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自分の軸がブレブレであることを実感したので人生をもうちょっと深く考えたいと思った人

ばばばばば、んあんあんあんあ、っと毎日自堕落に過ごしていると気づくことがあるんですね、あー会社員の人と話してない!!!!! なんと、まじか、あんなに、20年前後サラリーマンしてきたじゃん自分、私、qbc、って!!!!!
でもこうしてサラリーマン辞めて数年経って自分の周囲を見回してみるとですねー、あーあーあーあーらあら不思議、まわりには会社員がいなくなるっていうね。
ほんと、そうなんです。
会社員の時はまわりは開始社員ばっかりで、アジェンダとかコンプライアンスとかチャンクダウンとか言ってたのに。あら不思議ねもうね、ぜんぜんね、まわり主婦とかフリーランスばかりになってしまったのん。あと子供。
会社員の時は世の中はぜんぶ会社がまわしてたのかと思ってたけど、なんだろうね、夏場なんか上半身全裸で住宅街うろちょろしてるような風景とかも、あるんだよね、なんかモデルなんだか俳優なんだかわからん人たちがさ。
ぜんぜん私、会社員だった時には、そういうフリーダム感覚なかったよ。でもね、会社員やってみないとわからんこともあるんだよね。どんだけチャット早く返すか競争とかもさ。
人は人だよ。ほんと。マジ楽しい!!!!!
と思う2024年4月10日19時58分に書く無名人インタビュー723回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは もち さんです!

年齢:30代前半
性別:女性
職業:情シス会社員海外研修中


現在:もうちょっと自分の軸を見つけたいなと思って海外来たんですけど、見つからないまま今に至る感じ

qbc:今何をしてる方でしょうか?

もち:物流商社の情報システム部に在籍していたんですが、今現在は海外研修員として1年間香港にいます。

qbc:会社は同じってことですか?

もち:会社は同じですね。

qbc:今、香港でいかがですか?

もち:香港では、日本でやってきたことと真逆のこと(情シス→営業)をしています。主に香港に進出している日系企業に対して営業してるんですけど、なかなか難しいというか、営業ってすごいんだなってことを実感してますね。

qbc:どんなところが難しいですか?

もち:お客さんのところに、新規で訪問するのは別に難しくないんですけど、そこからいかに当社の商品を買っていただくか、買ってくださいって提案するだけじゃなくて、お客さんの企業の業態にマッチしたものをご提案しないと、お互いにWin-Winにならないので。となると、自社の商品とお客さんのニーズってなかなか合致しないなっていうのを実感してますね。

qbc:売ってるものって具体的に何ですか?

もち:物流倉庫に必要な梱包資材や、倉庫に建てつける機器、例えばフォークリフトとか、パレットとかそういったものをご提供してます。

qbc:そうすると情報システムと完全に違う内容ってことですよね。その辺の違いはどうですか?

もち:香港の拠点で取り扱っている商品知識が全然無かったのと、客先を回るっていう経験が無く 、全て初めての経験で要領を得るのが難しいです。営業同行で一緒に回らせていただいているんですけど、やっぱり2〜3年ぐらいやってないと、お客さんとの会話の続け方とか、そこからビジネスに繋げる方法っていうのはすぐに出来なくて難しいですね。今まで、情シスとして社内システムの運用管理やサービスデスク、システム開発~導入、展開業務等を経験してきました。システムは外注のため、こちらから解決したいことや課題をベンダーへ提示し、相手からそれに対する解決策を複数提示してもらい取捨選択する。つまり、ユーザー企業の情シスってお客さんの立場なんですよね。一方、営業だと、自分から客先に出向いて、業界の知識とかもお客さんに伺いつつ、こちらもどうですかっていう情報提供をして商談が出来る状態に話を進めないといけないので、そこのやり方っていうんですかね、情報を小出しにして、どういう風に買ってもらえる流れにしていくかっていうその技術がすごく難しいなと感じてます。

qbc:海外っていうのもありますし、違う職種ですし、今どんな気持ちですか?

