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「あなたの人生ありのままが素敵だよ」人

わかってる? わかってないよ! ということで、みなさんは、わかってますか?
わかってます? ほんとうに。
ということで、ピロリ菌並みに割合が多いかもしれない(日本では二人に一人っていいますねほんとうに、ピロリ)、自分が自分のままでいていいと思えていない人たちですが、いかがでしょう?
ありのままの自分でいることって、ありのままでいる人同士でぶつかりあうこともあるから、めっちゃ最高!めっちゃ問題のない世界!ってわけではないのですが、さりとてありのままの自分でいることしか知らないというのは、苦しいよなって思います。
状況によって使い分けるのがいい。ということは、やっぱりありのままの自分でいない人たちは、やはりありのままの自分でいることを知ってほしい。
そして、無名人インタビューも「ありのままの自分の物語」を話す場所であり続けることをここに宣言する。そう、これでいいのだと。

“あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を絶ちはなたれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事にひとことで言い表してます。すなわち、「これでいいのだ」と。”

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20080807-393012.html

明日は晴れたらいいな! ね!! 今日の無名人インタビューもがっつり楽しんでいってくださいね!!!(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは 音 さんです!

現在:全部があなたにとって必要なことで、あなたらしくて、それでいいんやよって伝えていきたい

石井:今、何をされている方でしょうか?

音:今は結婚式場の映像会社で就職していて、4月から新社会人1年として、働いています!

石井:3月までは専門学校生だったんですか?

音:そこも色々あって、卒業はしていのですが、一応専門学生でした!8月で学校を辞めて、もっといろんな人の人生を知りたいなって思い、いろんなところ旅してました。

石井:その後、就職された?

音:そうですね。おあるご縁で出逢った方に、私の想いをこう、ぶわーっ!と話したときに、あなたのしたいことが自分の会社なら叶えられるかもっておっしゃってくださって。働いてみる?って言われたことがきっかけで、今働かせていただいてるっていう感じです。

石井:その時お話しした「したいこと」っていうのは、どういったことだったんですか?

音:元々ウエディングプランナーになりたかったんですけど、自分はそう友達に言ったからプランナーになりたいんじゃないか、固定概念にとらわれてるんじゃないかみたいに、少し自信がない部分があって。
じゃあ、自分がなんでウエディングプランナーになりたいんだろうっていう本質みたいな部分と向き合っていた時に、私は何気ないその一瞬を伝えていきたいんだと思ったんですね。
例えば高校の時って戻らないし、そういう今まで積み重ねてきた経験って全部が日常やと思ってたけど、今思えばすごいかけがえのないもので…
そういうものをもっともっと伝えていきたいし、「あなたの人生ってそのままでいいんやよ」って言えるような。辛いとか、苦しいとか、だから辞めたいとか思うかもしれんし、それで自分を悲観したりすることもあるかもしれない。でも、辛いとか、苦しいがあるから、なんか嬉しいとか幸せっていう感情も出てくるわけで。
全部があなたにとって必要なことで、あなたらしくて、それでいいんやよって伝えていきたいんですということをお話した時に、その会社がの想いとマッチしたんです!
それからその会社の理念にすごく共感してっていう流れですかね、そういう想いを伝えました!

石井:なるほど。ありがとうございます。
今おっしゃってくださった思いは、誰かに向けたものなんでしょうか?

音:それは、今後自分が伝えていきたいことなんですけど、誰にというよりかは結構自分自身に言ってる感覚もあります。自分も固定概念に縛られて、周りがこうしろって言ったから「はいはい」って言いながら今まで進んできて。

でも就職活動の最中にある方に出会って、その方に「お金とか時間、地位、名誉、全部何も関係なくしたいこと100個書いてみて」って言われたんです。
その時は、したいことが何もないからみんなが言ってることをただしてるだけだと思ってたし、だから意味ないなって思ったけど、書いてみたらほんとに100個出てきて。

