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発達障害の人も自分次第で世界は変わるんだよってことをコンテストで伝えたい人

急にうなぎが食べたくなった夜がある。急に、だ。そういう日もある。
問題がある。そのうなぎはゼロカロリーなのかどうか。美容と健康、美容と健康、美容と健康。なぜか気になるのだ。私が相談相手だ。そうなる前に、どうにかしないと。
と、いうことで、はなはだ恐縮ですが、個人的に、今回、インタビュアーののどかさんのラストインタビューでした。長い間、ありがとうございます。
この先ののどかさんの人生に幸あれ!!!!!
と思う2024年4月27日22時15分に書く無名人インタビュー747回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは Rf さんです!

年齢:30代前半
性別:女性
職業:Instagram運用に携わっています


現在:お仕事をする前に、企業さんと障害者が交流する場を設けられたら、お互いメリットとデメリットを知れるんじゃないかなってずっと思ってて。

のどか:
今どんなことをしている方でしょうか?

Rf:
お仕事はInstagram運用に携わっております。
で、コンテストの地方大会に向けていろいろ発信したりとか、リアルで動いたりとかしております。

のどか:
コンテストの地方大会ってどういうものでしょうか。

Rf:
美しく社会貢献する女性を発掘することを目的としたコンテストです。

のどか:
その大会に、出場者として参加されているっていうことですね。
何か参加するきっかけとか、理由はあったんでしょうか。

Rf:
私、Instagramのアカウントを二つ持っておりまして。
私地元生まれ、地元育ちなんですけど、地元が好きすぎて、もう趣味で、地元の美味しい食べ物屋さんとか、素敵な風景が見れる場所とか勝手に投稿していたら、今回の地元大会の運営さんからDMをいただきまして。
それで最初はなんか軽いノリで面白そうと思って、Zoomでお話をしてエントリーしたって形で、最初は本当軽いノリでした。

のどか:
それはいつ頃の話になるんでしょうか。

Rf:
それは、3月の初めぐらいですかね。

のどか:
大会っていうのは大体いつ頃まで。

Rf:
大会は7月20日です。

のどか:
なるほど、ありがとうございます。今は大会の中でいくとどういう段階になるんですか。

Rf:
今の段階ですと、やるやらないは個人の自由なんですけど、コンテストの地方大会の方で、私初めてのクラウドファンディングの方を挑戦してます。

のどか:
クラウドファンディングはどういったものになるんですか。

Rf:
私自体障害者なんですよね。
けど見た目では全然わからなくて。どこが悪いのってすごく人生で何回も聞かれてて。
私は発達障害、ADHDとASDと、あとはこの発達障害から起きちゃった2次障害の適応障害っていうものになるんですけど。やっぱり見た目でわからないからお仕事をしてても、他から見るとあの人は気分屋とか、仕事を選んでるとかずる休みとか。そういう印象を受けがちなんですね。
だったら、お仕事をする前に、企業さんと障害者が交流する場を設けられたら、お互いメリットとデメリットを知れるんじゃないかなってずっと思ってて。
けどやっぱり人脈とかお金とかないので、実現できなくて。今回クラウドファンディングというものを知って、やろうと思いました。

のどか:
クラウドファンディングでお金を集めてっていうことだと思うんですけど、具体的に実行されることっていうのはどういったものになるんでしょうか。

Rf:
まず、私は地元なんですけど、やっぱり人が集まりやすいのは東京だと思うので、都内でレンタルスペースを3時間ぐらい借りて、ちょっとラフな交流会みたいな、企業さんと障害者の。小規模の。
企業さんが3から4社ぐらい、障害者さんが10人から15人ぐらいで交流会をするっていう形です。

