不自由落下運動

それはそれは癖になる浮遊感 / 文と詩 / 夜によく書きます / 「奇妙なことに能動的…

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それはそれは癖になる浮遊感 / 文と詩 / 夜によく書きます / 「奇妙なことに能動的なのは、下降するもの、落ちるものなのだ。」

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あなたはどう在りたい?【人生の目的について】

はじめに この文では、「人生の目的」みたいなものに言及してみようと思います。特に大学生、社会人になり始めぐらいの年齢の方々が直面する問題だと思います。もちろん、社会でばりばりと活躍されている年代の方々も考え直す瞬間が多くあるはずです。  自分の人生に明確な目的を持っている方、あてどなくフラフラとされている方、どうでもいいと思っている方、色んな人に読んでもらえると幸いです。  冒頭は私個人の考え方についての言及なので、「結局、人生の目的って何で要るんだよ?」という疑問を解消し

    • 割とお気に入りです https://note.com/un_free_fall/n/n6174063e3dec

      • 孤独と箒星《短文》

        不安はどこから来るのだろう。 大体、孤独のせいだと思っている。 独りぼっちの世界の中で 己が作り出した呪いにかけられて 隅っこで泣いている自分がいる。 泣いているのは十歳の自分だった。 何も分からず泣いている。 呆然と絶望している子どもがそこにいる。 呪いなんてちっぽけなものなんだ。実際。 そんなことは分かっている。 本人が自力で気付けないのなら 大人になった君が教えてやる必要がある。 世界に独りぼっちになることなど、ないことを。 大人になった君が差し出す必要が

        • 音と生きていく《短文・詩》

          音楽が好きだ 隙があればいつでも音楽を聴いている 今は技術が発展して 毎日知らない人の曲と出会うことができる 音も好きだし 歌詞も好きだ 僅か数分に閉じ込められた 人の想いに触れることができる 音楽は対話だと思う 何を想い何を伝えたいのか それに向き合う時間 同じ曲を聴き続けるのも悪くないが それではぐるぐると同じところに とどまってしまう気がする だから私は新しい人との出会いを求める 自分の世界の狭さを知るため 自分の経験の少なさに気づくため 周りの人は

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          エンドロール《短文・詩》

          映画のエンドロールを眺めている 特にこだわりがあるわけでもないが なんとなくエンドロールは最後まで観たい エンドロールの良さは 映画が終わってもなお 暗転が続いているところ もし明転されるシステムだったら すぐにその場を後にしていると思う 正直、エンドロールの文字は読んでいない 下から上に、上から下に 流れていく文字の連なりを眺めているだけ  ただただぼうっと さっきまで観ていた映画のことだけを考える この余白のような時間の中に 人生の豊かさが詰まっている

          エンドロール《短文・詩》

          群像《短文・詩》

          街に人が入り乱れている。 互いが交わることなく、交わっていく。 この人たちとは一生関わることがないだろう。 しかし、出会っている。 この奇妙な関係がこれからも続く。 かけがえのない私は、 すれ違う人の人生の脇役にすらならない。 すれ違う人たちは、 私の人生の脇役にもならない。 しかし、こうしてすれ違っていく。 群像を眺めている私は その瞬間、誰かの群像の一部でもある。 主体が構成になり、構成が主体に。 群像の中から私たちは かけがえのない"私"を見つけ、

          群像《短文・詩》

          許されたい《短文・詩》

          他人の目線を勝手に作り出している。 いつも何かに追われながら生きているようだ。 「誰に許されたい?」と聞いてきた友人がいた。 そのとき私は「全員に」と答えた。 そう、私は全員から許されたがっている。 私のやること、なすことを どうか咎めないでほしい。 あなたは誰に許されたいですか。 親ですか、友人ですか、知人ですか。 何をすればその人から許されたと言えますか。 そして、なぜその人に許されたいですか。 あなたの原罪はなんですか。

          許されたい《短文・詩》

          さて、切り替えて生きていきます。 皆さんもどうかお元気で。

          さて、切り替えて生きていきます。 皆さんもどうかお元気で。

          簡単に周囲の事情に触発されるのはとてもしんどいことです。 この思いもいずれ文章にします。

          簡単に周囲の事情に触発されるのはとてもしんどいことです。 この思いもいずれ文章にします。

          2日間文章が書けなくなっていました。 調子を整えることが大切ですね。 自分らしくあれないことが一番ダメですね。

          2日間文章が書けなくなっていました。 調子を整えることが大切ですね。 自分らしくあれないことが一番ダメですね。

          屈することなく《短文・詩》

          また、這い上がってきた 飽きもせず 仕方ない 人生はこうして続く 最後に立っていればいいんだ 途中何度折れても構わない 最後に負けていなければいい それまでは余興だ

          屈することなく《短文・詩》

          列車に乗って《短文・詩》

          あの列車に乗って あてのない旅へ出よう 目的地も方角も分からない どこへ着くかは列車の気分次第 飛び乗る勇気がないなら 手を繋いで一緒に行こう 行き先が分からなくて不安でも あの列車はあなたが乗るまで動き出さない だから、安心してほしい 旅路はあなただけを待っている 目的地に着いたときに 進んできた道を振り返ると きっと、綺麗に見えるはず 走れ、走れ 一秒でも早く その景色を一緒に見よう

          列車に乗って《短文・詩》

          声を出す《短文・詩》

          喉ががらがらと鳴る。 しばらく声を出していなかったからだ。 深く息を吸う。 声を出すために。 生きるために。 枯れた声で歌を口ずさむ。 歌に乗せて音をつなぐ。 声は続いていく。 だらだらと続かせはしない。 緩急と高低をもって この声はリズムとともに続く。

          声を出す《短文・詩》

          触れられなくとも《短文》

          鬱が明けた。 すべてを愛おしく思い始めたときが 終わりの合図だ。 絶海の孤島を彷徨っていた気分だ。 その反動から繋がりを求めているのだろう。 関わってきた人たち 皆んなのことを案じ始める。 最近はどうしているかな。 元気にやっているかな。 何か、辛いことに遭っていないかな。 どれだけ想おうと、 直に触れることなどはできないのに。 それでもいいのかもしれないな。 独りではないと思えていれば。 また深く沈んだとき 次はもう上がってこれないのではと そんな不安を抱

          触れられなくとも《短文》

          動き続ける《短文・詩》

          止まってはならない。 暇があると すぐに負の感情を抱く。 動き続けなければ。 動いていれば 嫌なことを考える時間すらない。 こうやって目を逸らし続ける。 暇なときに考えてしまうこの苦しさは 本来ならば考えなくてもいい 余計なことだ。 もやもやと考え込んで。 鬱になって。 深く沈んで。 そんなこと 私も望んでいない。 この深い海から浮上するためには もがき続けるほかない。 動いて、動いて。 光の差す水面へ向かって。 酸素を求めて。

          動き続ける《短文・詩》

          nowhere 《短文・詩》

          時々、どこかに連れて行かれてしまいたくなる。 ふっ と、攫っていってほしい。 真っ新な状態に戻って ゼロから人生を歩んでみたい。 自ら動こうとはせず 誰かが私の人生に触れることを待っている。 ただただ、誰かに、切に願っている。 どこかに、連れていってください。 子どもの頃に夢に描いた 今の技術では到底及ばない あのぴかぴかの乗り物に乗せてもらって ここから遠くの星へ。 綺麗な海を見られるといいな。 草木が大切にされているといいな。 暮らす生物が、満足しているといいな

          nowhere 《短文・詩》