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病気になったってことは今まで生きてきた道が自分に合ってなかったからで、もう1回自分の生き方を見つめ直した方がいいよって思う人

こぼれてしまいそう。あふれてしまいそう。どうしようもないなって思ってたのに、でもどうしようもなくて、悲しいっていうか悲しいんじゃないんだけど、しんみりっていうか、冬の寒い日の風の冷たさにほほを撫でられたときの気分というか。
そんな気分じゃないのかもしれないが、まんまんが一でもそんな気分じゃないのかもしれないが、どうでもいいかと思って思われなくてもいいのだが、けんだまして毎日生活、時間つぶして過ごしてる気がしていて、たまにはそうじゃない、カードゲームでもやろうと思って、手元にあった、トランプを、もってきて、もちだしてきて、引き出しからセロファンテープをもってきて、それで、何を、何をするのかいっさいがっさい忘れてしまった気がする。
悲しいかもしれないけれども、その、悲しさってやつがよくわからないでいる。
今、幸せですか? と聞かれれば幸せです。
感情はどうですか? と聞かれれば分からないと答えます。
幸せと感情は、関係性があるのでしょうか? いっさいまったくわからないんですよね。困りますよね。誰かが教えてくれるかもしれませんが、現代めっぽう強い科学が教えてくれるかもしれませんが、縷々まちがうこともある科学です。万能の剣はありません。無辜の杖もあったもんじゃありません。
悲しいか? と問われれば悲しいかもしれないですね、とうそぶいて答えることを覚えた次第です。春ですね。もう五月の足音が。
と思う2024年4月20日17時53分に書く無名人インタビュー740回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 侑菜 さんです!

年齢:20代前半
性別:女
職業:就労移行支援施設に通所中


現在:社会の荒波にもまれて、人と合わせなきゃいけないっていうのが、ちょっとプレッシャーになっているかなっていうのも今はありますね

🐳くじら:
今、何をしている人でしょうか?

侑菜:
今現在会社の方を休職していて、就労移行支援施設っていうところに通っております。

🐳くじら:
会社を休職されたのはいつ頃なんですか。

侑菜:
去年の2月ですね。

🐳くじら:
もう1年以上通われている?

侑菜:
通い始めたのは8月頃なので、半年ちょっとですね、

🐳くじら:
なるほど、今の生活のリズムはどんな感じなんですか。

侑菜:
就労移行支援施設に、今ちょっと体調が悪いので、今13時から15時まで通っていて、帰ってくるのが5時頃。買い物などがあれば5時半頃に帰ってきてそこから自分の趣味とか、家事とかありまして、大体寝るのが12時頃ですかね。

🐳くじら:
就労移行施設支援では何をされてるんですか。

侑菜:
今は1週間の振り返りが月曜日にありまして、週にできたことできなかったことと目標を立てたりするっていうのが月曜日にあります。その他の曜日では、与えられた課題をこなしたり、講義形式の訓練と呼ばれるものを受けたりしてます。

🐳くじら:
なるほど。今の気持ちというか、生活していてどんな気分ですか。

侑菜:
まだちょっと体調が整わないのが不安で、なかなかちょっと自分の思うようにいかなくてもどかしい気持ちですかね。

🐳くじら:
体調ってのはどういった不調があるんですか。

侑菜:
私は発達障害のASDとADHDともう一つ双極性障害というものを抱えていて、そのうちの双極性障害の方の調子がなかなか良くならず。ちょっとそこで鬱のような症状が出てしまって、朝起きられなかったりだとか、時々なんですけどちょっと微熱が出て、休むことになってしまったりだとかそういうことが今起きてますね。

🐳くじら:
会社を休職されたのはどういったきっかけだったんですか。

侑菜:
会社の人間関係が発達障害の方でうまくできなくて徐々に居心地が悪くなっていて、最終的に2次障害として双極性障害になってしまって休職したっていう流れですね。

🐳くじら:
いろいろASDとかADHDとか、そういった障害をお持ちであるっていう自覚はいつ頃からあったんですか。

侑菜:
自覚としては高校生ぐらいからあったんですけど、実際にこうやって生活に支障が出るようになったのは社会人になってからですね。高校生のときは与えられたものをやってれば済んでいたので、どうにかなったんですけど。友達関係とかもあんまり深く関わらずにいても先生から何も言われることもなかったですし、これといじめられるようなこともなかったので大丈夫だったんですけど、社会人になると、上司との関係だったり先輩との関係だったりっていうのがあると思うんですけど、そこがちょっとうまくいかず。雑談ができなかったりとか、同じ職場で働いてても多分私1人がちょっと協調性がない、みんなの輪から外れたところにいるっていうことが度々起こってしまって、そこで自分的にはちょっと違うんだなっていうのをひしひしと感じました。なので診断が下りたのは社会人になって休職してからですね。

