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仏像イラスト紀行7


イラスト OK-tosh Design Office

奈良 東大寺 国宝 執金剛神立像
 
寺院名:東大寺
宗 派:華厳宗
開 基:良弁
創 建:天平17年(745)
住 所:奈良市雑司町406-1
URL:TOPページ - 東大寺 (todaiji.or.jp)
道 順:近鉄「奈良」徒歩15分
 
仏像名:執金剛神立像
指 定:国 宝  
時 代:天 平  
製 法:塑 造・彩色
法 量:173.9cm
開帳日:毎
年12月16日
 
コメント
 
法華堂(三月堂)に本尊の不空羂索観音立像に背を向ける形で奉られて
います。
東大寺が建立される以前、法華堂のあたりには金鐘寺という寺院がありこの
執金剛神立像(しゅこんごうしんりゅうぞう)はそこの本尊だったと言われて
います。
作例は少なくあまりなじみの無い仏像ですが、執金剛神が二体に分かれると
金剛力士(仁王)となります。
塑像ですのでなんとなく動きが硬い感じですが、怒りの表情や浮き上がる
血管が巧みに表現されています。
また秘仏として厳重に守られてきたこともありみごとな彩色が残って
います。
思っていたより小さい印象でしたがさすがに天平仏は個性的で存在感が
あります。
個人的には法華堂の本来の本尊はこの執金剛神立像だったのではないかと思っています。

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