の葉も大きくなってきたので、指示書通り、間引くことにしました。
しかし、せっかく発芽したものを、間引くのは何とも勿体無い…と思い、
間引いた芽を発泡スチロールを再利用したプランターに植え替えました。
この時、このプランターには今年の冬使っていた土が入っていたので、新しい野菜の土を混ぜこんでいます。
一方、栽培キットの土は室内でも育てられるように、軽く、ふわふわしたものでした。
土の影響というのはあるらしく、栽培キットの芽はいまいち、成長がゆっくりです。
(指示通り、肥料もやったのですが、土の豊かさのほうが影響大と思われます。
その上、葉っぱは虫に喰われて、ボロボロになってしまいました。)
間引いたはずの芽は、土が良かったのか、
発泡スチロールプランターの高さが虫を寄せ付けなかったのか、
虫食いは一部にとどまり、
かなり大きくなってきています。
間引いたのが、どっちなのかわからないような結果です。
何が功をなすかは、わからないものです。
「やはり資産は分散するべきだ」と柄にもないことを考えてしまいました。

さて、栽培キットのプランターは紙製であり、
雨にうたれて、傷んでしまったので、
別にプランターを買い足し、そちらに弱々しい苗を植え替えています。
あとはどちらも、これ以上、虫に食べられることなく、育っていくのを祈るばかりです。
新鮮な大葉が毎日とれる生活が,叶うと良いのですが…さあ、どうなることでしょう。

②支柱建て


夏野菜のなす、トマト、きゅうりに支柱を建てました。
捨てることを考えると、燃えないごみ、もしくは、粗大ゴミに分類されるかもしれない支柱は購入したくなかったのですが
きゅうりのつるが健気にも捕まるところを探して伸びているのが気になり
購入することにしました。
とはいっても、本格的なものではなく、百均で入手しました。
なすとトマトは、まっすぐな支柱を建て、茎を支柱に沿わせて、
茎やつるを止められるというテープで,軽く留めました。
トマトは支柱を建てる前に、脇芽をもっと取っておくべきだった気もします。
勿体無い気がして、脇芽をとらなかったせいで、横に広がっているようなのです。
野菜を育てているとついつい、ペットのような愛情が湧いてしまい、
脇目をとるとか剪定するというのが甘くなりがちです。
可愛がっていても、心を鬼にして判断する時が必要だと痛感しました。
きゅうりはつるが出てくるので、朝顔に使うような、輪っかがついた支柱にしました。
こちらも伸びていたつるを軽くテープで留めました。
翌日に確認すると、つるがくるくると幾重にも支柱の輪っかにからみついています。
きゅうりとしては待望の支柱なのでしょう。
翌日以降もぐんぐんとツルを伸ばしています。
ツルを先に伸ばして、その後、葉が茂っていく様子は、懸垂をしているようでもあります。
虫食いについては、なすときゅうりの葉が少しやられたものの、対策(お酢の成分を使った薬を散布する、なめくじを寄せ付けない薬をおく)をとったところ、
それ以上に食い荒らされることはありませんでした。
このまま、伸びていけば、収穫があるはずと期待しています。

③ディルの種まき


ハーブの中で最も好きといってもよい、
ディルの種を見つけました。
百均ではない場所で、すこしよいプランターを購入し、
種まきをしました。
土も軽いものではなく、
どっしり重みがある野菜の土を選びました。
ディル、この辺りのスーパーでは売っていないので、
もし、栽培できたら、非常に嬉しいし、買いに行く手間がはぶけます。
種は一袋、200円ほどだったと記憶しています。
わくわくしてタネを巻いたのですが、しばらく、変化が見られませんでした。
ゴールデンウィーク明け、気温が低かったのがよくなかったようです。
気温が高くなってくると、発芽しました。
まだ、芽吹いたばかりでかなりよわよわしく、今後が心配です。
気温が高くなるに従って、すくすく伸びることを期待しています。

④クレソン穴だらけ問題


今、1番頭を悩ませているのは、
クレソンがカブラハバチの幼虫に食い荒らされてしまうことです。
見つけるたびに、申し訳ないと思いながらも、幼虫を処しているのですが
レースのカーテンになるくらい食べられてしまうと
申し訳なさも苛立ちに変わってきました。
スイートバジルと同じ小さなプランターで育てているのも
窮屈そうです。
そこで、クレソンは室内栽培に変更するべく
スイートバジルとプランターを分けることにしました。
室内、もしくは、カブラハバチが飛んでこない場所におこうという作戦です。
一方で、ネットをかける方がいいのかもしれない…と思ったりもしています。
一度、虫のこないところで栽培してから、ネットについては考えようと思います。

家庭菜園は脳トレ


家庭菜園の現状について書いているうちに、
「洞察力や判断力を使っている」と感じました。
家庭菜園では、
現代社会ではあまり使うことがなくなった敵を察知する、
植物の成長から次の対応を考える、
収穫のためには、植物を剪定する判断を下す、などの必要があります。
ある程度年齢を重ねると、皆が野菜作りをやってみようとするのは
収穫だけでなく、こういう力を養えるからでしょう。
仕事でも使わない部分の脳が、激しく活動している気がします。
思い通りにならず、予想外のことが起こる、それに次々と反応していくのに、不思議と爽快感があります。
家庭菜園は脳トレなのかもしれません。

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