自分は、周りの声を抜きにしたらこんなにもしたいことがあったんだって思って。できるできない関係なしに、普通にワクワクしました。

そうなると、ただ学校の教科書を読んで学ぶという時間より、実際の現場の人と話したい!とか、この世の中にいる人の話が聞きたいと思ったんです!それから、残りの半年をどう過ごすか考えた時に、もっと自分で動いて行動して、チャンスを掴みとりたいなって思ったんですよね。
先は不安やけど、それがいつかの自分になるし、行動しないと何も始まらんよな、そこで失敗したって自分が決めたんだから後悔ないしって思った時に、すごく気持ちが楽になって。
どんな決断をして、どんな結果になっても結局はそれも自分自身っていうのを、自分が受け入れたからだと思うんですけど。
だからこそなんて言うんですかね。そういうありのままでいいんやよって自分に言い聞かせながら生きてる感じがします。

石井:なるほど。なんかすごく大きな考え方の変化だなって思ったんですけど、そのきっかけはやっぱりその100個書き出したっていうこと?

音:そうですね。それもあるし、色んな人とお話してく中で気付かされたこともあります!
例えばある方とお話した時に「私は人生180度変えたいんです、人の人生180度変えてあげたいんです」って言って、私のこれまでの話をしたら、「あなたがしてもらったことは、本当に人生を180度変えてもらったって事だったのかな? 多分、あなたのありのままが素敵っていうのを受け入れてくれたから、あなたは立ち直れたんじゃない」って言われたのを言われました。
その時に、ほんとにそうだって思ったし、その人になりたいっていうのは、180度変えることじゃないっていうことに気づいたりとか。
書き出すこともほんとに大切やったんですけど、それ以上に人に話すことも大切やなってすごい感じました。想いを伝えるっていう面で。

石井:それまではそんな機会はあんまりなかったんですね。

音:そうですね。元々心理カウンセラーになりたかったっていうのもあって、自分の話というよりかは人の悩みとかをひたすら聞いていて。自分の話をする機会が全くなくて。
だからこそ、誰かに話を聞いてもらって、私をしっかり見てアドバイスされるというより、行動とか外見で「こうしたらいいんじゃない」って言われることが多かったし、自分が思ってることもあんまりうまく言えずに色々してきた感じですね。

石井:今おっしゃった「お話する」っていうきっかけは、就職活動なんですね。

音:そうですね。専門学校に入って、検定の勉強をひたすらしたりしてる時間に、これって社会に出たら役立つのかっていう疑問をいだき始めたところがきっかけで。
そこから現場で働いてる人の考えが知りたいとか、全国にはブライダルに対して熱い想いを持ってる人がもっといるんじゃないか、とか。
就職活動関係なしに、もう何よりももっと成長したい!っていう想いがすごい強くて。人に話を聞きに行ったっていうのが先かもしれないです。

石井:専門学校に入るまではどんな感じだったんですか?

音:周りの意見を聞いてその子たちの意見を尊重するには、自分はどう動いたらいいやろうみたいな。相手を立てるための自分の行動を考えてた感じですね。

石井:それはどうして専門学校に入って無くなったんでしょうか?

音:専門学校で、県外に初めて自分1人で出たんです。
私、ブライダルに対してすっごい想いが熱いんですよ。結婚式大好きって感じやし、結婚式のためならなんでもできるって感じの結婚式バカになってました!授業でも常に自分に出来ることを探していました。むしろ、自分が絶対にできないことに挑戦していきました。例えば、人前に立ったりその場で臨機応変に対応する力がないから、司会役をしてみたり、なんでも私がする!って引き止めちゃうからこそ片手を開けて全体を見ないといけないリーダーという立場に立候補したり。ただ、私らまだ成長できる気がしました。でもここではない、この世界にはもっと多くの人がいる。限られた範囲の中だけでなく、もっと自分の知らない世界に飛び込みたい。でも、専門学校は2年通わなければならないって決められてるどうしようと悩んでる時に思ったんです。行動しなくちゃわからない。何もかも行動しやな変わらんな、思ってるだけじゃ、何も変わらないっていうことに気づいてって感じですね。
ほんとに、高校の時と専門学校の時と全然違います。

石井:学校辞めるっていうのは結構大きな決断だと思うんですよね。
冷静に考えれば、就職に不利になるとか今までやってきたことが無駄になるとかっていう不安はあったと思うんですけど、そういう不安より、不満の方が大きかったと。