もち:海外に来て良かったなとは思うんですけど、今営業している先が日系企業かつ日本人に対して行っている感じなので、ちょっとそこが自分的には、ん〜っていうところです。ただ、香港にあるローカル企業となると、流通しているものの値段がかなり低くて、日系企業が勝てるような、買ってもらえるような値段じゃないんですね。債権回収期間も長いこともあり、ビジネス慣習や手法が異なるというか。なのでちょっとそこら辺が海外で日系企業がローカライズしてビジネス展開することの難しさというものを痛感しています。あと、香港は物流のハブとして発展してきた一面があるのですが、昨今の情勢で状況が変わってしまい、ハブ機能のメリットがなくなりつつあり、併せて物流の絶対量が減ってしまってきているため、業界的には厳しいものがあるのを痛感しています。

qbc:パーソナルな感情というか、シンプルに喜怒哀楽でいうと今の状況ってどんな感じですか?

もち:海外研修ももうすぐ1年経ち、もうすぐ帰国するのですが、ちょっと自分的には不完全燃焼ですね。今までの仕事と真逆のことをやりたいと思って応募して、今ここにいるんですが、やっぱり培ってきたものを発揮できる延長線上として、海外研修があるんだなと痛感しています。畑の違うことを1からやります、海外研修で、という気持ちで来て本当に良かったのかな、とは疑問に思います。既存業務と無関係の部署から応募して、その心意気を見込んでいただいて、行かせてもらっている身なんですけど。喜怒哀楽だと「哀」ですかね。「哀」と「怒」の間だと思います。

qbc:なんで逆のことをやりたいと思ったんですか?

もち:情シスは、ほぼ異動がない部署なんですね。今30過ぎて、不満は無いんですけどちょっと環境変えたくて。ただ転職する勇気はなかったので、海外研修制度というのがあって、それを最大限に使って環境を変えてみたいと思って応募したのが一つ。あとは、今まで実家に住んでたので一人暮らしをしてみたいなっていう目的もありました。コロナ前に一度応募していたんですけど、選考が中止になっちゃって。もう1回応募して今現在に至る感じで、27、8歳ぐらいで行けていたらよかったなとは思ってます。

qbc:そうすると1社目ってことですか?

もち:そうですね。新卒で入社して、9年、今10年目になるのかな。

qbc:1年間で何か見つかったものってありますか?

もち:人と会うとか色んなところに属する、コミュニケーション能力の高さは、高いなと実感しました。それが仕事に繋がるかって言ったらちょっと別ですけど、知らない方と知り合って、わちゃわちゃすること(色んな世代や香港人や外国の方とお話をすること)が楽しいなと思う反面、自分の時間も必要だなって、内省の時間と言うんですかね。結構流れにまかせて生きている感じがあるので、もうちょっと自分の意思で動いて、自分の軸を見つけたいなと思って海外来たんですけど、見つからないまま今に至る感じですかね。

qbc:プライベートは充実していたけど、仕事ではあまり振るわなかったというお話だったと思うんですが、仕事とプライベートのどちらが自分の人生の中で重要なものですか?

もち:プライベートが大事ですね。香港で知り合った日本人を例にすると、海外駐在でいらしている方や、香港に一生住みます(現地採用)、っていう方もいて。そのような方たちとお話すると、常に自分でアグレッシブに動いていて、会社に貢献しているという自負っていうものがあってみんなキラキラしてるんですね。プライベートもしかりで。かたや私は海外研修員で、片足乗っけてるみたいな状態なので、ちょっと不甲斐ないなと思うんです。彼らは、年上の方や年下の方も、20代前半とかで現地採用で働いてる方とかもいて、こっちにいる方達はみんな尊敬できるっていうか、そういう人たちの話を聞くと、今香港での仕事は、ちょっと自分とは合わないなとは感じてますね。日本で所属していた部門での仕事や人間関係は、自分の中でフィットしていたので配属されたところは適切だったんだなと感じてます。

qbc:香港で出会った日本人の人達は過去にも会ったことがあるような人達でしたか?そういうタイプの人達と今まであったことがありますか?