🐳くじら:
逆に得意なことは、ご自身で何かなって思いますか。

侑菜:
得意なことは、仕事の内容的にテレビの字幕の制作をしていたので、タイピングは人並み以上に早いかなとは思います。ちょっと実務的な話ですけど。

🐳くじら:
テレビの字幕を制作されていたんですか。

侑菜:
はい。生放送の字幕を裏で作ってました。

🐳くじら:
そうなんですね。それはいつ頃からその仕事をされてたんですか。

侑菜:
専門学校卒業してからすぐだったので2021年の4月とかですかね。

🐳くじら:
2年ぐらいこのお仕事をされてた?

侑菜:
そうですね、はい。

🐳くじら:
字幕のタイピングをしてやっていくってどういうきっかけでそういう仕事に就くんですか。

侑菜:
私の場合は友達に難聴の子がいたんで、その方がテレビに字幕があるとすごい便利だっていう話をしていて。たまたま学校に来てた求人の中に字幕制作の求人があったので、友達の役にも立てるかなと思って私はそこに申し込みました。

🐳くじら:
へえ。ちゃんとそういうポジションの部署があるんですね。

侑菜:
字幕制作部っていうところがあって、主に聴覚障害の方だったり、高齢者の方だったり向けに、テレビの字幕ボタンがあると思うんですけど、そこを押すと出てくるあの文字を全部裏で打ってました。

🐳くじら:
ふうん。なるほど。わかりました。今は就労移行支援に通われてるということですが、次の仕事でどんなお仕事がしたいなとかそういう目標とかはありますか。

侑菜:
次はちょっとまた違うんですけど、システムエンジニアにちょっと憧れがありまして、それに挑戦してみようかなって思ってます

🐳くじら:
エンジニアっていうと、もうパソコンで結構専門的なことをされるっていう理解で合っていますか。

侑菜:
合ってます。プログラミングとかするやつ。

🐳くじら:
今は勉強もされてる?

侑菜:
いや、その勉強は就労移行の方ではやってないんですけど、個人的にウェブ開発の方の勉強をしようかなと思っていろいろ本とかは買ってますね。

🐳くじら:
これから始めようかなという?

侑菜:
そうですね。はいこれから始めようかなとは思ってます。

🐳くじら:
では、侑菜さんご自身の性格は何と言われることが多いですか。

侑菜:
マイペースってよく言われますね。結構自分のペースで物事を進めることが多かったので、ちっちゃい頃からマイペースだねとかよく言われてましたね。

🐳くじら:
なるほど。他には何か言われたりしますか。

侑菜:
他は、これは友達が言ってたんですけど責任感があるっていう話はされました。

🐳くじら:
どういう場面で言われたんですかね。

侑菜:
調子を崩したのが今回2度目なんですけど、一度目に休職をしたときに地元に帰ってたんですよ。そのときにうちの親が友達が働いてるところに行ってその話をしたら、「ああ、侑菜は責任感があるからね」っていう話をされたっていうのを親づてに聞きました。

🐳くじら:
ということは体調崩した原因として、責任感が強いからっていう意味合いって言われたってことですか

侑菜:
多分その意味合いで言われたんだと思います。

🐳くじら:
ご自身としては、どうでした?それを聞いて。

侑菜:
いや、自分ではあんまり自覚がなかったので、そんなに責任感あるタイプだったのかなって。何かそう見られてたことが一番びっくりでしたね。

🐳くじら:
そうなんですか。ちょっと意外だったというか、

侑菜:
そうですね。ちょっとそういう一面があるっていうのを、しかもその友達と遊んでたりもしてたんですけど別にそんなに責任感あるようなところを見せた覚えはなかったので、他の人から見たらそう見えてたんだっていう驚きはありましたね。

🐳くじら:
自分のペースで物事を進めるマイペースなところに関しては結構小さい頃からそうだったかなっていう印象ですか。

侑菜:
そうですね。マイペースっていうのはもう本当に幼稚園の頃からずっと言われていて、人と争うことをあまり好まなかった人だったので、本当になんかもう幼稚園の頃からそのおばあちゃんとか親戚とかから、侑菜はマイペースだよねっていうのを結構言われてたと思います。

