わが公募戦歴 2013〜2023

いままでの振りかえりです。とくに今年2023は惨憺たる結果……合掌👼 ・2013年10月/第59回角川短歌賞最終選考『月刊少女畫報 六月號』(50首) ・2014年10月/第60回角川短歌賞最終選考『あかるいところでぼくは』(50首) ・2018年10月/第64回角川短歌賞最終選考『幻をころす』(50首) ・2020年10月/第23回ビーボーイ小説新人大賞Aクラス判定《ぼくらに翼がないわけじゃない》(387枚) ・2022年2月/第34回リンクス新人大賞予選落ち《無修正少

本できましたー！ 11月11日(土)の文学フリマ東京で販売します📚

｢黒山羊は香辛料を処方する｣ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ風味、ﾐｽﾃﾘ風味のBLです🐐 濡れ場あっさりなので、BL得意でない方もお気軽にどうぞ。

黒山羊は香辛料を処方する ※BL/R15※

　父ゆずりの水銀色の髪に、母ゆずりの西地海色の目。そして、ありあまるほどの好奇心。父が市場に行く日を見はからって、ぼくは村を抜けだした。もう半分大人だ、と思っていた。五月、ぼくは十歳で、きみにいわせれば餓鬼だった。 　ぼくの足で山村を三時間も下ったところに、梅拉格蘭納塔の市場はあった。甃につらなる露店は粗末ながら、村にない活気にあふれていた。異国の焼き菓子、山盛りの果実、色とりどりの花々、生きた牛馬、華やかな服飾、怪しげな古道具、そして大勢の人！　祭りのさなかにいるようにぼく

文学ﾌﾘﾏの新刊の奥付、発行日に｢令和五年｣と書き忘れたｱﾎは私です🤪 手書きしまーす🖋️

【終了】文学フリマ東京37に出店します【く-50】🐳

　今年も、わたくし御厨 匙は｢月と銀河鯨｣の一員として2023年11月11日(土)の｢文学フリマ東京37｣に参加いたします！ 　東京流通センター第二展示場1階Eホールく-50にて、 わたくし御厨(＠MikuriyaSaji)、 こいさん(@miyazawa_koi)、 たぬきのタヌ(@_sandroses)さん3名の 『監禁BL×アンソロジー(※既刊/R18)』¥500 『中2男子BL×アンソロジー(※新刊/全年齢)』¥700 を販売するほか、御厨単著のBL短篇集 『無修正少

母系の裔 50句

かあさんはよそゆきのこゑ春日傘 水筒の甘茶すくなし孤りじめ 仏生会が予定日だつた母の角 隣客のあたまおもたき目借時 駅遠の家路まつすぐ春夕焼 春宵の電子決済子規句集 始末書もペーパーレス化つばくらめ 春風はまたビル風やピルエット わが母に思春期ありき花曇 春愁やバームクーヘン穴でかし いなりずしは三角がよし南吉忌 昭和の日祖母の遺品の夥し 藤の房ウォーターフォールめく青さ 箱に箱つめて八十八夜かな 愛憎や修司忌の母こどもぶる すれつからしのアイスコーヒー罵るべし 海のな

未完図 50首

｢雨は正しき者にも正しからざる者にも｣、主人公が枚方出身の設定ですが、私は根っから関東人ですので、いろいろおかしいかと存じます。ネイティブのかた、どうか愛あるツッコミを！ お待ちしておりますm(μ_μ*)m

雨は正しき者にも正しからざる者にも ※BL/R18※

It Rains for a Right Person and the Who isn`t Right ⒈師走の斜めの雨んなか 　遠雷、冬の雨の第一滴が頬を打った。私は舌打ちする。横浜駅西口からドブ川を越えた繁華街、電線と看板と人波。次第に繁くなる雨に、夕べの通りが傘に華やぐ。傘が、無い。手にしていたはずの傘は、どこへ置いてきたのだろう。先の根岸線の車内か。もう、取り戻せまい。構わない。買い直せばいい。 　東急ハンズの正面エントランスへ、私は飛びこんだ。硝子のスイングド

Tさんへ。いつも話せてほんと嬉しかったし、ありがたかった。Tさんとは良き友になれそうな気がしてました。平成🍔マジで食べたかった。私もちまちま続けるので、Tさんも頑張ったり頑張らなかったりしてください。心が落ちついたら、いつでも戻ってきてくださいね。御厨より(ささやかな愛を込めて)

匙投げ小説執筆法 12.題名の基本形

題名の基本形54　自作の題名をどうつけたらいいか、お悩みのあなたのため、私なりに題名を54の型に分類してみました。考えるヒントになれば幸いです。 　ただ『社畜OLが異世界転生して騎士と神官に求愛されています（架空）』みたいなスレタイ風の長ったらしいやつは大嫌いなので、独断と偏見で採用しておりません。 　なお「あの題名も載せてほしい！」とか「こういう分類もあるのでは？」という方は、気軽にコメントくださいませ。 1.シンプル式 「〈名詞〉」 例：『テンペスト』『レ・ミゼラブル