何かを成したいなら紙の計画書を作れ。

計画書を作って、実行するのと、無いまま実行するのは、
暗算をするのと、筆算をするのとに類似する違いがある。

頭の記憶容量は、暗算すればわかるけど、たいしたことはない。
途中で別の事をすれば、前やっていた記憶は消えてしまう。

なので、ある程度長期的なプロジェクトを達成したいなら、それは計画書を書いて、実行していくというプロセスを経るべきである。

最近はインターネットやコンピューターで書くこともできるが、おススメは「紙」で書いて、バインダーに閉じることだ。

紙で書くと、文字を書くのに、時間がかかるので、ゆっくり書ける。
その計画に全体で数か月かかることなら、その計画の文章を書くのに、ある程度の時間をかけるべきだ。

ゆっくり書くと、その間に思考が働く。
間違えたら消しゴムで消すので、考えてから書き始める。

そういった作業のなかで、計画がより洗練されるのだ。

実行したら、うまくいかなかったり、失敗したりするだろうが、それでいい。計画書があるからそれがわかるのである。

なければ、それもうやむやになってしまっていただろう。
目的とずれていっていれば、修正すればいい。失敗したら、新しい計画をつくればいい。

やる価値がないなら、やめてしまえばいい。

計画書を作ったからそういう検討ができるのだ。頭の中だけでやろうとするのは、暗算で難しい計算をやるようなものである。

だから、紙の計画書を作って、バインダーでとじてみよう。