🐳くじら:
じゃあもうそれはあんまり変わっていない、ずっとそんな感じっていうことですかね。

侑菜:
でも社会の荒波にもまれて、人と合わせなきゃいけないっていうのが、ちょっとプレッシャーになっているかなっていうのも今はありますね。

🐳くじら:
何かご自身で自分の性格についてどう思ってますか。

侑菜:
結構、何て言うんですかね、適当な人間だと思っていたので、適当だけど変なところが繊細かなと思っていて。上手に自分を表せなかったりとか、あと変なことで傷つきやすかったりとかするので、そういうところは自分で言うのもあれですけどちょっと繊細な部分があるのかなとは思ってます。

🐳くじら:
例えばどんな場面で傷ついたりするんですか。

侑菜:
例えば自分以外の社員さんが雑談をしてるとかそういっただけでも結構精神が削られていくので、何か自分が入れないとか入らなきゃいけないのかなとか、なんかいろいろ考えてしまったりとかして、そこでちょっと精神が削られたりとか。で、それを結構引きずるタイプなので未だに鮮明に覚えてたりしてて、そういうところが変なところで繊細なのかなって思ってます。

🐳くじら:
人間関係が出てくる場面で傷つくかなってことですかね。

侑菜:
そうですね。結構人間関係で神経すり減っていくタイプですね。

🐳くじら:
その逆で適当な人間だと思ってたのは何かどういう具体的にどういう感じだったんですか。

侑菜:
結構適当な人間だなって思った部分は、これ適当かどうかわかんないんですけど仕事をやってるときに、生放送番組以外の仕事で収録番組に字幕をつける仕事もやってたんですけど、すごいミスが頻発してしまって。でも、そこはもしかしたら発達障害の不注意の部分が出てる可能性もあるんですけど、あまりにもミスが多すぎて先輩に呼ばれたりとか、そんなことがあったので自分は適当なところがあるんじゃないかなって思ってます。

🐳くじら:
自分の性格的にちょっと適当でもいいやっていうわけではなく、何か知らず知らずのうちにちょっと適当にやっちゃっているっていう感じですか。

侑菜:
そんな感じですね。多分無意識のうちに自分の適当さが出ちゃってるんかなって思ってます。

🐳くじら:
ADHDだとそういうちょっとミスが多いっていうのを聞いたことがあるんですが。

侑菜:
それもあるのかなとは思ってるんですけど。にしてもちょっとミスが多くて。一つの収録番組で20個ぐらいミスをしてしまったことがあって、ちょっとこれはやばいなって思ったことがありましたね。

🐳くじら:
そういう注意を受けたときに、結構へこむ双方ですか。それとも割と丈夫な方ですか。

侑菜:
結構へこむ方ですね。今まで学生時代は優等生として過ごしてきたので注意を受けることがあんまりなくて、その注意の受け流し方とかをよくわかってないところがあるんだと思います。

🐳くじら:
もう結構正面から全部受け止めてしまうような?

侑菜:
そうですね、そんな感じです。

🐳くじら:
わかりました。最近楽しかったこととか嬉しかったことって何かありますか。

侑菜:
最近は、推しがいるんですけど、推しがイベントに出てそれを見に行ったことが楽しかったですかね。

🐳くじら:
推しさんはどんな人か聞いても大丈夫ですか。

侑菜:
大丈夫です。今度5月22日にメジャーデビューをする華MEN組というグループがあるんですけど、その最年長のユウキさんっていう方が私の推しですね。

🐳くじら:
アイドルですか。

侑菜:
そうですね。歌謡アイドルグループ、歌謡曲を中心に、平成のポップスも歌うみたいなちょっと変わったグループなんですけど。

🐳くじら:
そんなジャンルが。でも、今度メジャーデビューされるってことはマイナーというまだインディーズの?

侑菜:
まだCDは出してないので、今デビュー前のプロモーション活動的な感じでいろんなイベントをやってるっていう感じですね。

🐳くじら:
推しさんのどういうところが好きなんですか。

侑菜:
元々好きになったのが、ダンスをやってらっしゃってて、そこからハマったんですけど。そのダンスは男性があんまり踊らないようなダンスジャンルで、もうすごく綺麗なシルエットとか、すごい綺麗なダンスをされる方だなって思っていて。初めて見に行ったときに交流時間があったのでちょっと挨拶をさせてもらったんですけど、そしたら1回で顔と名前を覚えてくださって。それでこの人は本当にファンサが神だなと思ってそこから推すようになりました。

