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多文化共生に興味がある人

最近私qbcあんまりよくなくて、フリーランスになってしまって傲慢になったよなって思って。家族とインタビュー以外の人とは話さない。
そうすると、どうもなんか刺激少ない気がするんですよね。
いやこのおかげで、インタビュー関連のことは速やかに進んでますよ。
でもね、それいがいのことがおろそかになってきてる気がするんですよ。あんまりね。外でないからね。三軒茶屋からほとんど外にでないんですよ。この一か月で、世田谷区以外にどこに行ったか? 渋谷区くらいなものかもしれません。ああ
それでストレスたまりやすい。あーあーあー。なんかもうね、新しいものにふれるということはもう、それはそれは大切なことなんだなって、思いますわー。
がんばります!! あああ!
外に出よう栗林! 外に出るんだ。
ということで無名人インタビューゴツ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは Lily Atlantis さんです!


現在:やっぱり何となく就職しちゃったなっていうのがあったので、もう1回ちゃんと勉強しようかなって。

のどか:まず、今どんなことをしている人でしょうか?

Lily Atlantis:一般企業で働いています。でも、大学院に行きたくて勉強しています。大学院に進学しても、今の会社で適当なポジションで働き続けるのがいいかなと思っています。

のどか:大学院に行って、何を勉強したいんですか。

Lily Atlantis:移民や難民の研究ですかね。多文化共生とか移民難民に関連する政策に興味があるんですけど。日本でどうやって外から来た人を受け入れて、多文化共生を実現するのかみたいなのを研究していきたい。

のどか:それはどうしてそこに興味を持たれたんですか。

Lily Atlantis:高校くらいから、元々、漠然と難民問題に興味があって、それで大学の専攻とかも選んだんですけど、大学1年のときにスタディーツアーでドイツに行くことがあって。そこで、紛争や移動の原因になる出来事とかではなく、受け入れ社会の方をどうやって実現するかみたいなところに、興味を持った感じですかね。

のどか:そのスタディーツアーのテーマってそういうものだったんですか。

Lily Atlantis:難民問題について学ぼうみたいな広いテーマだったんですけど。でも場所がドイツっていうこともあって、いろんな国からドイツに来た人のお話を聞く場が多くありました。どちらかというと社会的統合とか多文化共生とかに寄ってたっていう感じですかね。

のどか:受け入れの方に目が向いたのはどうしてだっていうのはあるんですか。

Lily Atlantis:なんでしょうね。結局、国際関係とか日本の外のことを学ぶ中でも、日本で生まれ日本で育っちゃったので、全部日本に置き換えて考えるような感じの思考回路になってるんだと思います。移民難民問題も、じゃあ日本はどうなのっていう話になったときに、最初に思いついたのが受け入れだったんだと思います。

のどか:難民問題ってどうあるべきだって今はありますか、日本において。

Lily Atlantis:どうあるべき。今の日本は外から来た人を受け入れないっていうか。移民と難民の区別が少しついちゃいますけど、難民認定率が低いのもそうだし、移民という言葉は使われずに労働力や一時的な滞在として考えられているので。でもそういう人たちをちゃんと日本社会の一員として認めることで、きっと受け入れる側のメリットもあるかなと。その可能性に目を向けるべきなんじゃないかなと思います。

のどか:受け入れることの可能性っていうのはちなみにどういった?