のどか:
それはもう実施されたんでしょうか。

Rf:
それはまだです。クラウドファンディングが達成されたら、できるって感じです。

のどか:
ありがとうございます。クラウドファンディングも今実施中なんですね

Rf:
クラウドファンディングは6月1日からスタートです。

のどか
じゃあ今は準備をされている。

Rf:
そうです。

のどか:
準備するときってどういう気持ちですか。

Rf:
準備するとき、本当私何も知らないので、事務所さんも配慮してくれて。やっぱ知らない人が多いから。
最初からパソコンでホームページを作りましょうっていう段階ではなくて、エントリーシートみたいな、こうスプレッドシートで項目が何を実行したいですかとか、実行する日はいつぐらいですかっていうのを記入してから、作ったので。
割と楽って言い方は変ですけど、作りやすいかなって感じでした。

のどか:
クラウドファンディング自体がっていうことですね。

Rf:
はい。あと楽しいです。

のどか:
どういったことが楽しいんでしょうか。

Rf:
リターンの品を考えてるときとか、ここに画像を差し込んだらみんな見てくれるかなとか。
あと最初に、私動画貼り付けてあるんですけど、どんな動画だったらみんな見てくれるかなとか。楽しく考えながらやってます。ありがとうございます。

のどか:
ちなみにリターンはどういうものにされたんですか。

Rf:
今日決まったんですけど、地元の就労移行B型。
B型とA型ってあるんですけど、A型は障害が割と軽い方で一般企業に就職を目指してくっていう感じ。
就労移行B型はちょっと障害が重くて、一般企業に就職するのに時間かかるかなっていう方なんですけど。
地元に、その就労移行B型でカフェをやっているところがあって、市役所さんで教えてもらって。そこのカフェのお店に突撃しまして。今こういう大会に出ててクラウドファンディングで、って話をしてたらもうぜひお役に立てるんだったらご協力しますって言ってくださって。
障害者の方が作ってるアクセサリーとか。あとは、クッキーはそのオーナーさんが作ってるんですけど、梱包は障害者さんがしてくれてるものとか、あとはお店で売られてないリターンで、特別に作ってくれるクッキーとかをちょっと用意する予定です。

のどか:
ありがとうございます。ちなみに、他にリターンの候補とかってあったんですか。

Rf:
全然違かったです。
最初は私地元なんで、地元発祥のカフェの、そういうお品物とか。あとはこれから夏なんで冷たいゼリーとか、あとは会場に届くを祝いバルーンみたいなものをやってたんですけど。
一昨日のコンテストの地方大会で、クラファンやる人だけのそのZoom会があって。私のまだ公開されてないの限定URLを共有して見てもらったら、「このリターンってRfちゃんじゃなくてもできるよね」って言われて。「このリターンはRfちゃんだからこそできるものがいいよ」って言ってくださって。
それこそ就労移行A型B型とかで、お店やってるところを調べたりとかしてみるといいんじゃないかなって言ってくださったのがきっかけです。

