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貯金0だった私が世界一周旅に出るまでの話



2024年6月から世界一周の旅に出るはなです!(拍手〜)

そう、あまり人には話したことがないのですが、実はタイトルの通り、私はここ数年自転車操業でなんとかやりくりしてきていたんです。
ですが、バイトをしまくるわけでもなく、プログラムに応募することもなく、理屈では説明できない道のりで、でもただの偶然とも言い難い運びで、一番理想的な形で私の夢「自由に世界を旅すること」が実現することになりました!
その経緯を記録し、奇跡をシェアハピする目的でnoteに記すことにしました。


奇跡の正体

私が奇跡と呼ぶそれは「ビジョクエ奨学金制度」を立ち上げていただき、
旅の資金を月12万円出していただけることになったこと。

ビジョン・クエストの名の通り、私のような若者がビジョンを追いかけて探求する自由な旅を実現させるための制度です。
学生じゃない、明確な形になる目的もない、お金もない、でも絶対旅をしたい!!!
そんな悩める若者(私)にとって、夢のような奨学金制度です。

この制度を創設し、出資するのは、場活動の代表であるいーさんこと、泉一也さん。コーチングから派生して場・コミュニティ・地域の活性化活動を本業としており、また私がいーさんと出会うきっかけでもあった地域商人という地域活性化オンラインコミュニティを立ち上げられた方。数多くの企業と仕事をしていく中でグローバル経験のある若手人材のニーズを見出し、今回のプロジェクトを発案されました。そして、ビジョクエ奨学金のファーストチャレンジャーとして私の旅を支援してくださいます。
もう1人、このプロジェクトをサポートしてくださるのが、Dukeさんこと、山本大輔さん。海外在住歴20年のご経験を持ち、主にニュージーランドとオーストラリアで留学・ワーホリのエージェント立ち上げた経験をお持ちです。このビジョクエ奨学金制度のポイントでもあるメンタリングを担当してくださいます。また海外在住の日本人のオンラインコミュニティを運営しており、私はそちらでもお世話になっています。
このお二方のご協力のもと、「ビジョクエ奨学金制度」が生まれることになったのです。

では、私にとって奇跡のような奨学制度が作られた経緯を順をおって振り返ってみようと思います。

そんな奇跡、奇跡と繰り返しすぎ、、、と思われた方もいるかもしれません。
しかし計画性もなくなんか行動した結果、こうして夢が叶ったことに、驚きというか、、、感心するような感覚を憶えていることが事実なのです。

奇跡の発端

そもそもの始まりは、昨年の夏「来年は旅しよう♪」と思い立ったこと。
あえて言い方を変えると「旅をするんだ!!!」と決めたこと
ですが、その時、貯金ほぼ0円。

旅をしたい!と思ったのは決して突然の衝動だったわけではなく中学生の頃から長年温めてきた夢でした。
しかし今までは、親の反対を振り切れず、また自分でも思い切ることができず実現されずに放置されてきたんです。
ですが、一年で大学を退学し、東京での修行も立ち行かなくなり、北海道の実家に帰省して、ポーっンと自由になったとき、
「そうだ!旅がしたかったんだ!!」ということを思い出したんです。

また、私の人生のテーマは「生きとし生けるものが生きててよかった、と感じる世界をつくること」。
このビジョンに掲げて、行動し続けた結果、今の自分なりの一つの答えを見つけることができたタイミングだったからこそ、より広い世界を知ってワールドワイドにビジョンを実現できる自分になりたい!!!
と感じたんです。

今の自分がすべき必然のことはより広い世界を、より深く知ること!
それを実行すること以外には次の正しい行動はないと確信しました。

では、どうやって実現させよう…?

Step1:バイトをする

もちろん、それまでも全く仕事をしていなかったわけではありません!
帰省してからは両親の事業の手伝いをしたり、知人からSNS運用の仕事をいただいたり、また不定期で雑貨屋バイトなどをしていましたが、どれも収入が不安定(契約も曖昧…)でお金をためている実感は持てませんでした。
だから、とりあえずバイトルでバイトでも探すか…と思ってのですが、それを父から止められてしまいました。
反対の理由は

ただの労働者になるな。
そうではなく、価値を生み出すことを学ぶこと。

byはな父

めちゃめちゃその言葉が響いた私は、バイトを探すことをやめ、
子供英会話イベントを開催することにしました。

もともと、これはお金を稼ぎたくて思いついたプロジェクトではなく、
私の母校に通う帰国子女の男の子が英語力の低下に悩んでることを聞いたり、
自分と同じように、バイリンガルの家庭に育つ子供達のことが気になっていたこともあり、私にも何かできないだろうか?という思いがあったのです。
そこで私の母語である英語を使いながら、子供たちとお菓子づくりをするイベントを開催してみたところ、これがかなり良い反響があったのです。
バイリンガルの子供でなくても「ネイティブの日常英語に触れたい」という子供たちがこぞって参加してくれるようになりました。
私にとってもこれは本当に楽しかったです。
「子供たちと遊ぶことも本当に大好き!!」
子守りをしているというより、子供たちの感性に触れること、子供たちと一緒になって楽しい時間を過ごすことが大好きで、実はここ数年託児をする機会がなかったことを寂しく思っていたから、本当にハッピーにこのイベントを開催することができています。

