第一回 教養とは

Motokoさんによる教養の講義のレポート。

課題図書

村上陽一郎『改めて、教養とは』(2009) 新潮社


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あらすじ

教養のある人とは、知的で博識の人を指すのではなく、自分の信念と志と慎みを持った人を指す。
そこから派生してそもそも博識が教養人と言われるようになった歴史的背景、学問の歴史、さらには学問を形成する言葉の歴史まで幅広く取り上げていた。

私が感じた本書の本質

教養を持つことは自我を確立させる軸を持つことである。

印象に残った一文

自分は皆とは違う、という気持ちを忘れない、結局自分も皆と同じだ、という判断を忘れない。
教養とは、精神の「清潔感」を養うもの。

追伸 強烈に印象に残っている分がもう一箇所ある。それは慎みを持つことに関する例題として、食べ物が美味しいと感想を述べる事が、個人の欲求を露わにしているという点ではしたない行動である、と論じていた事。性欲を公に晒していることと同様、、とのこと。

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