現役教師 らん

昔CAだった小学校教師です。離婚し1人で育てた我が子は既に成人し、今は2匹の愛犬を育児…

現役教師 らん

昔CAだった小学校教師です。離婚し1人で育てた我が子は既に成人し、今は2匹の愛犬を育児(育犬?)中。 「我が子の不登校→克服→立命館大学合格→就職」「自分の持病により常勤→非常勤」「仕事と家事の両立に苦悩」そんな子育て時代を経て 知ったこと、感じていることなどを綴っています。

最近の記事

通級指導教室で学ぶこと【お子さんが発達障害かも、と言われたママさん向け①】

 タイトルのとおり「お子さんが発達障害かも、と言われたママさん」に向けて書いています。 とても広範囲で、取り上げるべきことが膨大にあります。  今回は、通級指導教室で学ぶことについてお伝えします。 このテーマ1つにしても、あれこれありますが、中でも特に大きな柱になると思うことに絞ってみます。 抽象的な話より、イメージしやすいよう私自身の話で説明します。  私は昨年まで数年間「通級のプロ」を目指して仕事をしていました。  管理職との面談では毎年、来年度も通級希望と伝え、そ

    • 不登校が始まりやすい時期

      ゴールデンウィークが終わりましたね。 コロナのニュースも流れなくなり マスクなしで観光やレジャーを楽しむ 家族連れの姿があふれかえった連休でした。 でも、実は 学校にとってはこのゴールデンウイークというのは、なかなかの厄介者です。 子ども達は、新入学や進級をし、ひと月かけて新しい環境にようやく慣れたわけです。 新しい先生のやり方(または、扱い方?)にも慣れ、新しい学級の友達の名前、学級のルール、学級のルーティン、新しい自分の役割などなど…たくさん覚えて頑張っていました。良

      • 3つの顔:元CA/マナー講師/現役教師

         4月に「現役教師 らん」としてnoteデビューをしました。多くの方たちに記事を読んでいただけた嬉しさや、スキやコメント、フォローいただいた方々への感謝の思いでいっぱいです。  この1か月は、現在の主たる仕事である教師としての視点で、この仕事についてや小学校デビューを果たした1年生、多くの子どもたちとのほっこりエピソードなどを書いてきました。(これからもときどき追加します)  5月は、発達障害と言われた子どもたちやその保護者さんとのふれ合いの中で感じたこと、通級指導教室の

        • 脳トレ?:記憶に残る日記 ほっこり♡おすそ分け④

          1年生さんが 書いた絵日記。 ひらがなの学習がコンプリートするのは夏休み前。 なので、それまでは 絵だけでいいよ、と言ってありましたが、その日 集めた絵日記プリントの中に、ひらがなが たくさん躍っている絵日記がありました。 「こないらりずにいだんどえいたおかさんとおとさんとみちんといたみちんわすのいねてゆた」 翻訳 「こないら」→「このあいだ」を、本人は「こないら」と発音していた模様。 「りずにいだんどえ」→「ディズニーランドへ」 ディズニーランド、を そのように発音し

        通級指導教室で学ぶこと【お子さんが発達障害かも、と言われたママさん向け①】

          「さっき何 食べた?」聞かなくてもわかります

          学校給食。 昔は 無理やりにでも食べさせる文化だったので 私はお給食が 大っきらいな子どもでした。  でも 今では それは すっかり昔話。 今どきは たいてい どの子もお給食が大好きです。   非常勤勤務になった私は、午前中の授業をこなして ノートをみたり、翌日の準備をしたりして 退勤します。 ある日のこと。 自宅の手前で。 下校中の 1年生らしき2人の子どもが 自宅前を通るところでした。 「おかえり〜」と軽く挨拶すると、人懐こく「たっだいま〜」「こんにちは」と応えてくれま