Lily Atlantis:人口問題、少子高齢化とか、人手不足とか、もう今日本にいる人だけではどうにもならない領域で、どういう形であれ外から来た人に活躍してもらう場を作れば、日本社会の問題としても、国際社会から批判されている人権面でも、解決に繋がるんじゃないかなって。で、それは受け入れられる側にも嬉しいことで、うまくバランスが取れるところがあるんじゃないかなと思います。

のどか:大学院に行ってそれを勉強されて、それでも変わらず今の会社で働き続けてっていうお話でしたよね。

Lily Atlantis:大学院に行ってる間はしばらくはお金の問題とかもあるので、何か新しくアルバイトとか探すよりは、今の会社で働けた方がいいのかなって思いますね。

のどか:そもそも、どうして難民に関心を持ったんですか。

Lily Atlantis:ニュースで何年か前にすごいヨーロッパの難民危機の報道があったと思うんですが、それですかね。

のどか:それをよく目にしたからですか。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:ちょっと話を変えて、仕事以外の時間とかって何してますかね。大学院の勉強ですかね。

Lily Atlantis:それもそうですし、個人的にデータサイエンスの勉強もしていて。会社で今の職種だと、フルタイムで働かなきゃいけないので、大学院に通ってる間はもうちょっと時短勤務できるように何か違うポジションに就けないかなと思って、そのための勉強をしています。

のどか:ありがとうございます。趣味とかってあります。

Lily Atlantis:結構あるんですけど、漫画が好きなのと、あとは音楽ですかね。

のどか:漫画ってどんな漫画を読まれるんですか。

Lily Atlantis:いろいろありすぎるんですけど一番好きなのは名探偵コナン。それ以外にも、シリアスな方が好きです、約束のネバーランドとか。

のどか:シリアスなものの方が好きなのはどうしてですか。

Lily Atlantis:なんででしょう。考察ができる漫画が好きなんだと思います。

のどか:考えることは好きなんですか。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:音楽はどういうジャンルの?

Lily Atlantis:ほぼJ-popですね。ずっと好きなのはポルノグラフィティ、B’z、椎名林檎。最近はMrs. GREEN APPLE、King GnuとかCreepy Nutsとか。流行ってるものは一通り聞いてると思います。でもハマるのは大体今言った感じですかね。

のどか:共通点ってあります?

Lily Atlantis:難しいですね。ポルノとB'zは、親戚が好きだった影響ですかね。思い出的な。あとコナンの主題歌とか。

のどか:結構コナン起点だったりするんですね。

Lily Atlantis:そうですね。あとは、歌詞が好きか、曲調が好きかのどっちかですかね。ミセスはどちらかというと歌詞が好きですし、King Gnuとか椎名林檎は、曲調が斬新でかっこいいなっていうのが多い。

のどか:どんな気分になります?聞いてるときって。

Lily Atlantis:聞いてるときにどんな気分というよりは、こういう気分のときに、これを聞くみたいな感じですね。

のどか:友達とか周囲の方からはどんな人っていうふうに言われますか。

Lily Atlantis:どんな人...どんな人なんでしょう。

のどか:あんまりそういう感じに言われないですか。

Lily Atlantis:あんまり言われないとは思います。多分真面目とは思われてるんですけど真面目なのは仕事くらいで、別のところで話すと全然真面目じゃないので。あえて言われることはそんなにないですかね。

のどか:仕事は真面目なんですね。

Lily Atlantis:たぶん。仕事に感情を持ち込まない方が淡々とできて楽なので、真面目にならざるを得ないっていう感じですかね。

のどか:今の会社を選ばれたのってどうしてですか。

Lily Atlantis:正直な理由は内定くれたからなんですけど。でも、個人の裁量が大きそうだなって思ったところとか。上司に意見しても聞いてくれるし、今までのやり方とちょっと違うのでやってみたいと思ったらあっさりOKしてくれるみたいな、そういうのがやりやすいかなって思います。

のどか:裁量が大きいことっていうのは結構大事なんですね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:お仕事って生活とか人生の中でどんな存在ですか。

Lily Atlantis:難しいですね。今はやらなければいけないことだと思ってますけど、でもどうしても生活の大部分を占めるものではあるので、義務以上に有意義だと思えたらいいなと思います。

のどか:今ってどうですか。

Lily Atlantis:楽しくないわけではないとは思いますけど、でももともと仕事は嫌いになるものだと思っていたので、まだ楽しいとは言えませんね。でも大学院卒業したら、やっぱり研究と関連したことを仕事にしたいので。そういう意味では、今は別にやりたいことができているわけではないとは思います。職場環境はすごくいいです、人間関係とか気にすることがないので。でも仕事内容が好きかっていうとそんなことはないです。

のどか:大学院に行きたいとか、今言っていただいたやりたいことっていうのはいつごろから思ってるんですか。

Lily Atlantis:1年前ぐらいですかね。

のどか:何かきっかけがあって?