音:そうですね。なんか辞めたのが8月25日なんですけど、

石井:はっきり覚えてるんですね。

音:そうなんです!当時模擬結婚式のリーダーしてて、リーダーって役目を果たしたら、あとの半年間することがないって思って、そういう節目っていうのもありました。
それを考え出したのが6月上旬ぐらいで、ギリギリまで悩んで、8月末まで悩んでたから、ほんとにギリギリだったんですけど。
その2か月間で、私がお世話になった恩師の方と何回もこうZoomしながら考えたんです!その方は私に、辞めるっていう道に導いてくれたわけじゃなくて。学校を辞めるっていう決断も辞めないっていう決断もできるんだよって、どっちにも道を作ってくれる感じのアドバイス、自分にたくさん自問自答する時間をめっちゃくれて。それで、どんどん固まっていったんですけど。
最終的に1番大きかったのは、相手はお客様やし、それって学校のこの教科書で勉強してるのは自分でもできることで。今勉強すべきことは、いろんなお客さんがいるから、そのお客様の立場に立つことなんじゃないかみたいな。
人には人の、その人の人生というものがあって、いろんな道があって、想いがあって、そういう人のいろんな話を聞いた方が人生経験になるんじゃないかって思ったんですよね。

プランナーになるのかならないのかも悩んで。
学校に行ってた時の自分って誰かのために働きたいっていうタイプだったから、自分自身がどんよりしちゃうことが多くて。
それで周りの仲間に心配されたりするんですけど。
結婚式って幸せな空間やのに、こんな人が結婚式に立てないって思ったのが、1番大きくて。自分が幸せじゃないのに、人のことなんて幸せにできないっていうのを、すごく痛感して。
なら、まずは自分に時間をあげよう、半年間は自分の時間を過ごしてみようと思って。
その時結婚式場のバイトも3つしてたんですけど、それも全部辞めて結婚式と無縁の半年を過ごして。
その後やっぱり結婚式に戻ってきてるから、自分は結婚式好きやったんやなっていう想いに確信も持てたし、最初は不安やったけど、やってみたら、ああ、間違ってなかったなって心から思えたから、よかったなって思ってます。

石井:ありがとうございます。学校を辞めた理由、2つおっしゃったと思うんですけど、自分が落ち込んでたら人を幸せにできないっていうのと、もっと他に勉強すべきことがあるっていうのは、どちらが強かったんでしょうか。

音:当時は、どっちもなんですよね。どっちも同じぐらいなんですよね。でもなんか専門学校を、ああもう無理かも、やめたいって思った時もあって。
それでいろんな人に話を聞く中で、結成したばかりの、未来の結婚式を変えようっていう学生団体みたいな団体と偶然出会って。
そこに加入したら、全国に同じ悩みを持った子がたくさんいたんです。私みたいに感じてる子がいっぱいいることに気づいて。

石井:色んな人に話を聞くみたいなやり方は、そこから来てる部分もあるんでしょうか。

音:あるかもしれないです。
ChangeWeddingっていう、今は学生団体になったんですけど、この団体の子たちはほんとに意識が高くて。
エシカルウェディング、SDGsに関わるブライダルをもっと活性化させたいとか、食品ロスとかをなくしていきたいとか、もっと家族の愛を感じられる結婚式を作りたい、だからこういうことがしたいとか、結婚式に対してすごい熱い想いのある子たちがすごく多かった。
その子たちを見てると、自分ってなんか、専門学校ではこんなんしたい、こんなんしたいって思ってきたけど、この子たちと比べたら、自分めっちゃちっちゃいなって感じて、すごい落ち込んだりもしたんです。ただ、その子たちの前で、想いがあるって言った時に、頑張ってねとかひとごとじゃなくて「言ってくれてありがとう」って言ってくれて。あ、自分ってなんか想い伝えていいんやみたいに思ったんですよね。
もうそっからは、ChangeWeddingでも自分から発言するようになったし、交流会とかでも業界の人と普通に話せるようになったし。
それが大きいのかもしれないです。

