🐈 気まぐ連載小説/図書館員 布施真理子の日記 5
5、
「せ、先生」
思い切って。
「んー?何ー?あ、でもその“先生”ってやめて。何かさー、カタっ苦しいのわたしダメ。だってさ、何かはじめましてで何だけど、もうさ、お茶飲み友達じゃん?わたし達。だよね?だってさ、ここの紅茶美味しくない?美味しいよね?あー、もう一杯飲みたい。早くホットサンド来ないかな…待ってらんないだけど。で、何?何か言いたい事あるの?でもさ、まずホットサンド来るの待ってくれない?美味しいんだから!でさ、何か絵が良いのよ、絵が!絵っつーか、何?皿?盛り付け