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生きるのがツラいと泣く生徒の気持ちを受け止めてくれた先生〜卒業まで寄り添ってくれてありがとう。

21歳の娘の話。

生きるのがツラい。
この学校が嫌だ。

心身共にギリギリの中
それでも学校変わるのは
負けるみたいで
嫌だと泣いていた。

ココロも カラダも
タフではない彼女。

手首にはいくつのも
赤い傷跡を作りつつ
転向を奨めても
頑なにそれは嫌だと言った。

コース変更を希望して
高校2年生からは
担任が代わった。

とても育ちが良さそうで
優しそうで 真面目そうなK先生。

どんな弱音にも付き合ってくれ
彼女の思いに耳を傾けてくれた。

自分のことを
他人に言うことが
極端に苦手な彼女の思いにも
理解を示してくれた。

娘は嫌いと言ったけど
K先生をはじめ
理解のある先生がいてくれて
彼女は高校卒業の日を迎えられた。

コロナ禍が始まった年の卒業式の日。

感謝とお礼を伝えに
親子で先生の前に立った。

私は突然湧き上がってきた
安堵の思いで
言葉にならないほど泣きながら
繰り返しお礼を言った。

娘は横で
私の卒業式やのに
なんでママがそんなに泣くん?
そう苦笑いしていた。

親子でほんとに支えられた。

卒業後
彼女は
あれほど嫌いだった学校へは
二度と行かないと言っていた。

それが…だ。

先日 彼女の21歳のお誕生日で
彼女の兄と3人
二次会に行った私の馴染みの店で
全くの偶然から
K先生の話になった。

母娘で驚く横で
兄である息子は?の顔。

簡単に事情を説明する間に
お店の大将は
知り合いつてにK先生に連絡。

あれよあれよという間に
K先生と繋がったスマホが
娘の手に。

おそるおそる
でも懐かしそうに話す娘。

簡単にこれまでと
今を伝える彼女。

たぶん担任として
ここは聴いておきたいだろうと
ふと浮かんだことを
横から伝える。

驚きながらはにかみながら
それでもまんざらでもなさそうに
笑っていた娘。

自分・息子・娘
いろんな先生に出会ったけど
最後に会ったこの先生が
私にとっては何より
忘れられない先生になった。

K先生
娘は今よぉ笑っとるよ。

それも心からの笑顔で。

あの電話で言っとったように
今度先生に挨拶に行かせます。

嫌って言ったら
海トリかあさんが連行します。

K先生
あなたのおかげで
うちら親子は救われました。

ほんとにほんとにありがとう。



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#海トリ親子で北九州あるくとご縁が繋がる
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#生きるのがツラい
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