もち:ネットワーキングビジネスやってる方たちと同じようなエネルギッシュさって言った方がいいんですかね。そことはちょっとオーラの具合が違いますけど、そのぐらい興味があることにぱっと飛びついて、つまらなかったらいいやみたいな感じで切り替えが早いっていうか。例えば、山登りに行こうよ、海行こうよとか、バーベキューしようよ、とかって誘われたらフットワーク軽く行ってそこでまた、知り合いが増えて。あわよくば会社訪問させてもらうっていうような感じですかね。

qbc:そうするとやってる仕事が違うわけですけど、どの部分が同じ人達なんですか?売ってるものは違うけどキラキラしてる部分っていうのは同じなんですよね?

もち:今までやってきたことの延長線上でこっちに来てお仕事をされている方々が多いので、培った経験を活かして仕事をされてる方達や、香港人であるナショナルスタッフの方達を統率して、仕事を成立させてるっていうところ、その責任感の重さが違うかなって感じますね。

qbc:ネットワークビジネスの人達も香港にいる人達も、何でキラキラしてるんだと思いますか?

もち:かなり偏見があるかもしれませんが、ネットワークビジネスの人達って結構仲間意識が強くて、その中に居れば皆がスポットライトに当たれるっていうような感じで、一体感っていうんですかね、キラキラというよりかは、ギラギラしてるイメージで、上にボスがいて下に従えてる方達がいて、プライベートも仕事も充実させなきゃみたいな感じで、無理やりキラキラしているイメージですなんですよね。一方、香港にいる日本人は、一体感はありますけど、それぞれ芯があって個々が輝いている印象です。

qbc:それでは性格についてお聞きしたいんですけども、周りの人からどんな性格って言われますか?

もち:香港に行って初めてとか2回目にお会いする人からは、第一印象と違うねって言われますね。ちょっと猫かぶってるところもあるのかもしれない。聞かれたら答えるタイプなのか分かんないですけど、話の引き出しが多くて面白いねって言われますね。日本にいた時は、友達とか上司、親からは頑固とかワガママとか突発的な行動が多いとか詰めが甘い、と言われます。会社の後輩からは何か知らないですけど、姉御とか言われたりしますね。

qbc:「2回目とキャラが違う」ってどんなキャラになるんですか?

もち:素が出るんでしょうね。初対面の時は上辺だけというか世間話をするぐらいであまり深い話はせず、ただその場の流れに任せるっていうタイプです。2回目お会いした時に、30分ぐらいお話した時に前回と印象が全然違うんだけど、みたいなことを言われたりします。ちょっと良いのか悪いのか分かんないですけど、話が乗ってくるというかギアがかかるんでしょうね。

qbc:自分で考える「素」の性格ってどんな性格なんですか?

もち:興味あることに突っ走るんですけど、結構優柔不断で飽きやすくてネガティブ思考ですね。ただ、友達や知り合いと一緒にいると、結構毒を吐くっていうかパッと何か一言突っ込みたくなります。そのツッコミを見て「あれキャラ違くね」って言われたりする感じです。

qbc:最近のツッコミエピソードを教えてもらって良いですか?

もち:とある方とお話してた時に、誰かが「いつもより、人当たり良いじゃないですか誰々さん」みたいなことを話しされた時に、「いやいや、ただ若い女の子と話したいだけでしょ」みたいなことを突っ込んだり。

qbc:何歳ぐらいの人に?

もち:50代の方ですかね。

qbc:50代の方が20代の人に対してみたいな?

もち:そうですね3〜4人ぐらいで私より若い子がいたのでそんな感じで話していて、いやいやみたいな感じで。

qbc:50代の男性って、もちさんとどんな関係性なんですか。

もち:営業の仕事をしているので、異業種交流会とかに参加するのですが、そのなかで何度かお会いして顔見知りになってお会いすると、「最近どうよ」とかそういう会話ができるような仲の方(おじさん)ですね。おじさんって言っても、社長さんなんですけど。上の方に対してでも、突っ込みの良し悪しを考えて突っ込みたくなったら突っ込んじゃう、そんな会話をしてますね。

qbc:香港で食べた中で一番美味しいものを教えてください。

もち:ピータンが美味しいですね。日本だと中華料理屋さんでしか出ないじゃないですか。香港では普通にスーパーで腐葉土が包まれた卵の状態で売ってて。それが確か4個入りで、28HKD(約600円)ぐらいで売ってるんですが、それを買って夜たまに食べたりしてますね。あとはローカルで安いとこばっか行ってたりするんですけど、お豆腐系や豆乳も美味しいですね。あと焼きそば(豉油皇炒麵)、四季豆という料理も美味しいです。

qbc:焼きそばって出来てるやつですか?