石井:最初におっしゃっていた、ありのままというか、そのままを認められるみたいなエピソードは今お話してくださったお話にも結びついてるような気がしました。

音:いや。ほんとにそうかもしれない。

過去:自分が発言することで誰かの背中って押せるんやみたいなことに気づいた

石井:全然時系列が違うんですけど、小さい頃ってどんな子でしたか。

音:私ほんとに人見知りで、人と話すことがすっごく苦手で。自分のこととか話せないから、人に合わせるみたいな。
遠慮ばっかしちゃってって感じですね。サンタさんとかにもプレゼント頼むのも遠慮しちゃって頼まないし、欲しいもの何って言われてもないって言うし、ほんとに遠慮しいで、人に合わせてばっかりで。小学校の頃とかはそれでなんか不登校になっちゃった時があって。

でも、その時に心理カウンセラーの人が助けてくれたんですね。
学校行くことは好きやったけど、友達関係うまくいかなかっただけやったから、自分の想いを保健室で作文に綴ったんです。
そしたらそれを町内で、発表することになったんです。
もちろん人前で発表することは怖かったけど、心理カウンセラーの人に助けられて話すことになって。
それまでの自分って、結構周り気にしてとかだったんですけど、その場で自分の体験を話したらいろんな人が手を上げて、すごい気持ちがわかりますとか、逆に自分はこういう経験をしましたとかいろんな意見をくれて。
自分が発言することで誰かの背中って押せるんやみたいなことに気づいたんです。

それがさっきの「あなたの人生ありのままが素敵なんじゃないって言われたんじゃない」っていう部分と繋がるんですけど、
私はその頃、心理カウンセラーの人に私の人生180度変えてもらったって思ってて、でもよくよく考えたら、悩んでる私をこう作文に全部書き起こして想いを伝えたからこそ、自分自身を受け入れられたし、それでみんなが想いに共感というか、自分も発表しようって思わせてくれたんじゃないのかなって言われて。

ああそうかもしれないみたいな。そこから、じゃあ自分がまずは行動しなきゃ意味がないというか、できないかもしれないけど、そんなのわからないしって思って、生徒会とか、部活動の部長とか、もういろんなことに手を出して。
文化祭とか修学旅行も実行委員とか、もうなんか自分から動いてかなっていうか、自分が動くことで、誰かの原動力になるのかなって気付いたあたりから、自分から動くようになって。
でも人前に立つってことは、コミュニケーション取らないと成り立たない。
だからどんどん周りを気にして、動くためにというよりかは、その立場になった以上行動しなきゃいけないから、もうとにかく行動に移すためのコミュニケーションみたいなのを始めて。
そんな感じで、徐々にそういう人との繋がりとかを大切にするようになってきました。

石井:なるほど。割と相手を割と立てるような立ち回りをしていたのが、専門学校に入るまでだったのかなと思ってたんですけど、そういうわけではなかったんですね。

音:小・中ですね。苦手だけど頑張ってた時代が中学校かもしれないです。全然喋れへんけど、まあなんかやらないかんみたいな、なんかわかんない衝動にかられて、やってって感じでした。
でも全然喋れなくって、高校入ってやっとちゃんとした役につけてるのかな、みたいな。

石井:じゃあ、専門学校に入ったのは完全に自分の意思?

音:あ、そうですね。心理カウンセラーになりたかったんですけど、感情移入をしちゃって、人の悩みを聞いて耳が聞こえなくなったことがあって。
その時お医者さんに心理カウンセラーにはなれないっていうの言われて、夢がなくなって。

高校入ってすぐ、1年生の時に、夢がない状態になった自分が嫌で、高3の人が行く進路フェスタに友達と二人で行ったんですね。
自分何になりたいかわからんから、適当に歩いてたらブライダルの先生、てか、ドレスが目に入って止まって。
その方が「人生には自分のために大勢の人が涙してくれる瞬間が3回あるんよ」って言ってて。それが自分が生まれた時と亡くなった時と結婚した時って言われたんですよ。
そのうち亡くなった時も生まれた時の記憶がなくて、覚えてるのは結婚式だけなんやって言ってて。
しかも目の前の二人を幸せにしたら、その大切な方、みんなが幸せになるって、そんな素敵なことなくない?みたいな。

