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ルーマニアのイメージが一瞬にして変わった、美しい街並みのブラショフ

ルーマニアの首都ブカレストからはトランシルバニア地方のブラショフに向かいます。


ブカレストからブラショフへ

ルーマニアは全体的に都市間の移動には結構時間がかかります。バスや電車の本数も少なく、鈍行列車も多くノロノロ運転は当たり前でした。ブラショフはブカレストから北に電車で2時間半程で比較的頻繁に出ており便が良いです。

ブカレストの駅に到着するとかなり年季の入った電車が停車していました。

こういう普通列車はスペインではもう見かけません(この旅行ではシチリア島でボロボロ電車に乗りました)。残念ながら乗ったのはこの列車ではなくもう少し新しい車両でした。

電車には欧米の観光客もちらほら乗っており、メジャーな路線であることが分かります。途中も有名観光地がありますが、生憎の雨なのでブラショフまで一気に行くことにしました。

ブラショフ旧市街のまち歩き

まずはブラショフの旧市街を歩きます。谷にある町なので左右山に囲まれていて緑豊か。山の天辺のBrasovのサインがハリウッドサインを彷彿させます。

町並みはとってもキュート。

チェコやハンガリーのような雰囲気の建物です。

家々がカラフル。

こちらはルーマニアっぽい建物です。


町の中心、旧市庁舎広場は町の大きさの割には広いです。塔のある旧市庁舎は今は博物館だそう。

大火で燃えその色合いから「黒教会」と呼ばれる教会。ルーマニア最大のゴシック建築の教会で、イスタンブールとウィーンの間でも最大だそう。かなり威圧感があります。

ヨーロッパ一狭い通りと書かれていたStrada Sforii。これより狭い通りはあるような気がしますが、17世紀に遡る古い道だそう。

要塞で囲まれた旧市街

中世には要塞で囲まれていた旧市街。現在は塔や門、稜堡の一部が残っています。

19世紀に建てられたPoarta Scheiという比較的新しい門。

16世紀に建てられたTurnul Ecaterineiという塔。屋根の形が特徴的です。

ディズニーに出てきそうなメルヘンな雰囲気。

素晴らしいBastionul Țesătorilorという稜堡。現在は博物館が入っています。

内部は四層になっており木造建築がとにかく素晴らしいです。このほかにもいくつか稜堡が残っていました。

稜堡裏手の高台から眺めた旧市街。中央に「黒教会」、そして右手に旧市庁舎の塔が見えます。

旧市街の外も素晴らしい建物の数々

旧市街の外も歩いてみました。スポーツ施設の木造の建物がルーマニア独特といった面持ちで素晴らしいです。

こちらは普通の住宅のよう。

20世紀初めくらいの建物でしょうか。やはり独特です。

木の装飾も素晴らしいです。

とにかくどこを撮っても絵になります。

とにかく町のどこを歩いても素晴らしい歴史的な建物が多く、お店なども結構あか抜けていました。トランシルバニア地方への玄関口やドラキュラで有名なブラン城の拠点の町として知られていますが、歩いていて楽しくすっかり気に入ってしまいました。

次回はブラン城を訪れます。

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