もち:そうですね、お店で食べるやつ。日本とはちょっと違って細い麺で出来てますね。

過去:結構何とかなるや精神で流されて生きてきて、自分の将来が見えないところにけりをつけなきゃいけない

qbc:過去について聞いていきたいんですが、子供の頃はどんなお子さんでしたか?

もち:子供の頃はひたすら外で遊んでて、よく怪我をしてました。なぜだか分かりませんが、特に首から上を怪我してましたね。高鬼してて落ちて顎切ってみたいな。頭も2回ぐらい縫ってますね。加減を知らないで遊んでた感じです。

qbc:生まれたところってどんなところですか?

もち:横浜市なんですけどちょっと山寄りで、家の裏側にちっちゃな山があって、そこで木登りしたりとか、高鬼をしたりとかっていう感じですね。

qbc:どんなことをして遊んでいたんですか?

もち:幼稚園の友達とか、あと家の近くに住んでる近所の子達と一緒に遊んでました。

qbc:その時の自分の性格って覚えてますか?

もち:結構わがままだったと思いますね。あんまり記憶にないんですけど、一番古い記憶で覚えてるのが幼稚園の劇で、確か、オズの魔法使いみたいなことをやってて。あれって魔法使いに東と西がありますよね。それで私はどっちかの魔法使いの役をやってて、もう片方の魔法使いの人の衣装が自分たちのより可愛くて「衣装が可愛くてずるい」みたいな喧嘩した記憶が残ってますね。それで先生に怒られて泣いた記憶。古い記憶ですね。

qbc:血縁者に似ているタイプの性格の方っていますか?「私この人の血を継いだんだな」っていうものってありますか?

もち:多分母親かなとは。

qbc:母親似。

もち:欠点だなと思っているのですが、やたら人と比べてしまうんですね。今は違いますけど、以前は割と世間体を気にして育てられてきて、あとは怒られるときは兄弟と比べて、「○○はちゃんと言うこと聞くけど、あなたは言うこと聞かないのね」と怒られたりしていたこともあってなのか分からないですけど、自分と誰かを比べてしまう癖があります。自分が「あの人よりここが足りない」とか「あの人いいな」みたいに思ってしまうので、妬んでしまうこともありますし、気になっちゃっちゃったりします。

qbc:今もそうってことですか?

もち:今はもう妬むことにエネルギーを使うのは無駄だと思っているのでしないですけど、比べて「自分なんか」みたいに思ったりマイナス思考になりがちですね。

qbc:人と比べて「自分が上回った」と感じたことはありますか?

もち:あんまり下を見ることないかな。下っていうか相手に「勝った」みたいな感じは思わないですね。

qbc:常に下になっちゃうってことですか?

もち:下になっているかもしれないですね。

qbc:小学校の時はどんなお子さんでしたか?

もち:小学校の時も、相変わらず活発。ただ、出来ないことがあると結構癇癪を起こすタイプだったと思いますね。体育とかそういう運動系は得意だったので、走るのは遅かったんですけど、跳び箱とか、鉄棒とかドッジボールとかひたすら休み時間に跳んでたり回ったりしてました。

qbc:人間関係は?

もち:人間関係は特定の子達と遊んでいるのが多かったですかね。あとは男女混ざって、放課後とか昼休みとか、学校のせせらぎみたいなところで遊んでましたね。

qbc:中学校ではどうでしたか?

もち:中学校ではGACKTが好きでそこにどっぷり浸かって、あとバトミントン部で、中1から高2まで結構忙しかった記憶があります。

qbc:高校生ではどうでしたか?

