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愛についての感じ もうひとつのあとがき

『愛についての感じ』は、ぼくにとって思い出深い一冊だ。
 ここに収録されているのは、それぞれ「新潮」「群像」「文學界」「すばる」という別の文芸誌に掲載された、5つの短編である。当時、よく遊んでいた友人が亡くなったこともあって、そろそろ真面目に仕事しようかなと思い、たて続けに発表したのを覚えている。

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