🐳くじら:
1回で。それはすごいですね。

侑菜:
本当に会える推しが初めてだったので、そこからずぼずぼと沼にハマりましたね。

🐳くじら:
何か具体的に会いに行くのとか推し活みたいなのって趣味みたいな感じですか。

侑菜:
そうですね。推し活は趣味ですね。

🐳くじら:
そのイベントに行ったりとかする以外にも何かやられてますか。

侑菜:
それ以外は、特には今のところはないですかね。イベント行ってCDの予約をして、写真を一緒に撮ってとかそんなことをしてます。

🐳くじら:
そっか、やっぱ直接会うのがメインっていう感じなんですね。

侑菜:
そうですね。元々は踊ってみたの動画とかをあげてらっしゃったんですけど、今やっぱりメジャーデビューということで、多分今後はやっぱり難しくなってくるんじゃないかなっていうことで。今までは結構動画とか見て応援してたんですけど、今はYouTubeに動画とかあげてるのでそれを見たり、生放送があったらそれを見に行ったりとかはします。

過去:友達の作り方っていうのを知らずに育ってきてしまったので、実際仲の良い人たちの前ではすごい明るいんですけど、まだそんなに知らない人たちの前ではすごいおとなしいタイプの人間

🐳くじら:
子供の時はどんなお子さんでしたか。

侑菜:
子供のときは結構クラスのリーダー格というか、クラスのみんなをまとめる役を結構やってたと思います。

🐳くじら:
学級委員長とかって感じですか。

侑菜:
学級委員ではなかったんですけど、なんていうんですかね、ムードメーカーというか。学級委員は別の頭のいい子がいたんでその子が結構やってて、うちはどっちかというとそのみんなを遊びに誘ったりとか、遊びの中心になってこれやろうって決定したりとか、そういう感じのをやってましたね。

🐳くじら:
もう友達もいっぱいいて、っていう感じですか。

侑菜:
小学校まではそうですね。小学生の頃とか幼稚園の頃は人数が少なかったので、幼稚園の頃は最終的に5人だけになってしまって、小学生の頃は1クラスしかなくって10人ちょっとだったんですよ。11人ぐらいしかいなかったのでその中では結構活発に動いて、みんなを外に連れ出したりとかやってましたね。

🐳くじら:
中学生はどうでしたか。

侑菜:
中学生のときは人数は同じままだったんですけど、1人の女子から嫌われてしまって。それで、そんな病院に行くほどまでじゃなかったんですけどちょっと精神を病んでいたというか。結構落ち込んで毎日学校に行くのが苦痛だったんですけど、親が無理やり行けって言ってたので、無理やり通ってたっていう感じではありましたね。

🐳くじら:
嫌われて、何か具体的にされてたんですか。

侑菜:
無視をされたりとか、あとはすれ違いざまに舌打ちをされたりとか。そんなことはされてましたね。

🐳くじら:
その1人からってことですか。集団で何かっていうわけではなく?

侑菜:
いやそうですねその1人だけでしたね。

🐳くじら:
そんな一対一で。

侑菜:
そうなんですよ。一対一でやり合ってたというか、うちは別にそんなに敵対はしてなかったんですけど。元々すごい仲の良かった子だったので、急に態度がコロッと変わっちゃって、

🐳くじら:
不可解ですね、それは。

侑菜:
最後卒業した後にその子の親とうちの親が会うことがあって。うちのことを何でそんな嫌ってたのかって聞いたらしいんですけど、どうやら男子と仲良くできてるのが羨ましかったっていう嫉妬からうちのことを嫌ってたみたいで、女子の嫉妬って怖いなって思ってました。

🐳くじら:
その子に具体的に何か嫌なことをしたとかではなく?

侑菜:
もう、そうですね、その子は結構男子とうまくやれない子で、男子といつもしょっちゅう対立とかし喧嘩してた子だったので。それに比べてうちは男女関係なくまんべんなく仲良かったので、それがどうやら嫉妬の対象になったらしいです。

🐳くじら:
へえ。どうしようもない。

侑菜:
はい、そうなんですよ。うちではもう解決のしようがなかったことだったので。

🐳くじら:
しかも後から聞いて。

侑菜:
もう、そうなんですよ。

🐳くじら:
なるほど。高校生はどうでしたか。

侑菜:
高校生のときは1年生のときは、みんなが友達を作ろう作ろうって言って作ろうとしてたので何とかその場にいれてもらってはいたんですけど、1年生の頃に特別進学クラスにいて、2年生の頃に特別進学クラスから降りたんですね。降りるとやっぱり他の子たちはもうグループができてるので、うちはどこにも所属できなくって、1人でご飯とか食べてましたね。その代わりと言ってはあれなんですけど、部活の方で結構友達というか仲いい子たちがいたので、よく部室でご飯とか食べてました