もち:高校生も同じところに通ってたので受験もしてなくて部活を続けてました。高2の時に部長になったので、授業中に内職でメニュー考えたりとか。成績は普通ぐらいでしたね。

qbc:中高一貫校だったんですか?

もち:小中高一貫でした。

qbc:どうして小学校を受験することになったんですか?

もち:親の方針と、あとお婆ちゃんが「女の子は受験しなきゃ」みたいな感じで入ったと記憶しています。

qbc:その後は?

もち:その後は、大学受験しようかなと思って受験しました。第1志望のところには行けなかったんですけど、ストレートで第3希望ぐらいのところに入学しました。バトミントンサークルに1年の夏ぐらいまで入っていて、そのあとはボランティアサークル2つと、バイト2つ掛け持ちして、かなり充実してたかなとは思いますね。

qbc:バイトは何をされていらしたんですか?

もち:フードコートの焼きそば屋4年間と、駅員のバイトを2年間くらい掛け持ちしていました。

qbc:ボランティアサークルは?

もち:ボランティアサークルは、学内のサークルとインカレのサークルに入っていました。インカレのボランティアサークルは、海外に旅行ではなくボランティアとして普段行けないところへ行けるということで入って、中国に植林活動しに計2回行きました。あとは、東日本大震災の時に災害救援をしに仙台へ行ったり。学内の方は成り行きで代表みたいなことしてて、消防署の方と一緒にAED講習や学内や周辺の掃除活動とか、そういうのをやってました。

qbc:趣味や自分の好きなものって何かありますか?

もち:趣味は、昆虫食。「虫を食べる会(NPO法人昆虫食普及ネットワークホーム | NPO法人昆虫食普及ネットワーク (entomophagy.or.jp))」なるものに社会人になってから、ずっと関わっています。あとGACKTは高校生の時はお熱でしたけど、社会人を機に卒業して、その後BUCK-TICKというバンドにハマってライブに行きまくってましたね。昨年、櫻井さんが亡くなってしまって、、、急遽日本に帰国してお別れ会に参列しました。

qbc:就職は?

もち:ちっちゃい頃に親から色んな本を読めって言われたりするじゃないですか。その中で「目からうろこ小学生の「地球環境」大疑問100」という本がすごい印象に残っていて。そこから環境問題、地球温暖化とかゴミとかそういうのがずっと頭の片隅にあって、エネルギー業界に携わりたいなと思い、就活を始めました。色々受けた結果、物流系商社に縁があって入社しました。エネルギーを取り扱ってる部門があって就職を決めた感じですかね。あとは、大学生の時に駅員のアルバイトをやっていて、物事をいかに正確に時刻通りに運行させるか、というところの難しさというのを実感していて、物流を取り巻く環境に興味があったというのもあります。結果として、情報システム部配属となったのですが、エネルギー関連部署のシステム担当となって興味のある業界だったため、やりがいがありました。
qbc:職種はなぜそれを選んだんですか?

もち:情報システム部は希望していなかったです。むしろ、営業部門しかないと思っていて、エネルギー関連部門に入りたいと希望を出していました。性格診断とか色々考慮された結果、管理部門の情報システム部だったのかなと。縁があってエネルギー関連部署のシステム担当となり、間接的に関われていて、取引先の企業さんとか就活で受けいていたところが結構多かったので、知ってる知ってるという感じですごく楽しく仕事が出来ましたね。

qbc:今に至るまでの間、社会人生活で何かありましたか?

