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・仄見えし津軽海峡冬景色


(雪の青森紀行 3)

新幹線で一駅の青森へ。

「津軽海峡雪景色」の歌碑までは歩くと遠い。
「青函連絡船八甲田丸」辺りまで行くと、そんな景色を遠望できた。


まさに冬景色。
吹雪くし、足元は危ないし。

アップルシードルの工場で一休みして、
ねぶたミュージアムへ。
ねぶた祭りは以前、開始早々大雨が降ってきて、退散の憂き目にあった。

もう観たくないと思い、翌年は五所川原の立ちねぷたを観た。

今回は長女のリクエストだ。
迫力ある本物のねぶたが、これでもかと鎮座。
1つ1つの物語が興味深い。

囃子の生演奏や太鼓、跳人体験を楽しむ。
祭りに参加している気分だ。

夕食は最も繁華街の、本町にある居酒屋「心衛門」へ。
正解だった。

カウンターに座り、他県から婿入りしたという若い板長と話が弾む。
寿司が売り物なので、お任せコースを注文する。

生カキ、白子、本マグロ、ヒラメ、生エビ、サワラ西京漬、牛肉ステーキ、にぎり寿司8巻…。
お伴は地酒、純米吟醸「豊盃」。

驚いた!
レベルは高級寿司店、値段は居酒屋。
余りにも美味しいので、感激し放し。

雪の中をホテルに戻り、一寝入りしてから、
天然温泉で安らぐ。

巨大ねぶた異人も跳ねし雪のホール

鉦太鼓跳人体験冬館

連絡船今もシンボル雪しまき

工場のシードル辛口地吹雪す

まず野菜などとは言はず生牡蠣で

大間産にあらずと言ふも本鮪

鮨屋にてステーキ出され猛吹雪

お任せを完食したり雪明かり

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