          「さっき何 食べた?」聞かなくてもわかります

          それ速く走るコツ?ほっこり♡おすそ分け②

           新学期になると、学校では“スポーツテスト”が行われます。 ボール投げや反復横跳び、幅跳び、握力…などなどの測定をします。 あー、あったねぇ。なつかしい!と思われる方も多いのではないでしょうか。 今日は、1年生の体育のひとコマ。 測定日を迎えるまでに 短距離走の練習をすることにしました。 まず、まっすぐ走る。白い石灰粉で引かれた直線と直線の間を まっすぐ走る 練習。 え。そこから!?とビックリですよね。 はい。必要性が認められるため(👓)そこから。  また、ゴールの線の手前

          それ速く走るコツ?ほっこり♡おすそ分け②

          「先生もお仕事したら?」ほっこり♡のおすそ分け①

          ショートネタで 失礼します。 小さな子どもたちとのやり取りでは、 こちらの想定を遥かに超えた ほっこり言葉や行動が飛び出します。 そんなエピソードをいくつか。 皆様に ほっこりの おすそ分けとなれば嬉しく思います。 本日はこちら。 1年生の担任をしていた時の話。 休み時間、ひとりの子に 真顔でこう聞かれました。 「ねえ、ねえ、せんせいって おかねもち?」 私:「へ?…ん〜…どうかなあ、」 子ども:(二者択一の答えを 真顔でガン見で待つ) 私:(逃げられないと察し)「ふつう、

          「先生もお仕事したら?」ほっこり♡のおすそ分け①

          【期間限定の絆・びっくり仰天なこと&奇跡が起こる】:教師の仕事がブラックだなあと思ったことパート6

          この春で、教師の仕事24年目になりました。 今回は、この仕事をしていたからこそ起きた奇跡のお話です。 子どもから住所を聞かれて気軽に教え、年賀状のやりとりが続いているという話も珍しくなかった頃のことです。 (今は住所やライン・メールアドレスなどを教えるのは禁止とされています。) ★担当したひとりの子当時、私は管理職から頼まれて「相談室」を担当していました。その学校には不登校に陥っている子や、登校しても保健室で過ごすことが習慣になっている子どもが何人かいて、彼らを何とか救い

          【期間限定の絆・びっくり仰天なこと&奇跡が起こる】:教師の仕事がブラックだなあと思ったことパート6

          【休み時間0分】教師の仕事がブラックだなあと思ったことパート5

          ※今回の画像は ソエジマケイタさんからお借りしました。 ソエジマケイタさんからは これで3回目。いつもありがとうございます※ 本題。 そのまんま、【休み時間、0分 の仕事】です。 勤務時間が、7時間45分とされてるなら 何時間もサービス残業当たり前状態だから シビアに見れば 休み時間0分じゃなくてマイナス…。  もちろん規定では 休み時間は定められてはいるけど、そんなもん ありません(きっぱり。) 子どもたちの休み時間の間も、教師はほぼ教室にいます。 何してるか ◎気にな

          【休み時間0分】教師の仕事がブラックだなあと思ったことパート5

          教師の仕事がブラックだなあと思ったこと パート4

          まずは 「今、このnoterが面白い」に選んでいただいて コトバテラス山門さんに感謝を申し上げます。 記事を読んでくれた方、スキやフォローしてくださる皆さんにも ありがとう!の気持ちをお伝えしたい気持ちでいっぱいです。 ※今回は、TOMOさんから画像をお借りしました。TOMOさん、ありがとうございます※ 昨年から、「非常勤勤務の先生」となった私は、来週から勤務スタートです。 子ども達より 長い春休みを使って、毎日1本ずつ思いつくまま投稿しておりました。 勤務が始まると 投