ですが、収入面でいうと、、、ほぼボランティアでやっているというのが事実。
様々な家庭環境のいる学校なので負担にならないように、経費だけいただいて応援費はカンパで募るという形式をとったので安定的な収入を増やすことができたわけではありませんでした。

それでも月が回ってきた感覚があったので「なんとかなるだろう♪」精神を保ち続けることにしました(笑)

Step2:旅に出ることを言いふらす

現実的にお金はあまり貯まってないけど、自分の中で旅をすることは決定していたので、とりあえず「旅に行くんだ〜」と言いふらすようになりました。
友人・知人に近況報告のついでに伝えたり、インスタに投稿して公言してみたり、また自己紹介をするときにアピールしたりと、隙あらば、旅に出るんだ!ということを伝えていたんです。

すると、冒頭に紹介した地域商人でお世話になっているある方が「海外に行きたい」という私の思いを汲み取って、海外在住者のオンラインコミュニティを運営されていたDukeさんにお繋ぎしてくださったのです!
セカチャレというそのコミュニティでは、世界に出て人生の可能性が大きく広がったという方々が、若者にもそのチャンスを掴んでもらうべく活動していました。
そこで私はインターン生として、開催間近だったイベントの運営に携わることになりました。
私にとってセカチャレはとても居心地が良いコミュニティで、
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアと世界各地に住む方々からそれぞれのお国事情や文化の話をざっくばらんに聞ける毎回のミーティングがとってもワクワクする楽しい時間でした。
東京で行われたイベントも大成功し、「この方々の住む国を巡りたいなぁ」「セカチャレ繋がりでどうにか旅が実現できるんじゃないかなぁ」と淡い期待も感じながら、楽しくインターンをさせていただきました。

Step3:スポンサー…?

そうこうしているうちに、年も明け、旅に出るはずの「来年」が「今年」になってしまいました!

流石にお金も用意しなきゃ…という実感も湧き始めた私がしたのは、
とりあえず、どんな旅をしたいかを妄想しまくること!!!
(ここまで書いて、初めて自分がどれだけ能天気かを自覚しました…)

この妄想のおかげで具体的に理想の旅もわかり、
一箇所に二週間以上は滞在して、地域や人と繋がりをつくることがしたい、ということが明確になりました。
そうなると格安で旅をするためにはボランティアをすることで食費と滞在費を浮かせる方法があることも発見することができました。

私が利用するのはこのワールドパッカーズ。
ボランティア×宿泊&食事提供サービスとしてよく知られているワーカウェイなどと比較して、圧倒的にワールドパッカーズがおすすめな理由もあるのでいつかこれも記事にしてみるかもしれません〜

そこでとりあえず、旅先で生存するのに必要な費用(渡航費、予備食費、予備滞在費、交通費など)を洗い出し、予算的にもせいぜい4ヶ月かなぁ、と予想。

ここからお金を集める!というスイッチが入りました。
このとき、SNS運用の仕事は続けており、また地元でオープンした素敵なカフェでバイトも始めたので、活動費はそこでなんとか賄うことにして、渡航費と生存費をどうにかかき集めることにしました。

まず給料未払いだった両親に商談を仕掛け、(真面目な働きを評価していただき!)無事日本からの出国と帰国+αがカバーできる金額をいただくことができました。

それから頼ろうと思った方々、それがいーさんとDukeさんでした。

その理由はいーさんが「地域商人のメンバーが事業を作っていくことを考えている」ことを聞いていたこと。
旅をした先では、日本文化交流会や旅先で出会った方とのオンライン交流イベントを開催することも考えていたので、地域商人とも親和性もあるし、協賛していただけるのではないだろうか…!と踏んだのです。

Dukeさんも海外へ挑戦する若者のチャレンジを応援してくださるとインターン時からおっしゃっていたので費用面でも何か助けを借りられないか…と抵抗を感じつつも、その可能性に携思いでした。

奇跡が起こる

そして、ついにそのお願いをするチャンスが回ってきました。
1on1でにいーさんとやりたいことを壁打ちする時間をとっていただけることになり、ここでなんとか思いを伝えて出資していただこう…!!!と意気込んでいたそのとき、なんと、いーさんの方から
旅の実現を事業化しよう」とご提案いただいたのです。

そしてDukeさんがメンタリング、そしてアドバイザーとしてサポートするという形で3人でプロジェクトを立ち上げるということになりました。
さらに期間も一年間と延長され、夢のまた夢だった
一年間かけた世界一周旅が実現できることが決定しました!!!


これがビジョクエ奨学金制度の誕生秘話です。
私の後にも、多くの若者にこの制度を届けられるように発展させていきたい!と
思っています。

ちゃらんぽらんでぽわぽわしてるのか、しっかりしてるのか曖昧な私が、
これを奇跡と呼ぶ理由がおわかりいただけたのではないかと思います。

いよいよ、これからが本番!!!

約2ヶ月後に迫った1年かけての世界一周の旅。

これから、旅の様子、探求の進展、きっと波瀾万丈になるであろうその道のりを発信していく予定です!

どうぞお楽しみに!


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