のどか:
それを伝えられたときっていうのはどういう気持ちでしたか。

Rf:
いや、頭になかったので。
何かこう第三者からの意見とか、観点とか本当に大事だなって思いました。

のどか:
ありがとうございます。Rfさんって周囲の方、ご家族とかご友人とかから、どんな性格って言われることが多いですか。

Rf:
優しそう。
あと、実際言われるのがよく、気遣いがすごいって言われます。
あと肌が白いとか若く見えるとかですね。

のどか:
それについてはをご自身でどう思われてますか。

Rf:
気遣いはちょっと、何か自然にやってるからわからないんですけど、若く見えるっていうのは何か自分でも納得です。童顔なので。

のどか:
それは嬉しいですか。

Rf:
嬉しいです。今年私6月で35歳になるんですけど、見た感じで喋らないと25、6歳ぐらいだよねって結構言われるので。嬉しいです。

のどか:
何かご趣味ってありますか。

Rf:
趣味は、これ嘘じゃないんですけど、今の仕事なんです。

のどか:
今のお仕事っていうところもう一度伺ってもいいですか。

Rf:
Instagram運用に携わってる。すごい天職です。

のどか:
それはどれぐらいの期間やられているお仕事なんですか。

Rf:
まだ今年の1月からなんですけど、旧ツイッター、Xでお声掛けをいただいて、それで始まったのがきっかけです。

のどか:
元々Xはやられてた。

Rf:
そうです、Xの方で、見えない障害のことをちょっと発信してました。

のどか:
お仕事としては今年からっていうことなんですかね。

Rf:
そうですね、今年の1月からInstagram運用に携わっております。

のどか:
その前の仕事ってどんなことされてたんですか。

Rf:
町工場で働いてたことが多いですね、派遣で。

のどか:
Xはその頃からずっと使ってらっしゃるんですか。

Rf:
いやXは、1年前ぐらいに開設しました。
発信したいって思いが爆発して。

のどか:
それは何かきっかけがあったんですか。

Rf:
なんかこう、なんか今の自分とは180度そのとき違くて。
生きづらいっていうのがすごく強く感じて、何かそれをどうにか発信して、何かこうできたらいいなってぼやーんって考えてました。

のどか:
差し支えない範囲で大丈夫なんですけど、そのとき感じてらした生きづらさみたいなところって、お伺いしてもいいですか。

Rf:
私、物心ついた頃から、虚無感、消えたい、希死念慮、むなしいっていうのがずっとあったんですよ。けど、これは何なのかわからなくて。言葉に表せられたのが3年前ぐらいなんです。
これって虚無感っていうんだ、希死念慮っていうんだっていうのがすごいなんか、もう腕と血が出るまでかいちゃったりとか。なんかもう吐きそうになるまで食べちゃったりとか。
それ仕事の場では逆に何か頑張りすぎてご飯食べれなかったり。
あと、曖昧な指示、なんか何日ぐらいまでにこれやっといてって言われるのが、私はわからないんですよ。「何日ぐらいまで」って何日まで?って思ってしまって。
あとはなんか、言われなくてもわかるだろうみたいなことが結構仕事場であって、つらかったっていうか、なんでみんなわかるんだろうって疑問でした。

のどか:
そういった内容を実際に発信されてた。

Rf:
そうです。発信しておりまして、今回のクラウドファンディングでも書いてあります。一部。

のどか:
ありがとうございます。Instagram運用が天職だっておっしゃってたと思うんですけど、特にどういった部分が自分に合ってるであったり楽しいであったり、そういったものってありますか。

Rf:
まず、おうちで仕事ができる。で、基本LINEグループでのやり取りなんで、誰かと顔を合わせずにお仕事をするっていうのが私にとってもすごい天職なんです。
たまに二、三ヶ月に1回Zoomでみんなでこうなんだろう、今のコンテンツの会議みたいなのがあるんですけど、ちょっと「ん?」って思う人でも、実際に会わないし。
そこはすごい楽だなと思って。
あとは今回Instagram運用の仕事を始めて、私初めてCanvaを触ったんです。
初めて触るからどんなもんかなと思って2日3日ぐらい何となく触ったら、理解できて。Canvaで何か作るっていうのも楽しいです。

のどか:
元々何か何かを作るとか、デザインとかそういうこともされてたんですか。

Rf:
Adobeっていうパソコンソフトのイラストイラストレーター。
で、チラシ作成に興味を持って、チラシ作成をやってて。
Xで自分のスキルを身につけたいから、無料で作らしてくださいみたいなことをやってました。

のどか:
元々お好きだったっていうことなんですね。

Rf:
っていうことに気づきました。大人になってから。

過去:復帰したら、死ぬなと思ったんですよ。

のどか:
Rfさんは、どんな子供でしたか。

Rf:
よくある、落ち着きがないとか思ったこと何でも言っちゃうとか。
あとはなぜか目上の方から親しまれてました。小学1年生のときは小学5、6年生のお姉さんたちにRfちゃんRfちゃんって言われてすごいかわいがられてました。