          教師の仕事がブラックだなあと思ったこと パート4

          教師の仕事がブラックだなあと思ったこと パート3

          パート1.パート2に引き続き、ご紹介します。 9つ目になります。(まだまだ あるよ ) ※本日の画像は、ふうちゃんさん からお借りしています。ふうちゃんさん、ありがとうございます※ 【⑨褒められるのはママ、責められるのは先生】 子ども達の登下校。 学校によって ご近所同士集団でする所と、各自で、の所とがあります。 各自で、の学校も 低学年は集団で並んで帰るケースが多いようです。 運転しながら ラジオから聴こえてきた1通の 素敵なお便りが  今回のネタのタネになっております

          教師の仕事がブラックだなあと思ったこと パート3

          教師の仕事がブラックだなあと思ったこと パート2

          2つ前の記事で、「教師の仕事がブラックだなあと思ったこと」を7つ つらつらと 書きました。 自分では、あれ、1話完結のつもりでした。 が! なにせ 現場が長いもので、「あ、そういえば あんなこともあったわ。8つ、にすればよかった」「あ、こんなこともあった、9つ、にすれば・・・」そんな調子で 脳内で次々とネタが掘り起こされています。 というわけで、今回は8つめを紹介します。 今回から、ネタナンバーつけることにしました。 何番までいくのか 自分でもわかりません。。。 【⑧ ひ

          教師の仕事がブラックだなあと思ったこと パート2

          子どもが「学校に行きたくない」日、 ママができる5つのこと

          新学期。 新鮮な気持ちでいるのは、ぴかぴかの1年生だけではありません。 でも、しばらくすると、朝、 「がっこう、いきたくない」 と、悲しい気持ちで 心がいっぱいになってしまう子がいます。 今回は、そんな日に ママができること5つを挙げてみます。  今回も、23年間 小学校に勤務している私が「教師の視点」で、かつ、30年間 息子の母親をしている 子育て修了者の私が「ママの気持ち」を被らせながら 書いています。 「がっこう、いきたくない」にも、いろんなパターンがあります。 ・

          子どもが「学校に行きたくない」日、 ママができる5つのこと

          教師の仕事がブラックだなあと思った7つのこと

          長年 小学校で働いています。 学級担任や、学年主任、専門科目の教科指導、発達障害と言われた子どもへの通級指導などをしてきました。 子どもが好き・教職が好き・働かなければやっていけない、その3つの理由で20年・・・。 わが子が小学校2年生のとき、シングルのワーママとして「学校の先生」を始めました。 現在は、非常勤ですが、少し前まで常勤勤務で これらの仕事をしていて 辛かったな、と痛感したことを振り返ってみました。 【平日は19時すぎ帰宅】 20年の時代の流れで、少しは 早く帰

          教師の仕事がブラックだなあと思った7つのこと

          子どもが 学校で困らないために、ママができる3つのこと~入学式当日編~

          お子さんが小学生になる、というのはママにとってはいろんな感情が湧いてくるものですよね。 「無事に ここまで育ってうれしい。」の気持ちはもちろんだけれど、 「生まれてからまだ6年なのに もう? つい先日まで 「園児」だったのに もう「小学生」!?。」という戸惑いや、 「うちの子、だいじょうぶかな、うまくやっていけるのかな、、、」という不安と心配の方が大きいママさんが多いのではないでしょうか。 この記事は、約23年間「小学校の先生」をしてきた私が『教師の視点で』、かつ、30年間

          子どもが 学校で困らないために、ママができる3つのこと~入学式当日編~

          入学式直前!準備~子ども編~

          「あと〇日で、入学式!」この言葉を 多くのママさんが唱えている今日この頃ではないでしょうか。 当日の持ち物や服を見て、やる気まんまんの子どもの様子を微笑ましく思いつつも、「だいじょうぶかな」とふと心配にもなる、そんな時期でもありますね。 入学式は、セレモニーですがそこで完結のイベントではなくこれから始まる6年間のスタートです。 まずは、その記念すべき1日目にやる気まんまんのわが子が困らないために、ママがしてあげられることを考えていきましょう。 細かいことは様々ありますが、

          入学式直前!準備~子ども編~