🐳くじら:
部活は何をされてたんですか。

侑菜:
部活は文芸図書部っていう図書委員と文芸部を掛け合わせたものと、放送部っていう二つの部活を兼務してましたね。

🐳くじら:
特別進学クラスっていうのはどういうものなんですか。

侑菜:
その学校では国公立の大学を目指すっていうのが特別進学クラスの指針というか目標だったので、いわゆる私立文系とか私立理系とかはもう眼中にはなく。本当に国公立の高い倍率の学校に入学することを目的とした、いわゆるその模試とか入試のときに上位を取った人たちが入るクラスが特別進学クラスでしたね。

🐳くじら:
2年生になって普通クラスに移ったっていうのはどういう理由なんですか。

侑菜:
私が行きたかった大学が私立だったんですよ。先生にそれを話したら、お前はそこには行くなっていう話をされて。じゃあどこに行けばいいんだろうっていう迷いが生まれてしまって、国公立大学に進んでもやりたいことないしなと思って2年生になって降りましたね。

🐳くじら:
自分の行きたい大学進学のため?

侑菜:
そうですね。結局大学には進学しなかったんですけどそのときは行きたい大学があったので、一旦降りようっていうことで降りました。

🐳くじら:
なるほど。最初小学生の頃とかはもう友達をすごい誘ってっておっしゃってましたが、高校あたりは、普通クラスに移って、その後あんまり友達を作れなかった?

侑菜:
そうですね。ずっと同じようなメンバーで中学までやってきたので、友達の作り方がわからなかったんですよ。友達の作り方っていうのを知らずに育ってきてしまったので、実際仲の良い人たちの前ではすごい明るいんですけど、あんまり仲の良くないって言ったらあれですけどまだそんなに知らない人たちの前ではすごいおとなしいタイプの人間なので。友達の作り方を知らなくっておとなしい人間だったので誰も声をかけてくれなかったんで、もう既にグループもできていましたし、みんなそこで満足していたので、孤立していたっていうとちょっと悪くは聞こえると思うんですけど、自分的には部活に友達がいるからいいかっていう感じではありましたね。

🐳くじら:
部活の方を楽しんでいたっていうか?

侑菜:
そうですね。部活の方でずっと遊んでました。

🐳くじら:
高校卒業後の進路等はどういう感じだったんですか。

侑菜:
結局私はその後は専門学校に行くことになりまして。ちっちゃい頃からの夢で作家になりたいっていう夢があったので、もう専門学校行くならここが最後のチャンスじゃないかなと思って、小説創作科って言って、小説に特化した学科のある学校の方に進みました。

🐳くじら:
小説創作科。

侑菜:
小説を創作する、その名の通りの学科なんですけど、そこに私は行くことになりましたね。

🐳くじら:
そこでの生活はどうでしたか。

侑菜:
結構授業自体はすごい楽しくって、毎日楽しかったんですけど、ただ通学が片道3時間かけて通っていたので。なかなか一人暮らしをさせる余裕も実家になかったので、地元電車が走っておらず、車で30分かけて最寄り駅まで行き、そこから電車で2時間半かけて通ってました。

🐳くじら:
毎日もう通学時間で大幅に取られてしまう?

侑菜:
ほぼ通学のために時間を割いてたようなもんですけど、その間に全部課題とかをこなせてはいたので。乗ってた電車が結構ボックス席の電車だったので、個人的に作業するのはすごい向いてたので、すごいそこで全部課題をこなしましたね。

🐳くじら:
その後にテレビの字幕制作のお仕事へ、っていう流れですか。

侑菜:
そうですね。そんな感じの流れです

🐳くじら:
作家になりたいっていう夢は、その後どうなったんですか。

侑菜:
今でもあるんですけど、14歳のハローワークっていう本があって。本当にやばくなったら作家になろうって思ってます。本当に多分会社に自分の体質が合わないなとか、なんか働いていけないなって思ったときに作家を目指そうかなって。一つの逃げ道として用意してある感じですね。

🐳くじら:
普段、創作活動とかはされてるんですか。

侑菜:
普段は他の趣味にちょっと走っていて、今はそんなに毎日ではないんですけど時折書きたいときに書いたりとかはしてますね。

🐳くじら:
わかりました。ご家族はどんな感じでした?