それを聞いた時に心理カウンセラーみたいって思って。
しかも人の悩みを聞いて、それを解決するために一緒に悩むんじゃなくて、人がしたいことを叶えられて、そしたら、大勢の人を幸せにできるって最高やんって、もう感動しすぎて。
そっからずっとブライダル、高1からもうずっと変わらずブライダルで。

だからこの話をしてくれたこの先生に絶対学びたいし、ここに行って絶対に結婚式場で働きたいっていう思いしかなくて。親にもめっちゃ反対されたけど、毎週毎週名古屋に行ったり、いろんな学校に行って。
何回も何回も往復して、結局7校ぐらいを2往復ぐらいしたんですけど。
今の学校は10回ぐらい通って、それで絶対ここっていう思いを全部親に伝えて入学したって感じやから、それで親も認めてくれたって感じですね。
県外出したくないって言われてたんですけど。

石井:1番大きなターニングポイントって、どこでしたか。

音:ほんとにその心理カウンセラーさん。
不登校になって、作文をほんとに発表した時が1番自分の中で変わった瞬間やったなっていうのはすごい思ってて。

あの時、もし作文書いてなかったら、自分の言葉が誰かの背中を押せたなんて思わなかったし。
ただ私がこういうことがあったっていう出来事を伝えた発表やっただけやのに、
発表してくれたから、私も話そうと思いましたとか、ありがとうございますみたいなとか言ってもらえて、びっくりして。手紙くれた子とかもいて。
その手紙ずっと持ってるんですけど、ほんとになんか自分が誰かに思いを、自分の思いを伝えることで誰かの背中を押すんやって気づいたのがその時やったから。
そこが1番大きいかもしれない。

あとは、専門学校辞めてからの半年間がおっきかったかなって。

石井:あ、専門学校辞めてからの半年間の話。伺ってないままでした。
旅のお話、聞いてもいいですか?

音:その時は、学校辞めるって決めて先生に言ったのが辞める日の3日前で、辞めたらスケジュール帳が真っ白になっちゃって。やることない!みたいな。
それで焦ったからこそ、いろんなSNSの人に声かけて。

この人の想いすごいわ、このプランナーさんの想い素敵や!って思ったら、声かけて。
カメラちょっとしてみたいなって、映像興味あったからやってみたいなって思ったらカメラを買いに行こう、一人で行ったら迷う、じゃあカメラマンの人に相談して一緒に見てもらおう。
毎日、午前午後全部に人と会う予定が詰まってる状態で。
それを、9月中してたら、あることに気づいて。お金がない!って(笑)

お話聞きに行くためのご飯にお金かけすぎて、お金が無くなって。
それで平日は働こう。でも、土日は全部人に話聞きに行こうって決めたんですけど
それから平日はもうフルで働いて土日で県外行ったりとか。もうどこにでも行きますっていう。

石井:会いに行って、どんなことを話されてたんですか。

音:私はこういう想いがあって。で、こういうところに共感したんですって。その人と私のターニングポイントじゃなくて、その共通点みたいなものを伝えたりとか。こんな理由で話聞きに行きたいと思ったんです、どこでも行くのでみたいな。何県でもどこでも飛んでいくので、実際お会いしてお話したいですとか、同席させていただきたいですとか、色々送って。
カメラ持ってる人一緒に写真撮りに行きませんかとかいう呼びかけに、知らない人だったとしても、行きたいですって声かけたりとか。

石井:うん。

音:そういうことをしていく中で、ほんとに繋がりっていうのが広がって。人との繋がりって、ほんとに人生を豊かにしてくれるなっていうのは、すごく感じました、半年間で。
自分のしたいことリスト、100のしたいことリストも載せてるんですけど、実際にそのあった人が今、こういうプロジェクトやってるよとか、人生本にしたいって書いてあったけど、本書くプロジェクトあるから、参加してみたらって声かけてもらって参加させてもらったりとか、なんかいろんな気づきがありすぎて。幸せで、ほんとに毎日が。
そういう出会いからほんとに幸せになれて、もう今ならなんでもできるみたいな。
それをすごく感じた半年でした。