のどか:
それはどうしてなんですかね。

Rf:
わからないです。
なんでかなって未だに思います。

のどか:
ご家族はどんな構成でしたか。

Rf:
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、私です。
あと今猫飼ってます。

のどか:
いや、今もご実家。

Rf:
両親がもうどちらもなくなってて、もう実家が私名義。
私と猫で住んでるって感じです。

のどか:
ご家族って小さいときどんな存在でしたか。

Rf:
なんかお母さんが、一人二役やってたみたいな感じでした。お母さんとお父さん。
なんかお父さんに関しては、親戚のおじさんって感覚がありました。

のどか:
それはどうしてですか。

Rf:
怒られたことがないんですよね、お父さんに。
あとは何だろう。例えば小学生ときだったら毎月読んでたりぼんっていう漫画があるんですけど、りぼん買ってきてって言うと、その本屋さんで立派な大人がりぼんをレジに持ってって買ってきてくれたりとか。
優しい親戚のおじさんっていう感覚でした。勉強も教えてもらったことないので、お父さんには。

のどか:
それはお父様の元々の性格なんでしょうか?

Rf:
何か聞いてみたら、小さいときは結構お風呂とか入れてたよって言ってたから、多分接し方がわからないとかなのかなってやっぱ思いました。
自分の子だけど、女の子だからどう接ししようかなみたいな。

のどか:
それはお姉さんに対しても同じような。

Rf:
そうですね、お姉ちゃんも怒られたことないです。

のどか:
お母さんはどんな方でしたか。

Rf:
お母さんは今の私の性格のまんまなんですけど。なんだろ、本当に思ったこと何でも言っちゃう。図書館でもちょっとボリュームが大きめで、店員さんに注意されちゃう。
あとは何だろう、ずっと喋ってる。
私と性格が一緒なんで、私中学1年か2年のときに反抗期がすごくて。もうバッチバチにもうなんかもう、言い合いになって。食器棚からお皿とって私パリーンって割ったりして。それでもう言い合いになったりとかしてましたね。

のどか:
ちなみにそのときどんなことで争ったかとかって覚えてますか。

Rf:
いや、全然覚えてないんです。
多分絶対何かつまらないことだと思うんですね。逆にお姉ちゃんは反抗期がなかったんですよ。だから多分お母さんも初めての反抗期で、全力でぶつかってくれたっていう感じです。

のどか:
子供の頃ってどんなことをして遊んでましたか。

Rf:
子供の頃。私子供の頃から団体行動が苦手なのと、あと人に興味を示さないんです。あ、嫌いとかじゃないんですよ。
嫌いとかじゃなくて、何か自分から別に喋りに行かなくてもいいやってタイプ。だったけど、声かけられたら何か一緒にボールで遊んだりとか本読んだりとか、縄跳びしたりとかしてました。

のどか:
それはいつ頃までですか。

Rf:
それは小学生のときで、中学生のときは今と性格が全然違いました。
言いたいことも言えない。根暗みたいな感じでした。

のどか:
それは何か理由があってだったんですか。

Rf:
多分なんですけど、私小学校5、6年生から身長が高くて。そのときでも165ぐらいあったんですよ。男の子って成長期がちょっと遅いじゃないですか。周りの男子より背が大きくて恥ずかしかったんですよ。
それで、猫背になっちゃって。それで性格もうちょっと暗くなっちゃったのかなっていうところがあります。

のどか:
中学校の頃一番印象に残ってることってどんなことですか。

Rf:
中学校のときは私いじめられてました。2年生のとき。多分その理由が「太ってたから」だけです。それで、痩せればいじめられないんだっていう思考回路になって、そこで25キロぐらい体重を落としたんですよ。
その後から性格がこうなりました。