侑菜:
家族構成の話ですかね。

🐳くじら:
過去を振り返って家族が何か自分にとってどういう存在だったというか。

侑菜:
結構未だに迷惑かけてるなっていうのと、結構なんか言っちゃあれなんですけどうちの親は結構昭和的な考えをする人で。働いてない人は悪みたいな感じとか、そういう考えをする人たちなので、なかなかちょっと今の時代には合ってないかなっていうのは正直あるんですけど。でも専門学校までは学費はローンで借りたんですけど、専門学校に行くことを許してくれたりとか、ちょっとだけですけど自主性を尊重してくれてはいたのかなとは思いますね

🐳くじら:
家族構成だとどんな感じでしたか。

侑菜:
家族構成は母と父と妹1人ですね。

🐳くじら:
家族仲はどんな感じですか。距離感というか。

侑菜:
どうなんですかね。結構うちの父と母が衝突することがあって、それはうちの父がお酒を飲みすぎたときに限ったことなんですけど。うちの父がお酒に弱いのに、セーブをせずにガンガン飲んで泥酔して最終的に母に怒られるっていう流れをずっと見てきます。

🐳くじら:
結構際限なく飲んでしまうんですね。

侑菜:
セーブが効かないらしくてなんか自分がどこまで飲んでOKなのかを理解していない人なので、ずっと飲み続けて、結局本当に徒歩10分ぐらいのちょっとしたスナックみたいなところに飲みに行ったときも、足腰が立たなくって車で帰ってくるとかよくありましたね。

🐳くじら:
それはもう、小さい頃から結構そういうのがずっとあった?

侑菜:
小さい頃からありました。ときには母が携帯を投げつけて窓ガラスを割ったこともあります。

🐳くじら:
なかなか激しいですね。

侑菜:
はい、離婚届を突きつけていたところも何度も見ました。

🐳くじら:
そうなんですか。

侑菜:
そう考えると普通ではないのかなって思うんですけどね、ちょっと変わった家庭ではあるかなと思います。

🐳くじら:
普段の雰囲気としてはどうなんですか。明るいとか、ちょっと不穏とか。

侑菜:
普段は全然明るいんですよ。仲いいときはめっちゃいちゃいちゃしてるし、子供の前で何か後ろから父が抱きついてたりするのを見たこともあるので、それを許してる母の心情がわからないというか、そんなに嫌ってるのになんでそれを許してるのかっていうのがよくわかんなかったりしてたんですけど。何とも言えないですよね、よくわからない。

🐳くじら:
妹さんはどんな方ですか。

侑菜:
妹は結構人付き合いも上手いので、普通になんか高校出てすぐ働き始めたんですけど、今は神社の巫女さんをやっていて。正社員で巫女があったのでやりたいって言って、そこを選ぶあたりは変わってると思うんですけど、全然うちよりも人付き合いがうまいので、友達作ったりするのも上手いですし、同僚と関わるのも上手いですし。妹はどっちかって言ったら母親に近い感じがしますね。母親がそういうタイプなので、結構誰とも付き合えるというか、表向きだけだったりするんですけど、それでも仲良くみせることはできるので、そういうところは母と妹は世渡り上手というか、そんなところがありますね。

🐳くじら:
侑菜さんご自身の障害に対する理解としては、どんな感じなんですかね。

侑菜:
それが障害に対する理解がほぼなくて。この前年末年始に実家に帰ったときに怒鳴られて、早く仕事をしろとか。そのときもすごく不安定だったのでお風呂になかなか入れなかったんですよ。それを伝えたらそれは病気じゃない、甘えだって怒られて、もうそういうところでは昭和の考え方を持ってる方なので、あんまりわかってもらえないなっていうのはちょっとありますね。

🐳くじら:
甘えって言われた。

侑菜:
そうなんですよ。そのときは本当にショックで、マジでここでこういうことを言うのはどうかと思うんですけど、マジで死のうかと思っちゃって。就労移行支援施設の人に大晦日なのに連絡を取って、何とかなだめてもらいました。

🐳くじら:
ちゃんと職員の方も対応してくださったんですね。

侑菜:
そうなんですよ。すごい優しい方々がいて、2名ほどだったんですけど対応してくださいましたね。

🐳くじら:
それは良かったですね。何か頼る先もあって。

侑菜:
そこは就労移行校に通っててよかったなと思いました。

未来:本当にもう1ヶ所にしがみついて頑張ろうってうちは思ってた人間なんですけど、そんなことはないよって

🐳くじら:
では5年後10年後、あるいは死ぬときまでを想像していただいて、ご自身の未来についてどういったイメージをお持ちですか。

侑菜:
多分長生きはしないんじゃないかなと思っていて。結構双極性障害の方の寿命とかって結構短いらしくて、やっぱり体調とかが良くなかったりするので。なので個人的には5年後とかには、独立してやっていけるようになりたいなと思っていて。システムエンジニアとして独立してやっていけるようになりたいなと思っていて、10年後とかも個人で仕事を請け負って仕事をしながら、自分の好きなことをやって。多分彼氏とかはできないと思うので、1人で天寿を全うするんじゃないかなって。天寿を全うできるかわかんないんですけど、うつがひどくならなければ天寿を全うするか、うつがひどくなってしまったら、もしかしたら早めに死んじゃう可能性もあるかなって考えてますね。