Lily Atlantis:きっかけっていうか、それといった出来事とかはないんですけど、やっぱり何となく就職しちゃったなっていうのがあったので。次に何するんだろうみたいなのを考えてるときに、移民難民関連のウェビナーに参加したりとか、あとは難民の方の自活をサポートするプロジェクトに大学からずっと関わってるんですけど、そういうのをずっと続けてたので、やっぱりそっちを本当はやりたいのかなって思って。それならもう1回ちゃんと勉強しようかなって思った感じですかね。

のどか:ありがとうございます。ずっと興味はあってっていう感じなんですね。

過去:吹奏楽部のとき、お客さんに感動してもらう演奏を目標にしていて。その人のためっていうのが派生して、困ってる人のためになれたらいいなって思うようになったのかなって思います。

のどか:過去のことを伺っていければと思うんですけど、覚えてる限り一番小さなときってどんな子供でしたか。

Lily Atlantis:うーん、おとなしかったんじゃないですかね。

のどか:ご兄弟は?

Lily Atlantis:妹がいます。でも小さい頃はいとこと一緒にいることが多くて、いとこ二人のほうが歳が近いので、どちらかというと、小さい頃は姉と兄がいたみたいな感じです。

のどか:結構近くに住んでたってことですか。

Lily Atlantis:歩いて3分ぐらいのところに、祖母の家に住んでたんです。私もほとんど祖母の家にいました。

のどか:さっきおとなしい子だったってさっきおっしゃったと思うんですけど、おとなしい子っていうのに関連する何か思い出があれば。

Lily Atlantis:なんか、一番近くの中学が、体育祭とかが厳しい中学で、みんなもそこだったので私も当然そこに行くと思ってたんですけど、違う中学を勧められたことですかね。

のどか:勧めたっていうのは、どなたですか。

Lily Atlantis:親に?

のどか:理由とかって、聞かれたんですか、そのときに。

Lily Atlantis:いや、聞いてないと思います。

のどか:それはおとなしいからだって思ってたっていうことですね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:じゃあ、それとは別の中学校に行った?

Lily Atlantis:いや、一番近くの中学に普通に。

のどか:中学生活ってどうでしたか。

Lily Atlantis:部活ばっかりやってました。

のどか:何部ですか。

Lily Atlantis:吹奏楽です。

のどか:吹奏楽は中学校から?

Lily Atlantis:そうです。中学から。

のどか:ちなみにどの楽器を?

Lily Atlantis:トロンボーンです。

のどか:トロンボーンを選んだのってどうしてですか。

Lily Atlantis:ほんのちょっとだけ小学校のときにも吹く機会があったんですよ。なので、トロンボーンにしました。

のどか:トロンボーンって、何も知らない人に説明するとしたらどんな楽器ですか。

Lily Atlantis:長いやつです。

のどか:音は?

