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遠野物語と呪術展


昨年の話で恐縮ですが自分の備忘録として。
東京発の夜行バスで朝、盛岡着。
盛岡周辺をレンタカー屋さんが開くまで周辺を散策。

朝ごはんは盛岡駅構内のお蕎麦屋さんで朝そば。
朝食セットのお蕎麦+納豆卵つき。
なんか、東京で食べるお蕎麦とはまた違う感じのすっきりした
お出汁でおいしかったなー。あと、お米もすごくおいしかった!!

うまい朝食そば

レンタカー屋さんも開いたので、盛岡駅から遠野まで1時間ほどドライブ。
今回の旅のメインの目的は遠野博物館で開催していた「遠野物語と呪術」展
博物館へ向かう途中の川も雰囲気が出てて気分が上がる。
まずは常設展からだけどしょっぱなから濃い!!
オシラ様もいっぱい!!
オシラ様とは東北地方で信仰されている家の神様、蚕の神、ほかにも馬の神とされているんだとか。
昔は各家庭にオシラ様がおり、オシラアソバセという行事の際には各家庭のオシラ様が一堂に会し、イタコを呼びオシラ様を遊ばせるそうです。
常設展にはオシラ様以外にも遠野物語に関連した文化的な展示がたくさん
あってじっくりと見ていたのでそれだけでも1時間以上はかかりました。

ようやく特別展示「遠野物語と呪術」展へ。
改めて呪術とはなんぞや?と調べてみると呪術とは神や精霊、超自然的な
神秘的な力に働きかけ、各々の願望をかなえようとする行為とのこと。
展示物はすべて写真撮影可。
ありがたいけど、注意書きのフォントが怖い・・・。

何か写ってたらほんと怖い…



蘇民祭でおなじみの蘇民袋も展示されていました。
五穀豊穣や無病息災を祈り、「蘇民袋」を奪いあう蘇民祭。
今年の2月で担い手不足のため1000年以上の歴史に幕を閉じました。
残念。行ってみたかった・・・。

特別展にもオシラ様がたくさん展示されておりました。
特に気になったのがこちらのオシラ様です。
二戸市のお寺に収められているオシラ様なのですが、なんとも怖いぐらいの迫力があるオシラ様でした。


歌川芳盛「丑満(丑の刻)参り図」
遠く岩手の地で三峯神社のお犬様のお札に会えるとは・・・
カッパのモンタージュ写真がなんともかわいらしい。


無病息災を祈り作られた藁人形


とにかく、展示物に圧倒されっぱなしではるばる静岡からきた甲斐がありました。
この自然環境が過酷でありながら、一方では牧歌的な雰囲気の中で「遠野物語」が生まれたんだなと感動しつつ博物館を後にしました。
この後遠野物語の舞台を巡る旅に出発!!





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