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ブルガリア旅行

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2023年6月のブルガリア旅行記です。
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もうすぐ無くなるブルガリア・ルーマニア間の国境越え

ルーマニアとの国境近くのブルガリアのルセでまったり一泊した後は、ルーマニアのブカレストまでの列車の旅。距離的には80キロ弱と近いのですが、国境審査などのため3時間ほどの旅です。 ブルガリアとルーマニアは2024年の3月31日にシェンゲン協定に正式に加盟することとなるため、両国間の国境審査は無くなります。その前の貴重な陸路での国境越えです。今後便利にはなりますが、国境を超えるドキドキが少なくなってしまうのは淋しい気がします。 ガランとした重厚なルセの鉄道駅 ルセの鉄道駅は市

バルセロナやロンドンにもあるブルガリアのファミレス・チェーン、Happyへ!

今回で2回目のブルガリア。以前も首都ソフィアなどで気になった「Happy」というファミレス風のチェーン。ただ普通のファミレスと異なるのが大々的にお寿司がメニューにあること!メニューを見てかなり衝撃的だったのを覚えています。 今回、ブルガリア料理は今まで旅して来た国々の料理と似たものが多いこともあり、ブルガリア最後の町ルセで特に食べたいブルガリア料理もなかったので、初めてこのHappyに行ってみることにしました。 実はこのHappy、バルセロナのスペイン広場にあります。国外

ルーマニアとの国境の町ルセでまったり

元々バルセロナからフェリーを駆使してイタリア、ギリシャ、トルコへと旅するのが目的でしたが、イスタンブールからブルガリアのソフィアまでの夜行列車に乗りたいとブルガリアまでやってきました。そして、私はまだルーマニアに行ったことがなかった(パートナーは首都のブカレストのみ)ので、次はルーマニアに行くことに。 問題はブルガリアとルーマニアの鉄道は高速鉄道はなく、普通列車でとってもスロー。そう遠くない距離でも結構な時間がかかります。 いくつかルートの候補があったのですが、ブルガリア

フレスコ画に感動!世界遺産のリラ修道院とボヤナ教会

以前ブルガリアを訪れたとき、世界遺産であるリラの修道院に行きたかったのですが、公共交通機関の便が悪く、時間もあまりなかったので断念。その時行かなかったことに後で後悔したので、今度こそは!と思い行ってきました。 リラの修道院は現地ツアーが便利首都ソフィアからの公共交通機関はバスが1日1本で、滞在できる時間はおよそ2時間。2時間で十分だろうか?バスが遅れたらどうしよう?と思い英語の現地ツアーを調べると結構安い! バスは往復10ユーロほど(1,600円)に対して、ツアーは20ユ

2度目のブルガリア・ソフィアはまったりと

イスタンブールから夜行列車で到着したブルガリアの首都ソフィア。 ソフィアは今回で2回目。前回は東欧を旅行したときに最後に立ち寄ったところで、その時は旅の疲れでが溜まっていたのでのんびりと過ごしました。 夜行で到着したソフィアの駅は、共産圏時代に建てられたと思われ、がらーんとしていてその大きさの割には利用者は意外と少ないよう。 駅構内に展示されているSLがキュート。 駅前のモニュメントも共産圏時代の名残のよう。 地下道にドラえもん!「FELON 」(犯罪者)って?

ドラマチックなイスタンブールからソフィアまで夜行列車の旅

最近欧州で人気が出てきているという夜行列車。高速鉄道が普及してからは廃線になった路線も多いですが、ここ数年で復活の兆しを見せています。 そしてトルコと言えば、かつてイスタンブールからパリまでオリエント・エクスプレスが運行されていて、イスタンブールの駅の鉄道博物館や駅併設のオリエントエクスプレス・レストランがありノスタルジックな気分にさせられます。 2017年にトルコのイスタンブールーブルガリアのソフィア間の夜行列車が開通したそうですが、コロナ禍で運休。2022年に運行が再

飛行機を利用せず主にフェリーで南欧を横断し、トルコそしてルーマニアまで

世界中がコロナ禍から抜け出した今年。行きたいところはたくさんありましたが、世界中で物価上昇ということもあり、貧富の差が激しい国は安全上の不安があったので、今年は南欧とトルコを廻ることにしました。 去年の秋、バルト三国に行ったときに地元の人々と話をしたら、「このあたりは観光客はコロナ前よりまだ全然少ない。久しぶりの旅行は馴染みのある国に行く人が多いからだろうね。」と話していました。ネットで調べてもやはりその傾向がるようで、欧州でいえば、観光大国と言われるスペイン、フランス、イ