Lily Atlantis:はっきりしているけど柔らかくて温かみもある、ちょっと低めの心地いい音です。

のどか:何か好きなところとかってありますか、トロンボーンで。

Lily Atlantis:スライドがかっこいい。

のどか:吹くときの手を動かす作業ですか。

Lily Atlantis:音程をすごい自由に変えられるんです。ピアノとかって一つの鍵盤で出せる音が決まってると思うんですけど、指で場所を押さえるとかじゃなくってスライドを動かして音を変えるので、すごく自由です。その分難しいですが。

のどか:中学校時代の思い出は、もうほぼ部活ですか。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:高校生はどうですか。

Lily Atlantis:高校でも、トロンボーンやってたんですけど、オーケストラ部で。

のどか:オーケストラ部と吹奏楽部と違うんですか。

Lily Atlantis:違います、楽器の編成が。吹奏楽はバイオリンとかの弦楽器がほぼないんです、コントラバスだけ。演奏も、オーケストラの方がクラシック音楽が多くて、吹奏楽は最近のポップスとかもやったりすると思います。私は吹奏楽の歌って踊れるとこが好きだったので、オーケストラもオーケストラで楽しかったですけど、やっぱり吹奏楽が好きかなって思いつつ過ごした感じですかね。

のどか:オーケストラ部を選んだわけじゃなくって、たまたまそうなったっていうことですか。

Lily Atlantis:私が当時考えたのはちょっと極端で、偏差値の高いところに行くか吹奏楽部の有名なところに行くかで。前者だと吹奏楽部がなくてオーケストラ部だったんですよ。なので、必然的にというか、楽器をやるにはオーケストラ部かなっていう。

のどか:偏差値の高いところを選んだっていうことですね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:それはどうしてですか。

Lily Atlantis:なんか、勉強した方がいいっていろんな人に言われた。

のどか:それはどうしてでしょうか?

Lily Atlantis:なんでしょう。部活をやるよりも勉強した方が選択肢が、その後の進路とかが広がるからっていう意味で言われたんじゃないかなって思います。

のどか:実際それはどうでしたか、大人になってみて。

Lily Atlantis:どうでしょう。私が勉強して高校行っちゃったので、そうじゃない可能性の方が惹かれるっていうのはありますけど。高校でしかできないことをやったとしても、勉強って個人でできることなので、あんまり変わらなかったんじゃないかなって気もします。

のどか:高校でしかできないことっていうのは、何がありますかね。

Lily Atlantis:でも部活はそうじゃないかな。環境が整っていないと。あと一般バンドはあまり歌ったり踊ったりしません。

のどか:勉強より部活の比重を高めてたらみたいなことですかね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:高校だと割合的には勉強の方が部活より高かったってことですよね。

Lily Atlantis:自分の中ではそうですが、とはいえ週6で部活はあったので、それなりに忙しかったです。

のどか:高校の部活はどうでしたか。

Lily Atlantis:でも楽しかったです。和気あいあいっていう感じで。

のどか:ありがとうございます。大学はどうやって選んだんですか。

Lily Atlantis:大学はオープンキャンパスに行ったときの雰囲気と、あとその時から何となく海外のことに関心があったので、そういうのを勉強できる場所を選びました。

のどか:もうそのときから関心は持ってたんですね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:学部としてはそういう国際関係の学部っていうことですよね。

Lily Atlantis:まあそうですね。

のどか:大学生活はどんなことをしてましたか。

Lily Atlantis:いろいろ手を出していました。メインは一応、ダンスサークルにいたんですけど、それは2年の途中まででやめてしまって。それ以外は、同じ言語を専攻している人の集まりみたいなサークルにいました。

のどか:それはどんなことするんですか。

Lily Atlantis:自由に企画持ち寄りで、他の外部の団体と協力したり。でも私はそこで繋がった外部の団体に今も関わっていて、続いています。

のどか:今でも関係があるのはその団体の活動だけですか。

Lily Atlantis:いや、他の団体もゆるゆると繋がってはいます。

のどか:なるほど。ちなみにそのさっきいろいろやったけど、ダンスサークルに落ち着いたっていうお話であってますかね。

Lily Atlantis:落ち着いたというよりは、ダンスサークルを一応メインにしつつ何か他のことをいろいろやってたっていう感じです。

のどか:なるほど。なんでそんなにいろいろやってたんですか。

Lily Atlantis:社会人になると仕事1本になっちゃうのかなって思っていて、そうじゃないのってきっと大学までだから、できることはやっとこうみたいな感じですかね。実際は社会人になってもいろいろやってますけど。