もち:自分の中でターニングポイントってことですよね。今ですね。ずっと日本にいた状態のままだったので、今海外研修員として、ある意味擬似転職みたいな経験をして、同じ会社ですけど、海外からの日本や日本の企業の立ち位置、自社の立ち位置を知ることができました。1年間の研修のため、今後は日本の会社に戻るんですが、まだ次の配属先は決まってなくて。営業をやってみてしっくりこなかったため、元の配属先に戻りたいと希望は出してるんですけど、どうなるかは分からなくて。配属先によっては新しい関係になったり、ここが自分の中でプラスに動くのかマイナスに動くのかの分かれ際かなとは思ってます。プライベートも今後どうしようかなっていうのも考えなきゃいけないんですけど、うん。結構何とかなるや精神で生きてきたのですが、自分の将来が見えない、どうなりたいのかということをきちんと見据えなきゃいけないっていうか、今と同じ生活をしていくのはちょっとよろしくないかとは思うので。

qbc:これまでで一番濃かった恋愛ってどんな恋愛でしたか?この人と結婚するとかそういう意味で。

もち:地理系の学科に行っていて、大学3〜4年ぐらいの時になるんですけど、卒論で山の植生を調査していたんですね。どんな草が生えているのか、今後どのように植生が遷移していくのかという研究で、4m四方で区切って調査するってことをやってたんですね。それを長野の上高地でやってて、同エリアで研究している他の大学の方達と合同調査で知り合った方かな。あわよくば付き合って、結婚してたのかなと思いますね。告白されたんですけど、結果的に付き合わなかったんですね。断った理由としては、顔はタイプだったんですけど、ちょっと服装がダサくて。新宿とか一緒に歩いていたら、結構キャッチに引っかかってて、ダサっと思っちゃって、断りました。たらればになるんですけど今思えば、そのチャンスをちゃんと掴んでおけばよかったかなと。その人とだったら山奥で協同研究のために一緒に合宿してたので、調査後の汚れた姿をお互いに見ていたし、思ったような調査成果が取れなかったりと苦楽をともに過ごしていたので、フランクに話せてましたし、目線で会話とかしてたので、一番合ってたかなとは思ってますね。ただその人は、既に結婚してお子さんも産まれているので、今は連絡は取っていないですね。

qbc:親からはどんな風に育てられたと思ってますか?

もち:3人兄弟で、姉、私、弟で、ちょうど中間、真ん中っ子で放任っていうか適当っていうか自由にさせてもらってたかなと思いますね。大学生になってからは、自分で考えて行動してっていうような感じで、あんまり将来について注意とか、アドバイスっていうのは、聞いてなかったのもあるかもしんないですけど、結構自分で決めてから、報告する感じでした。それに対して親もなるほど、みたいな感じで異論はない感じでしたね。

qbc:人生の転換点を教えてください。香港の他にも何かありますか?

もち:大学卒業時ですかね。社会人になった22歳と、今31歳が転換点かなと。自分で選択して、大きく環境を変えたっていうところかなと。

未来:偉い人達とどういう方法でこのビジネスを動かしていくとかっていうのを裏では会議していると思うんですね。そういう所に行って、自分も意見したい

qbc:未来についてお聞きしますね。5年、10年、30年、最後死んじゃうよっていうところまで考えて、どういう風な未来を今の段階でイメージできますか?

もち:イメージはあんまりついてないですけど、こうなりたいなっていうので、5年後は36〜37歳なので、結婚して子供はいて欲しいですよね。ただ仕事は辞めずに働いていたいです。10年後、47歳どうなんでしょう、偉くなっていたいですね。次長とかには。プライベートはあんまり想像つかないですね。20年後57歳も、偉くなっていたいですね笑。30年後67歳は、仕事はリタイヤして、どこかで優雅に暮らしたいですね、日本じゃなくても。あとはもう91〜2歳ぐらいで死にたいですね。ボケとかで人の記憶があいまいになってまで人の介助がいる状態で生きていくのはちょっと自分的には辛いので、可能であれば、早めに人生を終えたい、そんな感じです。

qbc:パートナーに求めるものってなんですか?

もち:自分のペースや軸を持ってる人、尊敬出来る人、ちょっと身体的なことになるんですけど、体毛が薄い人ですかね。好きになる人の共通点はそんな感じです。

qbc:社会的な成功とか自分が美しくなりたいとか、目立ちたいとかそういう自分の本質的な部分で、自分は何が好きだと思いますか?