のどか:
今の性格に近くなった。

Rf:
そうです。言いたいことをズバズバ言うみたいな。

のどか:
それはどうしてなんでしょうか。体重が落ちて、性格が変わったのは。

Rf:
多分見た目で自信がつくとは違うんですけど。今までMサイズなんて入らなかったのに入って嬉しい!っていう。色んな洋服?おしゃれができて嬉しい!みたいな。その感じが性格に現れたのと、あとはいじめてた人がもう手のひら返してみたいに「痩せてすごいじゃん」って。それで「でしょ」ってなんかもうドヤ顔で。言ったのがきっかけですね。

のどか:
高校生のときもそんな性格だったんでしょうか。

Rf:
通信制の高校だったので、何か逆にみんな群れないで。
おじいちゃんおばあちゃんもいれば、もう本当にギャル、ルーズソックスっていう子もいたし。本当1人1人って感じだったから、私高校のとき友達いなかったです。

のどか:
通信制を選んだのはどうしてだったんですか。

Rf:
元々は全日制にいたんですけど、なんか女子特有のいざこざといいますか、それに巻き込まれて、何かいじめの対象になって。
あ〜なんか面倒くさいってなって、親に話して高校辞めたいって言ったんですよ。
そしたら辞めてもどこも仕事に就けないよって言われて、通信制の高校を一緒にお母さんと探してたら偶然見つけた高校がいい通信高校だったんですよ。

のどか:
高校後の進路はどうなりますか。

Rf:
高校私1年生からアルバイトをしていて、就職することなくズルズル7年近くアルバイトしてました。

のどか:
アルバイトは何のアルバイトされてたんですか。

Rf:
テイクアウトのみの飲食店です。

のどか:
それはどうしてそんなに長く続けられたんでしょうか?

Rf:
なんかもう、なんだろう、仕事を全部もう把握してて。楽っていうのが一番だったかなあ。変な人も特になかったですし、休みの融通も利いたので、店長さんとかちょっと俺の代わりに出勤しておいてって何か言われたりとか、何か月末の棚卸をお願いねとかいろいろ言われてたので。
なんか全部把握してたから、楽で何か居座ってたっていう感じです。

のどか:
反対に、最後はどうしてそれを止められたんですか。

Rf:
なんかそろそろ就職した方がいいのかなって思い始めて、それでやめたんですけど、ちょっとなんでか忘れちゃったんですけど、左膝を脱臼寸前まで怪我しちゃって。それでちょっと1年ぐらい病院リハビリで通ってまして。
そのリハビリ通って1年ぐらいしたら、もう若いから後は自然完治でいいよって言われてちょっとパソコンに興味があったので、職業訓練でそのパソコンを学ぶスキルを3ヶ月ほど
学びました。
学んで、オフィスのWord/Excel/Power pointの資格取ったんですけど、事務職をやりたくていろんなところに応募したんです。
けどやっぱり、経験がないとねっていう感じでどこも言われてしまって。結果まあ誰でも働ける工場って感じです。

のどか:
それを最近まで続けられてたっていうことなんですね。

Rf:
工場もいろいろ転々としてました。2ヶ月だけの期間限定とか、3日行って合わないって思ってやめたりとか。派遣から正社員になったりとかいろんなパターンがあります。

のどか:
職場の合う合わないっていうのは、中居さんの中ではどういった基準になるんですか。

Rf:
同じ空間にみんなとずっといるのが、私苦痛なんです。
だったら同じ空間にみんないてもいいけど、動き回ってないとつらい。
結構なんか黙々と動き回らないで、その場で作業っていう工場が多かったので。