🐳くじら:
心穏やかな時期は、感覚的にきそうだなというか、もう自分に訪れそうだなっていう感じはありますか。

侑菜:
多分1人で仕事をやり始めれば結構心穏やかになるんじゃないかなと思っていて。人間関係が苦手なので、1人で黙々と仕事ができれば多分それが自分の幸福なんじゃないかなと思っていて。なのでとりあえず今はシステムエンジニアとして独立するっていうのが一つの目標であり夢でもありますね。

🐳くじら:
なるほど、わかりました。お仕事自体は好きというか、苦ではないっていうか、どんな感じなんですかね。

侑菜:
好きなことをやってる分には全然苦ではないので。多分システムエンジニアも、小学生でもできるって言われてるプログラミング言語を使って遊んだりするのが好きなので、多分システムエンジニア自体もそんなには苦にはならないんじゃないかなって思っていますね。テレビの字幕制作も、仕事自体は全然苦ではなかったので、生放送の字幕とか打つの結構楽しかったんで、人間関係を除けば、多分好きというかちゃんとやろうと思えばできるんじゃないかなって思ってます

🐳くじら:
やっぱりネックというか不安定になるのは人間関係の部分っていう感じですかね。

侑菜:
人間関係の部分が一番ネックになってると思います。

🐳くじら:
プライベートっていうの人付き合いは、なんかどれぐらいあるんですか。

侑菜:
プライベートは本当、人付き合いほぼなくって。今うち配信とかで遊んでたりもするんですけど、配信でできた友達とか、通話したりすることとかはあるんですけど。あとは推しのファン友達、ファンと友達になったりとかするんですけど、そこまで頻繁に連絡を取ったりとか一緒に遊びに行こうとか、そういうことはほぼないですね。なにせちょっと友達の作り方がわからないので、向こうから話しかけてきたら友達にはなれるけどっていう感じですね。

🐳くじら:
自分からはあんまり?

侑菜:
そうですね。自分からは行かないですね。基本1人でも楽しめちゃう人間なので、友達がいないと楽しめないっていう人もいると思うんですけど、うちは全然1人でも楽しめちゃう人間なので、あんまり友達が欲しいと思ったことはあんまりないですね。

🐳くじら:
もうそもそも気持ちに、そういう動機があんまりないっていうか。

侑菜:
そうですね。結構人によってはその友達を作ることが生きがいみたいな人もいると思うんですけど、うちの場合は本当に1人で推しを推すとか、1人で活動するとかそういうのも全然苦じゃないので。これ動画とかで見て思ったんですけど、普通の人間って社会っていう枠の中にいるんですけど、うちの場合は社会っていうわけじゃなくって島に行って、必要があれば社会に橋をかけて渡ってくるっていうタイプの人間なんですよ。なので周りに人がいるっていうのが普通のことではないっていう感じで。社会の中に入っていくために、わざわざ意を決してはしごをかけてそこに向かっていって、結構社会のルールとか友達の作り方もわからないので、そのルールとかに翻弄されながら社会の中で生きてるって感じですね

🐳くじら:
島っていう自分のテリトリーに行って、必要なときにちょっと社会の中に行くっていうのが向いているタイプ。

侑菜:
そうですね、はい。

🐳くじら:
人間関係、人との交流を通して得られる栄養というか、人間関係を求める人ってそれが好きだから多分あると思うんですけど、そういうのがあんまりないってことですかね。

侑菜:
そうですね、そういうことはほぼないですね。

🐳くじら:
質問の最初の答えで1人で天寿をっていうふうにおっしゃってましたが、最初ネガティブな意味なのか、そうでもないのかどっちなのかなってちょっと思ったんですが、個人としては別にそれで、不足はないというか?

侑菜:
あんまりそこに対して何か悲しいとか思ったりはしないですね、切ないとか。それが当たり前なのかなっていう感じなので。

🐳くじら:
まずはお仕事を独立できるように、そういうステップを踏んでいくっていう感じですかね。

侑菜:
そうですね、そんな感じです。

🐳くじら:
侑菜さんは何か変なところで繊細っておっしゃってましたが、もしそういう繊細さがなく、図太いような性格だった場合、どういう人生だったと思いますか。

侑菜:
多分まず病気にはかかってないかなって思ってます。双極性障害とかにはならず、多分普通に、たとえ1人でも全然普通に仕事をして、多分同じ仕事をずっと続けていたのかなとは思いますね。

🐳くじら:
人間関係で悩むこともあんまりなく?