専門学校辞めなかったら、きっと自分をずっと否定したままやったけど、専門辞めていろんな人の価値観、考え方を知って。
この人はこんな人生があるんだ、それなら私はここができるところかもとか、この人にはカメラっていう才能があって、この人はカフェのオーナーっていう強みがあって、それなら私は何が強みなんやろうっていう考えに変わったというか。
今まではそういう人のいいとこ見たら、あー自分はこうはできないっていう考え方だったけど
得意が集まったら、何でもできるやん!みたいな考えになって。すごいワクワクしてきたっていうのはあるかもしれない。

石井:小学校でちょっと落ち込んで、中学校と高校ですごく上がって
専門学校で一回落ちて、その後はもうずっと上がってるっていうイメージなんですかね。

音:うんそうですね。今はすごい毎日泣いてるぐらい辛いんですけど。
でもそれすらいつかの自分の成長に繋がってるんだって思ったら、全然頑張れるというか。
きっと今まではそう思わなかっただろうし。
辛いって言ったら逃げ出したくなってたと思うけど、そう思わへんのは、ほんとにその半年間でいろんな人生知って。
この人はこういう挫折をしたけど、今こうやって輝いてるんやとか。
なら自分が悩んでるのも、ただの点に過ぎないんじゃないかみたいな、いつか線で結ばれる時の1個の点にしかすぎないんじゃないかって。
そう思ったら、泣いてる自分も悔しいと思う自分も、これでいいやんって思ったら、毎日頑張れてるって感じですね。

未来:受け入れられる空間っていうか素直になれる時間とか空間を提供できたら

石井:これからこんな風に成長したいっていうのはありますか。

音:今まではウエディングプランナーになりたいからこうしたい、じゃあこうしていくとか、逆算して頑張ろうってしてたんですけど。
今は逆算してもその通りに行動できなかったらマイナスになっちゃうなって思ってて。

過去の自分も今の私やし、未来のこうなりたいというのも、未来の今の私なんやから、今を一生懸命生きてたら、いつかの自分のこうなりたいになってるのかなみたいな思って。
「こうなりたい!」って決まったものがあるっていうよりかは、もう毎日を楽しく幸せに生きてたいなみたいな、辛いとか、悲しいとかも含めて楽しいって思えるから
そういうことがあっても、一生懸命毎日生きてたいなっていうのが想いですね。
その先のことはまだ先にならなわからんって思いながら、今は進んでるっていう形です。

石井:じゃあ、成長に繋がったらいいなっておっしゃったけど、成長が結果としてついてきたらいいなっていうぐらい。

音:そんな感じです。

石井:なるほど。ありがとうございます。
ちなみに、この人みたいになりたいっていうのはあるんですか。

音:有名人っていうか、youtubeやってる廣田あいかっていう、アイドルもともとしてた子なんですけど。その子とか、youtuberのあさぎーにょちゃん
二人とも尊敬しているんですけど、尊敬してる人の定義っていうのがあって、自分の叶えたい未来を実現してる人なんですよね。
二人に共通して言えるのが、自分がしっかりある、自分のしたいこととか、自分らしいを自分で1番わかってる二人で。周りがなんて言ったとしても、自分はこうしたいとか、ワクワクした方に、常に自分から動いて行動してるところとか。
人の目を気にせずに、自分のままを生きてるその姿がめっちゃかっこよくて。
私もそうなりたいなって思ってます。

石井:なるほど。思ってたより結構強烈でした。私てっきり、ウエディングプランナーの方とか、そういった感じなのかなって思ったんですけど。

音:いや、結婚式は本当に大好きなんです!ただ、私の本当の想いっていうのがそこだけではなくて、見えない想い、まだ気付いていないような想いを形にすることやから、相手は新郎さん新婦さんのおふたりだけじゃない!って思ってます!