のどか:
一番印象に残っている職場とかってありますか。

Rf:
派遣から正社員になった工場ですね。

のどか:
理由を伺ってもいいですか。

Rf:
はい。悪い印象なんですけど、いわゆる町工場っていうところなんですね。
なのでやっぱ年上のお姉さま方が、結構噂が好きであったりとか。あの人とあの人は不倫してるとか、色々何か言ってるんですよ。
私本当にそういうの興味なくて。なんか話振られても、本当に興味がないから私適当に「そうなんだ〜」って言ったら「興味ないだろう」って言われて。「うん興味なーい」と。見ててもわかんないしって言って。
そこで派遣を、3年ぐらいかな、やっておりまして。なんだかんだ。派遣法が変わるきっかけで正社員にならないかって言われて、正社員に人生で初めてなったんですよ。そこでちょっと体調崩しちゃって。病院に行ったら、適応障害って言われて。で、6ヶ月ぐらい休職して。お金を会社からもらいながら。
それで、休職しても1ヶ月に1回職場に行かなきゃいけないんですよ。作業員?工作員?と何か面談しないといけなくて。私それもすごい苦痛で。安定剤も飲んでから行ってたぐらいなんですよ、本当に。
その場所も事務所を通らないと中に入れないので、絶対的に従業員と会うから余計に苦痛だったんですね。その6ヶ月のお休みが終わるちょっと前ぐらいに、職場の上司がその復帰する方向で話を進めてて。私はこれ復帰したら、死ぬなと思ったんですよ。だからそこはもう思い切ってやめました。辞めるときも、本当はやめたくなかったんですよ。やっぱり正社員で安定の収入が毎月あるし、ボーナスもあるから辞めたくなかったんですよ。
人は何となくこうゆらり顔交わしていたので、何となく。けど、みんながみんなそういう人ばっかりじゃなかったので、話しやすい人もいたので、本当はやめたくないけどやめなきゃいけない選択を取ったんですけど。経理の上の人から、これ自己都合で退社って丸付けてねって言われて、その瞬間から本当にやめてよかったって思いました。

のどか:
それは本来であれば会社都合でっていう意味なんでしょうか。

Rf:
そうです。本来なら。
けど、上司は適応障害とか発達障害に対して「それってどんなの?」とか言ってこなかったんです。むしろ隠してほしいって言われちゃって。それ言われた瞬間私無理だってなって、それでやめました。
ハローワークに行ってくださいって事務的に言われて、わかりましたってその足でハローワークに行ったんですよ。
そしたらそのハローワークの人が、すごいいい人に当たって。私が書類提出して話をしたんですけど、これは自己都合じゃなくて会社都合にできますので、お金すぐおりますよって言ってくれたんですよ。
それはすごい救われました

のどか:
ありがとうございます。
今お話ししていただいた中で転機を置くとしたら、どこになるでしょうか。
いくつあってもいいんですけど。

Rf:
その適応障害って診断されて、通院3回目か4回目で主治医の先生に「発達障害の疑いがある」って言われたのが、もう今でも「えっ!」って感じで覚えているのと、
あとはこのInstagramの仕事に関われたことが私の大きなきっかけですね。
コンテスト地元に行ってれたことがきっかけです。

のどか:
ありがとうございます。主治医の先生に診断をされたときの「えっ!」って驚きだと思うんですけど、どういう種類の驚きだったんですか。

Rf:
言われたことがなかったし、周りから。自分でもそう思わなかったし、先生何言ってんのって私言っちゃったんですよ。
けど、その専門のテストがあるんですけど、二つやったらそういう発達障害でしたっていう結果が出て。
けど、思い返すと思い当たる点が結構あるから、納得しました。

未来:自分次第で世界は変わるんだよってことをコンテストで伝えたい。

のどか:
コンテストにおける何か目標はあるんでしょうか?