侑菜:
そうですね。多分、図太い神経でいたら多分人間関係とかどうでもよかったんだと思います。

🐳くじら:
繊細で傷ついてしまう理由として、何か思い当たるものってありますか。

侑菜:
多分、こうでなきゃいけないっていう自分の中に理想があって。理想通りの人間関係にいかないから多分傷ついてる部分があるんじゃないかなと思ってます。

🐳くじら:
その理想っていうのはどういう理想ですか。

侑菜:
例えばその職場内の雰囲気を良くするために雑談に入らなければいけないとか、結構職場が個性豊かな人たちが多かったんですけど、その個性の豊かな人たちの中で、結構うちもそんなに個性ある方ではないので。そこでも合わせて生きていかなきゃいけないとか、しなきゃいけないっていう思考がすごい強いので、そういうところが結構引っかかってるのかなって思いますね。理想はわかってるけどそれができないっていう自分に対するギャップというか、そういうところですかね。

🐳くじら:
こうでなければいけないっていう思いって、なんかどこから来たんだと思いますか。

侑菜:
多分いわゆるテレビとかあとは一般的な会社とか。ドラマとかの影響が強いと思うんですよ。ちっちゃいころ結構ドラマとか見てたので、ドラマだとやっぱ会社内の雰囲気って結構いいことが多いので、それと同じような道を歩まなければいけないとか、そういうのが多分結構強かったんだと思いますね。

🐳くじら:
そういうテレビとかドラマから、これが理想だっていうのができた?

侑菜:
そうですね。

🐳くじら:
そういうのがなかなか一度できるともう取れないっていうか、変えるのが難しい感じなんですか。

侑菜:
ちょっと考えが頑固なところもあると思います(笑)

🐳くじら:
なるほど。ご自身の性格もあって。

侑菜:
そうですね。

🐳くじら:
ありがとうございます。最後の質問というか最後に言い残したことをお聞きしてるんですけど、読者さんに向けてとかご自身に対してとか、インタビューを通しての感想とか、本当に何でもいいんですけど、何か最後に出てくる言葉があればお伺いしたいんですが、

侑菜:
人生頑張りすぎないことが大切だなって思いました。

🐳くじら:
それはご自身の人生を振り返ってってことですか。

侑菜:
そうですね。やっぱ小学生とかのときはすごい肩の力がやっぱ抜けてみんなとわいわい遊んでたんですけど、社会人になってから結構ずっと、何て言うんですかね急に社会に放り出されて社会に馴染むようになるみたいな感じになるので、ずっと肩をこわばらせて生きてきたというか。自分じゃない自分で生きてきた感じがしたのであんまり頑張らない方がいいなっていうのは思いましたね

🐳くじら:
確かに小学生ぐらいの頃までは、個人として生きてる感じが私も。

侑菜:
そうなんですよね。結構自由にやってても全然許されていたので、

🐳くじら:
そうですね、改めて思うと、中学生あたりから急に周りの目がね。

侑菜:
そうそう、そうなんですよ、急に変わるので。うちの場合は多分発達障害として社会に合わなくなっちゃったから発達障害っていう診断が下りただけで、世の中には生きづらい人とかもいっぱいいると思うので。本当にもう1ヶ所にしがみついて頑張ろうってうちは思ってた人間なんですけど、そんなことはないよって。今システムエンジニアっていう道もあるよっていうのを自分にも言い聞かせてますね。

🐳くじら:
何か違う生き方があるよっていう。

侑菜:
そうですね。多分この病気になったのも、これも何かの動画とかで見たんですけど、病気になったってことは今まで生きてきた道が自分に合ってなかったから病気になったのであって、もう1回自分の生き方を見つめ直した方がいいよっていうことで多分病気になったんだと思うので。なんで、だからもしすごい今はつらいっていう人は多分今の生き方が合ってないと思うので、何か違う道も模索したらいいんじゃないかなって思いますね。

あとがき

ああ、私は一人でいる方が楽だし充実している、なんなら人間関係にさほど興味もない。でもだからって傷つかない訳じゃない。そんな人間だったなあ…としみじみ思い出しました。

今は自分に合った仕事を見つけて、人間関係に悩むような環境から(とても運良く)離れられたので忘れかけていましたが。人との距離感を自分に合ったものに調整しないと、削られるばかりですよね。

侑菜さんは社会人になってから自分じゃない自分を生きてきた、と仰っていましたが、病気はその危険を知らせるサインだったのだな、と思いました。今、自分を見つめ直す作業を経て、これが私で、私の人生だ、と思える生き方が叶うのを心から応援しています。
今回は無名人インタビューを受けていただき、ありがとうございました。

【インタビュー・編集・あとがき:くじら】

【編集:komima】

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