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投資#194 なぜ”お姉さま”は元気なのか?


書籍の情報


タイトル:なぜか人生がうまくいく 明るい人の科学
著者:和田秀樹
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング
発行日:令和4年5月1日

書籍の抜粋


年齢を重ねると、誰でも「更年期」を迎えることになります。
更年期とは、女性が閉経を迎える前後の各5年、一般的には40代後半から50代前半までの約10年間を指しており、この時期になると、「更年期障害」が起こって心身に様々な変化が現れます。
その昔は、「更年期障害」は女性特有の症状とされていましたが、現在では男性にも更年期障害があることが常識です。
男性の場合は、LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれて、女性の更年期障害とは明確に区別されています。
更年期になると、体内でのホルモンの変化が起こります。
女性の場合は、女性ホルモンの「エストロゲン」が急激に減少することで、次のような症状が現れる人が少なくありません。これが更年期障害です。
「精神神経系」(頭痛、めまい、不眠、不安感、イライラ感、うつ)
「欠陥運動神経系」(ホットフラッシュ、動悸、息切れ、寝汗、発汗、むくみ)
「皮膚・分泌系」(のどの渇き、ドライアイ)
「消化器系」(吐き気、下痢、便秘、胃もたれ、胸やけ)
「運動器官系」(肩こり、腰痛、背中の痛み、関節痛、手指の痛み)
「泌尿器、生殖器系」(月経異常、尿失禁、性校痛)
この他にも、女性ホルモンが減ると、肌の瑞々しさが失われたり、骨粗鬆症になりやすくなることもあります。
女性にとっては、非常に厳しい症状が10年近く続くことになりますが、閉経すると徐々に症状が治まり、男性ホルモンが増えてくるので、元気を取り戻すどころか、さらにパワーアップしてアクティブになる人もいます。
男性の場合は、加齢と共に男性ホルモンの「テストステロン」が緩やかに減少して、主に次のような症状が起こります。
「身体症状」(関節痛、筋肉痛、疲れ、発汗、火照り、肥満、メタボ、頻尿)
「精神症状」(イライラ、不安、うつ、不眠)
「性機能症状」(性欲低下、ED)
テストステロンが減少すると、「意欲が低下」することは前述の通りですが、そのほかにも様々な問題が起こります。
人づき合いが億劫になる
記憶力が落ちる
判断力が落ちる
筋肉がつきにくくなる
男性の場合はストレスなども関係してきますが、女性の更年期障害との大きな違いは、その時期や期間にあります。
女性は閉経の5年ほど前から始まり、閉経後5年ほどで症状が落ち着きますが、男性の場合は40代頃から始まり、生涯にわたって終わりはありません。
男性にとっては、一生の付き合いとなってしまうところが、何ともつらいところなのです。
私は更年期を「思秋期」と呼び直す必要があると考えています。
子供は「思春期」を経て大人になります。
大人は「思秋期」を経て高齢者になるという考え方です。
少しでも気持ちを明るくして更年期を耐え抜くためには、いいネーミングではないでしょうか。

なぜ”オバチャン”は元気なのか?

感想


飛ばし読みしちゃおうかなと
思った矢先に、見出しが
ユニークでしたから、
読み飛ばせませんでした(笑)

女性の場合は、
男性ホルモンが増えて、
元気を取り戻すどころか
パワーアップしてしまうのか。

うらやましい。

男性にとっては、
男性ホルモンの減少が
一生の付き合いになるようで、
なんとも言い難いですね。

更年期を「思秋期」と呼び直す
のはいいアイデアだと思います。

見出しも、
なぜ”オバチャン”は元気なのか?

ではなく、
なぜ”お姉さま”は元気なのか?

と言うのがいいと思いました。

今回の抜粋部分も「意欲」に
関連する部分なのですが、
男性ホルモンがキーワード
のようですね。

アラフォーもこれから
身に迫る変化に対して
知識を蓄えておかねばと
思います。

ところで私の父は70歳を超えて
いるのですが、健康番組を
みることに余念がありません。

私たち子どもに、
体に起きる変化など
伝えようとしてくれている
のですが、

こうやって健康への
興味関心が高まるのだなと
思います。

年齢が上がると、健康ネタの
トークが増えるというのも
なんだか納得です。

繰り返しますが、やっぱり見出しは、
なぜ”お姉さま”は元気なのか?
がいいと思います。

まとめ

なぜ”お姉さま”は元気なのか?→男性ホルモンが増えるから


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