Rf:
目標は、やはり先ほど言ったクラウドファンディングの目標金額を達成して、企業が障害者への配慮について考える交流の場を作りたいですね。
あとは、私みたいな障害の人も自分次第で世界は変わるんだよってことをコンテストで伝えたい。

のどか:
特にどんな方に伝えたいだとかあるんでしょうか。

Rf:
やっぱり私みたいな人と見た目でわからない人。なんだろう、お薬飲んで、体調もいいから、やっと外に出れたっていう感じの人とかですね。
本当に、見た目でわかんない障害の人全般に。

のどか:
見た目でわからないがゆえに起きることとかってどんなことがあるんでしょうか。

Rf:
私たまに東京に電車で行くんですけど、ヘルプマークつけて優先席座ってると、何でって顔されるんです、やっぱり。
あとは何だろう。相手は悪気なく言うんですけど、「え、どこが悪いの?」って聞かれるのが、すごい傷つきました。昔は。

のどか:
ありがとうございます。一応コンテストってコンテストですよね。
何か賞を取るとかではないんですね。

Rf:
けど、賞が7, 6個ぐらいあって、どれか1個欲しいなっていうのは、願望であります。

のどか:
何か他に、今目指してるものとか、目標にされてるものとかってあるんですか。

Rf:
経済的に自立した女性になりたいです。

のどか:
それは何か理由があるんでしょうか?

Rf:
今は障害年金と、あとはInstagram運用に携わってるちょっとお小遣い程度なんですけど、まだ。
Instagram運用に携われるお仕事だったり、あとは自分以外に見た目でわかんない障害の人のためのお仕事だったりで、自分も安定させたいなっていうところがあります。

のどか:
Rfさんにとって女性であることってどういう意味がありますか。先ほど経済的に自立した「女性に」っておっしゃってたので。

Rf:
何かやっぱり日本ってまだ男性の方が偉いというか、上っていう感じがまだ残ってるので、なんか女性でもこんだけ活躍できるんだよっていうのを、いろんな方に知ってほしいです。

のどか:
ありがとうございます。
今から5年後、10年後の未来を想像していただいたときに、Rfさんの未来はどんなふうになっていると思いますか。

Rf:
ええ。なんか今が精一杯で、考えられないですね。
Instagramの運用のお仕事も全然思ってなかったんで、全然わからないです。どうなってるか。

のどか:
さっきおっしゃってたその経済的にっていうところ以外に、何かこうなってたらいいなみたいなものってあるんでしょうか。

Rf:
あ、あと自立支援医療制度がもっと広がってほしいです。

のどか:
それはどういうものか伺ってもいいですか。

Rf:
その人が通ってるメンタルクリニック限定で使える制度なんですけど、メンタルクリニックって、平気でお会計1万2万は普通にいっちゃうんですね。なのでやっぱりその経済的に難しくて途中で通院やめちゃう人って結構周りでもいて。
自律支援医療制度は、1割負担で済むんです。なので経済的にすごく楽になって、病院に通院が長く続けられる。
けどこの制度って、病院によって主治医から、これ使ってって言う人と言わない人がいるんですよ。自分から言わないと診断書書いてくれないとか。私の場合はとってもいい先生で、初診の段階でこの制度を使いましょうって言ってくれたので、ありがたいんですけど。
やっぱりまだまだ知らない人が多く、その制度を。1割負担なんで、人によって金額は差はあるんですけど、私の場合1ヶ月何回病院行っても2500円で済みます。だからこの制度も広げたいなっていうところがあります。

のどか:
この制度が十分に広まったら、どんな社会になると思いますか。

Rf:
それこそ自殺者とか減るんじゃないですかね。
経済的な理由でやっぱり病院行けないからやめちゃうって人と、あとは病院行きたいけどお金がない、じゃあ仕方がないって言って仕事に嫌々行っちゃう人。そういう人が減るんじゃないかなって思ってます。

のどか:
ありがとうございます。もしもの質問っていうのをしてて、もしご自身の症状についての診断を受けていないままだったら、今どうなってると思いますか。

Rf:
絶対に私、毎日リストカットをみたいなことをしてたと思う。
それこそ虚無感って言葉もわかんない、ずっと虚しい感じ。
ずっと虚しい感じで方工場を転々としてて、自分生きてる意味あるのかなって思う。
最悪死んでたと思います。