石井:おふたりだけじゃない!っていうのは、どういうことですかね。

音:今インスタのアカウントを開設して活動してて。
ありのままの自分の心に素直になれる場所、心のありかを残せる場所っていうのを作りたくて始めたんですけど、それは相手が誰とかじゃなくて、自分の思いを言えないとか、固定概念にとらわれた人に向けて自分がやってることで。
そういう過去の私みたいな人を救いたいっていうのが1番強い思いなんですほんとは。
その上で、新郎新婦さんも結婚式も大好きやからこそ、新郎新婦さんの本当の想いとかに寄り添っていけるようなプランとか映像を作っていきたいっていうのがあって。

石井:過去の自分っていう部分をもう1回教えていただいてもいいですか。私みたいな人っていうのは。

音:ほんとに固定概念に縛られて、自分はこうしたいっていう想いがあるけど、それは言えずに、人に「こうしたら?」って言われたことに対して、あ、はいみたいな。
こうしなって言われたから、ただはいはいはいって流してるだけみたいな。
周りの意見に流されて、みんながしてるからこれしようとか、自分はほんとはこう心では思ってるけど、みんなはこうしてるからこうしやなとか、思ってること全く言えない。そういう自分。
そういう人に向けての活動を今、始めてるっていう感じです。

石井:なるほど。それって小学生の頃ってことなんですかね。

音:うーん。そうですね。小中高全部かもしれないです。
学級役員とかになったとしても、誰かのその想いを叶えるためには、自分はどう動いたらいいやろうとか、自分はこうする方がいいと思うっていうのがあったとしても、別の子が意見言ったらそれに合わせて自分はどう行動しようみたいな。
全部相手に合わせてて行動してた。

石井:じゃあ進路自体は完全に自分の意思で決めたけど、それ以外の部分、日頃の立ち振る舞いみたいな部分だと、周囲に流されることが、高校生まではあったんですね。

音:ほんとにそうです。

石井:なるほど。ありがとうございます。
今の活動は、いつまでにどんな風にしたいみたいなのってありますか?

音:あー。特には決めてなくて。
今は新しい出会いを大切に、出会いって大切やって思ってるからこそ、いろんな人に出会えてるけど。
だからこそ、今まで出会った人っていうのに、全然自分がこう感謝の言葉とか伝えれてないからその方たちに何かしたいって、今は思ってて。
自分の心の中に抱えている、誰にも言えない想いを吐き出せる場所っていうのを作って、それに対しての返事が来たりとか、想いに共感してもらえる人に出会えたら、それって、なんか、その人にとっても、ちょっとでも気持ちが楽になるんじゃないかって思って。

今はありのままの心のままを残せる場所っていうのをインスタで作ってお手紙書いてもらって送ってもらってって、活動してるんですけど。
あとなんか、それもどう成長したいかって言われるよりかは自分の、今までの出会い、高校とかの出会いも出会いじゃないですか。学生の頃の友達、地元の子って専門の子とか、出逢えたのは当たり前って思いがちやけど、実は奇跡で…
そのありがたさを忘れてた部分に気づきました。
だからこそまずは、これまでであった人になにかしてあげたい!
なんかみんなにこう自分と向き合う時間を提供したいなっていう想いがあ触れてきたって感じです!

石井:みんなにっていうのは、まあ、あの届けられる範囲でっていうことなんですかね。その全ての人がみんなみたいなニュアンスではない。

音:初めは、自分がこれまで出会った人に対してやってたんですけど
最近は声をかけてもらうことも増えてきて。なんかどういう活動か聞きたいですみたいな、
まだ大々的にこんなアカウントですって言ってないから、興味持ってくれた人が声かけてくれています。
ゆくゆくは、いろんな人の支えになりたいと思ってるけど、無理に宣伝して広げたいっていうよりかは、知ってる人は知ってるような場所になってほしいなっていうのはちょっとあります。

石井:それは、音さんのやりたいことと、大々的に宣伝するっていうのがそぐわないからですか?

音:いや、手紙を使うんですけど、今その宛先が自分の家になってて。
いつも私考えすぎると行動できないタイプやから、今回も考える前に行動しようと思ったら、そこに今ぶち当たってて。
大々的に言っちゃうと、自分のプライバシーを晒すことになっちゃうんですよね。

サービスはこちら!

