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勝手に楽しむTOKYO2020

ミュージシャン 高橋幸宏氏が亡くなって、1年余り。
以下、2023年1月の当時、仕事で書いているメールマガジンの冒頭文です。


音楽アーティスト・高橋幸宏さんの訃報がありましたね。

YMO(イエローマジックオーケストラ)のボーカル&ドラマーとして、圧倒的な先進性で80年代の音楽シーンを席巻し、その後のジャパニーズポップスのフォーマットを提供しただけでなく、ニューウェーブやハードコアテクノの要素を取り入れ、広く欧米の音楽ファンまでも魅了したのでした。

天才・奇才揃いのYMOを取り持ってきた幸宏さん、彼はまたサディスティック・ミカ・バンドやザ・ビートニクスなど、晩年まで多くのセッションや楽曲・歌詞提供、さらに服飾ブランドまで立ち上げ、まさに気配りと多彩の人でした。

彼の音楽スタンスである「目立たない主役」「目立つ脇役」は「脇を引き立て、脇の中で光る個性」として、中小企業の皆さんを支援する者のあり方にも通じるかもしれません。


新譜はもう出てきませんが、良い時代になったもので、彼が遺した音楽や映像が動画投稿サイトで触れることができます。
そのたびに新たな発見があって、いつのまにか彼と彼の音楽への想いを重ねているわたしがいたりします。

そんな中、いきなり動画投稿サイトのレコメンドに出てきたのが、東京オリンピックの私製PV。
コロナの影響でやってるか、やってないのかよくわからない、昼あんどんのような大会ではありましたが、実はわたし、東京オリンピックの公式PVを観たことがありません。観たかもしれないけど記憶に残っていないのです。

だけど、コイツは違いますぞ!
高橋幸宏作曲 YMO「ライディーン」のメロディにのせて、ぐいぐいと観る者の眼と耳を引っ張り上げるのです。

「これはCOOLだ!」

特に前半の動画構成が秀逸で、
WARMING UP!
TOKYO 2020

のロゴがでてくるあたり、興奮と感動が頂点を極めてしまいます。

坂本龍一のテクノポリスバーションの動画もありますが、ライディーンのほうが遮二無二疾走している感じがあって、よりオリンピックに合っています。

「これをPVにした方がヨカッタ」
なんてコメントもありましたが、色々と大人の事情が絡みまくったハナシ。
そんなことは置いといて、
コロナがなければ東京オリンピックの本来こうだったんじゃないかと、勝手にパラレル世界を妄想して楽しんでいます。

ありがとう、ユキヒロ!

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