もち:綺麗なものが好きですかね。

qbc:昆虫食が好きで、BUCK-TICKも年齢的に言うとメインゾーンではない世代じゃないですか。ちょっと風変わりなものが好きっていうのを見えつつ、仕事ではわりと偉くなりたかったりと、割とメインカルチャー的というか、子供の時は外遊びしてるんだけれども、今割と内々に情報システムをされてらっしゃたり、なかなか統一感のないイメージを抱いたんですよね。

もち:結構興味があるものには確かに法則性はないですね。良いなと思ったらやってみて、駄目だったらどんどん捨てて、結果残ってるものっていうような感じになって。

qbc:性格的に人と比べて常に下に見てしまうっていうのがあったりして忙しいなって感じですよね。

もち:そうですね、感情は結構ころころ変わっちゃいますね。自分でも疲れます。

qbc:そういう中で自分ってどんなものが好きですか?判断軸みたいな。

もち:感情的ですけど、楽しい。やらなきゃいけない(must)っていう状態にならない感じで「楽しい」っていうのを続けられることが軸ですかね。気づいたらそうなってました(ハマってしまった)という状況が理想ですよね。仕事が結構辛いこともありましたけど、根本的には楽しいって思いながらやっていて。人間関係も大きいのかもしれないけど。香港では、個人的には人間関係が合わないのかもしれなくて、営業という仕事にも影響が出ているかもしれないですね。

qbc:社内の人間関係ってことですか?

もち:社内の人間関係ですね。日本とは違って、香港は雇用契約もあるのかもしれないですけど「自分の仕事はここからここまで」とか「今持ってる仕事は他の人に渡さない、自分のものだ」っていう所有物感が強くて。私がぽっと香港拠点にやってきて、さぁ何やる?ってなった際に、彼らがやっていた仕事のうち1つをあげて、やらせてもらってるみたいな。ある意味、自分の仕事を一部取られてやってるみたいな印象があって、若干あたりが強かったりはするのかなと。そこに対して自分が上手くコミュニケーションとってやれればいいんですけど、顔色を伺ってしまって上手くやれないところがあってって感じですね。なので、楽しくないなと思いつつやってます。でもそこはもう仕事なので、切り分けなきゃなと思ってるんですけど、どうしても感情が入ってしまう。そこはちょっと自分の中で嫌なとこですけど。

qbc:どんな仕事をしたいと思いますか?

もち:大きな夢で言うと、環境問題とかの国際会議があって大学の時にオブザーバーでCOP(気候変動枠組み条約締結国会議)に行ったことがあったんですね。オブザーバーなので、会議に参加することはできないんですけど、交渉官に対してアプローチをするロビー活動や、ユース同士で意見交換するという経験をしたんですね。個人的にはその会議に一企業代表とか、そういった形で参加してみたいなっていうのはあります。

qbc:それは地球規模での具体的な問題に関わりたいっていうことですか?

もち:そうですね、例えば企業だとSDGsに貢献しますみたいな感じで、先進的な企業とかは会議に参加したり、協賛をしているんですね。となると、彼らは今後のビジネスをどのように動かしていくか方針というのを会議していると思うんですね。そういう場所に参加して、意見をしたいなと、遥かなる夢なんですけど。国際交渉という、あらゆる意見を集約し、利害関係などのリスクも考慮し交渉した結果、成果物(数値目標)ができあがり、それが合意される。その合意された内容に従って、世界ビジネスが動いていくっていう、一連の流れを自分の目で見てみたいなと思っています。

qbc:その気持ちの源泉ってどこにあるんですか?

もち:人と比べるということを良いように捉えると、上を見て、ああなりたいこうなりたいっていうのに少しでも近づけるような、っていう思いですかね。環境問題といっても漠然としてますけど、大学の時にボランティアで微々たることですけど、環境問題にアプローチして。1本2本の木を植えて何になるんだっていうところもあるんですけど。ボランティア(ユース)で関わる環境問題と、ビジネスでやる環境問題に対するアプローチってほぼ真逆で。ビジネスは利益が生まれなきゃ成り立たないので。でも、今は「環境問題×ビジネス」をしなければいけない状況になってきた。ここ10年ぐらいでだいぶその環境問題っていうかSDGsに関する世界の見方っていうのが、他人事みたいな感じで意識高い人たちがやっているという時代の流れだった気がするのですが、今や水災害も増えてきてしまったこともあり、手のひら返しではないですが、やっと自分事として捉えられてきている。ただ、「環境問題×ビジネス」の中でも、補助金も出ることもあって、見せかけの環境にやさしい商材(実はグリーンウォッシュ)というのも多いと思っています。じきに淘汰されると思っていますが。なので、素人ながらきちんとやろうよっていうような気持ちです。何を話してるかちょっと整理ついてないんですけど。