のどか:
ありがとうございます。何か死ぬまでにやってみたいこととかってありますか。

Rf:
死ぬまでにやってみたいこと。私あそこに行きたいんです。世界一幸福度が高い国。海外で。

のどか:
ブータンでしょうか。

Rf:
そうです。なんでなんだろうってすごい興味があって。何か特別収入が高いわけでもないし、特別物価が安いってわけでもないのになんでかなっていうところがあります。

のどか:
もしブータンに行けたら、やってみたいことだとかあるんですか。

Rf:
現地の人と話したいです。通訳さん通して。
今幸せですかって皆んなに聞きたいです。

のどか:
どんな返答が返ってきたらいいなと思いますか。

Rf:
どんな返答。みんな何か幸せよって言いそうな気がします。
理由も聞いたら、なんかちゃんと具体的に答えてくれそうな感じがします。

のどか:
ありがとうございます。
ちなみに日本ってそうじゃないと思われますか。

Rf:
日本は全然違います。日本は生きづらいです。

のどか:
ちなみにどういったところが。

Rf:
いやもうそれこそ、在宅ワークっていうと、怪しいとこ仕事なんじゃないの?とか。
やっぱりそうですね、なんかなんだろうな。発達障害とか鬱病とか適応障害とか。見た目でわからない病気に対しての、理解はできないと思うんですよ。本人が体験してないから。
理解はできなくて全然いいんだけど、配慮について考えるのが、日本って海外と比べて考えてないなって思います。

のどか:
ちなみに配慮について考えるって、どういったことを考えることなんですかね。

Rf:
例えばだけど、見た目でわからない障害の人で、仮にADHDでずっと座ってられないから、何回かトイレに立ちます。例えばこれを面談の段階で、言うとします。
けどそれが、その人しか知らない情報で会社全体に共有してない。共有してないから、なんであの人こんなに頻繁に席を立つんだろう。さぼりたいのかなって思われる。
だからそこは全体で共有して、何も言わない、思わないような配慮とかをしてほしいなと私は思います。

のどか:
今何か楽しみなこととかってありますか。

Rf:
今はコンテストの地方大会ですありがとうございます。

のどか:
もう7月まではクラウドファンディングと発信を主にされてっていう感じなんでしょうか?

Rf:
そうですね。仕事も完全在宅なので、仕事をしつつコンテストの活動もしてって感じです。

のどか:
大会は7月で終わってっていうことですよね。

Rf:
そうですね賞を7個取った人のうち、3人が日本大会に行ける権利があります。

のどか:
日本大会に行きたいなとかっていうのは、あるんでしょうか?

Rf:
行きたいんですけど、その日本大会までの何か勉強会みたいな場所が岐阜なんですよ。距離的に遠すぎていけないっていうのと、猫飼ってるのでちょっとなんか、病院に預けてまで何かいくのはなっていうところがあって。
行きたいのは行きたいんですけど、そういう事情です。

のどか:
ありがとうございました。質問は以上にさせていただければと思うんですが、何か伝えたいことがあれば、お伺いできればと思うんですけどいかがでしょうか。

Rf:
コンテストの地方大会、Rfを応援してください。よろしくお願いします。以上です!

あとがき

「使命感」って素敵な言葉だと常々思うのですが、Rfさんはまさにその言葉を体現されている方だと感じました。
自分がこれまで感じてきたことを糧に、命を目一杯使って生きている。
決して楽な体験ではなかったと思いますが、それをポジティブに変えられるのはRfさんのお人柄あってこそなのだろうなと思いました。
だからこそ、インタビューの中にもあったように、同じような境遇にいらっしゃる方にこそ、この記事と、Rfさんの活動が届いてほしいと、心から思います。

Rfさん、ありがとうございました。コンテスト、心から応援しております。

【インタビュー・編集・あとがき:のどか】

#無名人インタビュー #インタビュー #発達障害 #ADHD #ASD #適応障害

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