石井:じゃあ、サービス自体にこうなってほしいから、広げたくないとか大々的に宣伝したくないってわけではなくて、もっと現実的な部分で壁があるんですね。

音:そうなんですよ

石井:なるほど。もし、それが全部解消できたとしたら、サービスにどうなってほしいですか。

音:世の中って、色んな見えないルールみたいなのに縛られてるって思うんですよ。
高校卒業したら、なんとなく大学行って、進学しとかなとか思ってる。
その人はなんで進学を選んだのかわかってないから、4年間ただただ過ごしただけやと思うし、親は警察官やから自分も警察ならなとかっていうのもあるだろうし、まわりがお前賢いからどうせあそこ行くんやろって言うのもあると思うけど。
その子は、ほんとは映画俳優になりたかったとか言えへんまま、警察官になっちゃったら後悔しか残らないじゃないですか。
そういう見えへんルールとか、固定概念とかが多すぎて、それに縛られてる人って、どれぐらいいるんやろみたいな。
それを吐き出せる場所が1つでもあれば。自分はその吐き出したその恩師の方に言えたから、これでって受け入れられたけど、受け入れられる空間っていうか素直になれる時間とか空間を提供できたら、もっといろんな人が幸せになるのになとか思ったりします。

石井:じゃあ、その現実的な制限を解消できたら、それぐらいにはしたいなと。

音:ええ、もうめっちゃしたいです。ほんとに、はい。

石井:でも意外と、逆算みたいな考え方もあるんですね。

音:うんうんうんそうですね。やっぱり本質の想いの部分は変わらんから、思いを形にしたいっていうのもそうやし、人生はありのままが素敵だよってこともそうやし、今掛け替えのない一瞬に繋がるよっていうことも、もう全部自分の行動はそこが原点だから。
そう思うとその想いのもとで逆算してるのかもしれないですね。

石井:なるほど。今までの選択を後悔してますか?

音:小学校の頃に感じたことを、中学校の頃は後悔してたし、専門学校のに入ったことも、専門学校時代には後悔してたんですけど、今思ったら不登校になったから、こうやってブライダルを知れてるし。
人生ありのままが素敵だよって伝えたいって思えてるし、
専門学校に入ったからこそ、逆に全国にはこんな熱い想いを持った人がいるんだって気づけてるし。
学校辞めたけど辞めたからこそすっごいたくさんの出会いとかご縁があったし、そう思ったら、どんな辛いも苦しいも、全部が自分で、それでいいやって思えて、今までしてきた後悔とかも全部なくなったし、今は全く後悔してないです。
むしろこれでよかったし、逆に学校辞めてなくても結局後悔しないと思うから、どんな選択しても、その時その時で選んできた選択が今の自分作ってるんやなって思ったら、全然後悔はしないです。

石井:ありがとうございます。言い残したことがあれば伺いたいんですけど、どうでしょうか。

音:今まで感じてきたことは点になってたんですけど、こう線で繋がったような感覚になって、多分整理ができたのかなって。

石井:読んでくださる方に伝えたいことはありますか。

音:伝えたいこと…やっぱり今、辛いとか、苦しいとかとか、人にはそれぞれあると思うけど、でもなんかそういうのって、結局は、なんて言うんやろ。今の自分を作ってくれてて。
ここにこういうことがあったって、こんな嫌なことがあったっていうのも、こんないいことがあったっていうのも、全部全部自分自身になってて。全部は見えへんけど、結局今ってこう、大きく広く見てみたら、全部の点をつなぐことができて、それが今の自分になってるから。
どんな状況でもどんな感情でもそれすら自分自身って受け入れることができたら、きっと人生楽しくなると思うし、豊かになると思うから、なんか、それに気づいてもらえたらいいなって思います。

あとがき

「ありのままでいいんだよ」というメッセージは、きっと多様性なんて概念が流行るずっと昔から存在したはずなのに、今なお、その言葉を受け止めるのはとても難しいことであるように感じます。

その一因は「ありのままでいる」方法を誰も教えてくれないことにあるんじゃないか、なんて思ってしまうのですが、少なくとも音さんはそのやり方を知っていて、そしてそれを自分にできる全ての手段で実現しようとしている。
その先には、どんな世界があるんでしょうか。

もっともっとたくさんの人に、彼女の見ている世界が広がってほしいと、そう思わざるをえませんでした。
これからのますますのご活躍を、心からお祈りしています。

インタビュー担当:石井

編集協力:かがみゆきこ

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