のどか:何が一番印象深かったですか。

Lily Atlantis:内容は薄いかもしれないですけど、難民支援団体へのインターンですかね。

のどか:内容が薄いっていうのはどういうことですか。

Lily Atlantis:イベントの裏方とか、文書管理とか。言っちゃえば雑務が多かったんです、作業としては。でも、NGOの職員って待遇がそんなによくないんだなとか、そういうことを身近で感じられて。それはそれで面白かった。

のどか:それはギャップがあったということですね、それまで思ってたことと。

Lily Atlantis:そうですね。確かに、そうですね。

のどか:なるほど。そこからそういう職業に就こうとはならなかったんですか。

Lily Atlantis:仕事内容は興味ありましたけど、そういう待遇なら、これを仕事にして働くのは見合わない気がして。だったら違う形がいいなって思いました。

のどか:結構待遇面は重要ってことですね。

Lily Atlantis:仕事なので。やっぱり自分のために、そこそこいい暮らしができる仕事の方がいいなっていうのがあったので。

のどか:大学生活、やりたかったことって割と全部できた感じですか。

Lily Atlantis:そうですね、割と全部。留学以外ですかね。

のどか:留学はできなかったんですね。

Lily Atlantis:コロナでなくなってしまったので。でも留年してまで行きたいとも思わなかったので、就職しました。

のどか:もし留学に行ってたとしたらどの国に行ってたんですか。

Lily Atlantis:オランダ。派遣留学なんですけど、ヨーロッパの移民政策に関心があったので、英語を使っていける協定校っていうところでオランダになりました。

のどか:ヨーロッパの移民に関心があるっていうのは最初ドイツが出てきましたけど、制度面でとか歴史からですか。

Lily Atlantis:制度とか歴史とかもそうですし、地理的に、地中海を挟んで来るじゃないですか。そういう意味でも。

のどか:地政学的なっていう所ですね。そこから今の会社を選んでっていうことですね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:今までの人生の中で、今の自分を作ってる一番影響の大きなものって何だと思いますか。

Lily Atlantis:いや、でもそれは吹奏楽な気がします。

のどか:それは、どういう点で?

Lily Atlantis:私のいた吹奏楽部は地域のお祭りとかでの演奏を大事にしてて、強豪校でコンクールとかも頑張ってたんですけど、人に感動を与える音楽を一番の目標にしていて。その人のためっていうのが派生して、困ってる人のためになれたらいいなって思うようになったのかなって思います。

のどか:それは同じなんですね、誰かのためにっていうところは吹奏楽と難民問題って。何かぱっとみ結構遠いようにも思えるんですけど。

Lily Atlantis:私の場合は、根底は一緒かなって思います。

のどか:ありがとうございます。やっぱりそれがインパクトが一番大きくてっていうところですね。

Lily Atlantis:そうですね。

未来:10年後ぐらいだったら、日本での多文化共生関連の政策に携わりたいなと思っています。

のどか:これからのお話伺えればと思うんですけど、5年後ってどんなふうになってると思いますか。

Lily Atlantis:5年後...

のどか:なってたらいいな、でも全然大丈夫なんですけど。

Lily Atlantis:1回一定期間、海外で働いてみたいです。

のどか:どこの国がいいんですか。

Lily Atlantis:さっき言ったドイツか、あとはカナダですかね

のどか:それはなぜでしょうか?

Lily Atlantis:それこそ外から来た人に、寛容っていうのがあるかなと思います。もちろんそうでない側面もありますが。

のどか:全然何の障壁もなかったらどれぐらい住みたいですか。

Lily Atlantis:5,6年ぐらい?