qbc:もしもの未来の質問っていうのをしていて、もしも、大学卒業の時点で就職しないっていう選択をしてたら、どんなことをしてたとおもいますか?

もち:多分、生きてない気がしますね、なんとなく。あとは、駅員のバイトをずっと続けて、そこで社員さんになるとか、そういう道もあったのかなとは。ステレオタイプかもしれないんですけど、雇用されないで生きていくっていうのが想像がつかないんです。父親も母親も会社に勤めて、働いて結婚してみたいな形だったので。あとは、何でやるか分からないですけど、起業してたかもしれないですね。色んな選択肢があるんだなとちょっと今、思いました。

qbc:環境とか駅員とかいわゆるインフラに近い部分に興味があるっていうのは何か理由がありますか?

もち:小学校の時から電車に乗っていて、たまたまですかね。

qbc:いや、情報システムってインフラなので、何かしらあるんじゃないですか?見方が営業向きじゃないというか引いて見ちゃう所があるのかなと思って。

もち:そうですね、結構客観的に見て全体を把握することは得意かもしれないですね。未来のことを考えながら、この方法はどうだろう?駄目か、じゃあこれは?とか、結構細々したこと(考えて試行錯誤すること)は結構好きなので。確かに情シスもインフラですね。

qbc:こういうタイプなかなかいませんよ。あんまり性別でものを判断してはいけないですけど、女性でこういうタイプは少ないですよ。環境問題だったら単純に自分が行って人助けをしたいっていう発想なんですよ。「会議に出て提言したい」っていうのはあんまり言わないですね。

もち:「今ある環境は本当に正しいのか」と、客観的に斜に構えて見がちですね。情シスの時も、この業務フローが本当に適正なのかとか、システムの改修要望をベンダーさんに伝える際も、この処理内容だとここに影響が出るとか色々検討したり。で、出来上がったシステムに対して、この動きはちょっと駄目だとか、修正を加えてもらったり。さらに、ユーザーである社員さんが実際にシステムを使って業務をする中でやりづらいことはないか、不具合は発生していないかとか、常に細々何かを調整していますね。確かに、色んなルートや考え方がある中で最善を選ぶっていう仕事は、仕事っていうかやり方が好きなのかもしれませんね。駅員のバイトも、今ではホームドアが付いてしまったので業務内容が変わっているとは思うんですけど、いかに定刻にお客さんを詰めてドア閉めて発車させるかっていう責務があったので、ドア開く前のそのお客さんの並ばせ方とか、アナウンスの仕方とか、煽り方っていうんですかね、早く乗ってくださいみたいな煽り方とか、1分2分遅延しただけでも結構後ろの走ってる急行電車とかにも影響があったりするので。そういうのを工夫しながら、その状況に応じてやるっていうのが、確かに好きなのかもしれないですね。

qbc:最後の質問なんですが、遺言でもいいし、インタビュー振り返ってもいいし、読者向けメッセージでもいいし、最後に言い残したことはありますか?

もち:取り留めも無くグダグダ話して、自分の中で見えてないっていうか軸がブレブレなんだなとはちょっと実感してるので、興味があることが楽しいって思えば良いのかなと思ったりするんですけど、人生もうちょっと深く考える必要があるかなと思いました。以上です。

qbc:ありがとうございます。

あとがき

こないだ花葵(はなわさび)ってお店に行って、お店の中入ってお店の話してたら、お店の人が花菱(はなびし)って言ってたのよね。
あ、はなびしか、って思った。
見間違いってありますよね。空目。
人生全体が、空目のようなものなのかもしれないな、って思いました。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:さめこ】

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