【要約】 科学的根拠に基づく最高の勉強法
今回紹介する内容は慶應大学医学部を卒業後に南フロリダ大学で助教授を勤めている安川康介さんの『科学的根拠に基づく最高の勉強法』の一部分です
▪︎効果の高い勉強法について
①効果が高くない勉強法についての紹介
参考書や英単語を繰り返し読んで覚えようとしたり、黒板に書かれていることをノートにそのまま書き写すことはほとんどの学生が経験していることでしょう
様々な学習方法の効果について膨大な過去の研究を調べたダンロスキー教授らの報告書でも上記の3つの学習方法は効果が薄いという結論が出ています
なぜ、上記の3つの学習方法の効果が薄いかというと、脳に負荷がかかっていないからです
学んだことを記憶に定着させるためには脳に負荷をかける必要があります
②学んだことを思い出したりアウトプットする
積極的に思い出すことが最高の勉強法です
結果的に一番テストの点数が高かったのは『勉強したことを何も見ずに思い出してPCに打ち込むグループ』でした
なぜ、思い出そうとすることで学んだことが記憶されるのかというと、脳がアウトプットするときに大きな負荷がかかり、その負荷こそが記憶の定着に必要不可欠だからです
1時間勉強するのであれば、ずっと1時間教科書を繰り返し読むのではなく20分は参考書を読み、10分は何も見ないで学んだことを白いかみに書き出したり、話したりして思い出そうとすることがオススメアウトプット方法と言えるでしょう
③定期的に復習する
人間の脳はどんなことでも数日経ってしまうと忘れていくようにできているため、時間を空けて復習することが大切です
トータルの勉強時間に違いは無かったのにも関わらず、間隔を空けて勉強した生徒の方が約1.8倍成績が良かったそうです
つまり、1日に4時間英語を勉強するよりも、今日は2時間、1週間後に2時間英語の勉強をした方が効果が高いということです
④2つを組み合わせた連続的再学習を行う
覚えたことを何も見ずに思い出す勉強法と覚えたことを間隔を空けて復習することを組み合わせて勉強することで勉強の効果は最大限になります
ここまでが思い出し学習であり、あとは間隔を空けて1日後、3日後に同じ作業を何回も繰り返していきます
⑤何をどのくらい勉強するか自分で決める
人間というのは基本的に何をするにしても自分で決めたいし、誰かに強要されると反発する生き物です
好きで1日に4時間やっているゲームであっても誰かから強要されると嫌になりやすいものです
つまり、勉強するのであれば自発的に自分で決めて勉強することが大事ということになります
▪︎【まとめ】自分が勝てそうな土俵を見つけて努力することも大切である
科学的に根拠のある最高の勉強法について少し触れましたが、結局のところ才能には勝てません
この世界は努力の前に才能ありきであり才能のある人が良い環境で正しい努力をした時に結果が出ることが多いです
残酷ですが『才能がない』『向いていない』『得意じゃない』のに努力し続けるのは無意味ということになります
なので、周りを見渡して『これは苦手だし勝てないな』と思ったらその土俵はさっさと降りて他の自分が勝てそうな土俵、自分の良さを見つけ出しその能力を最大限に活かせる環境を作り、誰よりもそこで努力することが結局のところ大事になるでしょう
▪︎関連要約記事
▪︎本好き・読書家にとっての人気サービスの紹介
1.Amazonオーディオブック:Audible(オーディブル)
ビジネス書も聴き放題で通勤時間や家事の『ながら読書』が可能です。(30日間の無料体験可能)
2.Kindle Unlimited(Amazon公式)
月額980円で読み放題です。およそ2〜3冊読めば元が取れます。(30日間の無料体験可能)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?