のどか:結構住みますね。でも5年後ってなって5年間住むってなったら、5年後も住んでますね、きっと。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:それって、実現の予定はあるんですか。

Lily Atlantis:大学院を出たら1回海外に行けたらいいというか、在学中に留学も含めてある程度の海外に住む経験をしたいなと思って。

のどか:ちなみに、それってそもそもどうしてですかね、海外に住む経験。

Lily Atlantis:自分が移住する側になる経験を1回してみたいのと、日本より多文化共生が進んでいる国で、勉強もかねて働きたいかなと。

のどか:大学院を、いつ頃とかっていうのは決めてるんですか。

Lily Atlantis:受験をってことですか。

のどか:そうですね、いつ頃通うとか。

Lily Atlantis:受験は今年しようと思っています。

のどか:そうなんですね。もうそれは決めてて、それに受かるともう今年から通い始めるような感じになるんですか。

Lily Atlantis:来年の4月入学ですかね。

のどか:じゃあ10年後だとどうですか。あんまり変わらない?

Lily Atlantis:10年後ぐらいだったら、日本で多文化共生関連の政策に携わりたいなと思っています。

のどか:日本の政策にこだわる理由とかっていうのはあるんですか。外国で働いてそこに関わる選択肢もあると思うんですけど、

Lily Atlantis:結局日本人なので、自分の国が一番動きやすいし、自分の国に貢献したいかなっていうのがあります。

のどか:動きやすさなんですね。

Lily Atlantis:というか、ずっと住んでいるので。どっかで自分は日本人だからって思ってるのがあるんだと思います。

のどか:ありがとうございます。何か死ぬまでに絶対これをやってみたいみたいなことってあります?

Lily Atlantis:死ぬまでにやりたい...手芸が好きなんですけど、自分のハンドメイドショップをネットでやってみたいなとは思います。

のどか :どんなものを売る予定ですか。

Lily Atlantis:何かちょっとした雑貨とかポーチとかそういうのですかね。

のどか:それは何か理由だったりきっかけだったりあったりするんですか。

Lily Atlantis:いや特にないですけど、祖母が得意です。でも単純に趣味っていう感じです。

のどか:趣味に没頭できる老後?

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:それが今じゃない理由とかって何かあります?

Lily Atlantis:あくまでも趣味なので、今それをそんなに極める気はないです。

のどか:もう老後の楽しみくらいでいいかなみたいな感じなんですね。

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:何か直近で楽しみなことってありますか。

Lily Atlantis:実はまた期間限定でトロンボーンを吹いていて。中学の卒業生でやっていて、それに出るのが楽しみですね。

のどか:それはいつあるんですか。

Lily Atlantis:来月(2月)です。

のどか:じゃあそのために練習をしている?

Lily Atlantis:そうですね。

のどか:出るのが楽しみですか。

Lily Atlantis:練習も楽しいです。いろんな人に会えるのと、大勢で音楽できるのが。

のどか:トロンボーンってそれ以外のところだと趣味でやったりはしないんですか、もう。

Lily Atlantis:そのつもりはなかったんですけど、でもちょっと考えちゃいますね。

あとがき

大人になってから、「誰かのために生きる、行動する」ことの難しさをつくづく感じます。
それは色んなしがらみ故でもありますが、自己中に生きることに意外と不便がないと気づいてしまうと、そこに止まりたくなってしまうのだと思います。楽ですもんね。

そんな大人の世界にあって、「困っている人のために」とさらっと言い切り、そのために行動し続けるLilyさんは、とても眩しく見えました。

原体験は人それぞれだと思いますし、皆んなが困っている人のために、とは思えないかもしれないけれど、それでもこんな風に軸を持って生きたいな、と思わされるインタビューでした。

Lily Atlantisさん、ありがとうございました。
受験の成功を願っています。

【インタビュー・編集・あとがき:のどか】

【編集:komima】

#無名人インタビュー #インタビュー #移民 #難民

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