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投資#187 最近の為替を考察してみた


書籍の情報

タイトル:2024年度版中小企業診断士1次試験一発合格まとめシート後編
著者:野網 美帆子
出版社:エイチス株式会社
発行日:2024年1月15日

書籍の抜粋


為替レートの決定方法は、超短期の場合アセットアプローチ、短期の場合はフローアプローチ、長期の場合は購買力平価説によって説明されます。
アセットアプローチは、資産は利子率などの収益性が高い方に移動するという考え方で、動きの速い投機的な資金の移動について説明した理論であり、
フローアプローチは、貿易が貨幣の需要と供給に影響し為替レートが変化するとした理論です。具体的には、輸入が増えると外貨の需要が増え、相対的に円の需要が減るために円安になるという考え方です。
購買力平価説は、物価水準が為替の需給に影響し、物価の変化が為替に反映されるという考え方です。例えば、同じビッグマックが日本では300円、米国では2ドルで売られていたとします。この場合、1ドルは150円分の価値を持っているということですので、為替レートは150円/ドルとなります。しかし、ビッグマックの価格が日本は300円のまま、米国では物価が1.5倍になり3ドルになった場合、ビックマック換算の為替レートは100円/ドルとなり、円高になります。ちなみに、購買力平価説によって為替相場を推測するための指標として、各国のマクドナルドで販売されているビッグマック1個当たりの価格を比較した、ビッグマック指数といったものもあります。
また、現在の為替レートに対し将来の為替レートがどう動くかを考える金利平価説という考え方もあります。金利平価説は、どの通貨で資産を持っても同じ収益率になるように為替レートが決まるという考え方です。

経済 SHEET16

感想


友人と続けている朝活で、
最近の為替が話題になりました。

4月29日は正午くらい
までは1ドル159円と
円安が進行していました。

また、正午を過ぎたら、
1ドル156円まで円高が
進行していました。

1ドル155円→159円
への円安は、チャートを見ると、
4月25日から始まった
みたいですね。

今年、2024年の元旦には、
1ドル140円に近かったのに
この4カ月で20円近く
円安が進んだのですね。

こんな背景がありまして、
朝活では、為替の話題になりました。

  • アセットアプローチ

  • フローアプローチ

  • 購買力平価説

で現在の為替の動きを説明
してみようって。

2024年の元旦の
米国債10年の利回りは
3.75%近くでした。

それが最近では、4.75%
近くまで上がっていました。

この1%差が大きいのか、
小さいのかと言われると、
大きそうな気がします。

米国債10年を買うと、
金利が4.75%もつくことから、
買う人も多かったのではないかと。

まず、米国債10年を買うために、
日本円をドルに交換します。

日本円では米国債を買えませんからね。

日本円をドルに交換ということは、
日本円を売ってドルを買う行為です。

意図していないかもしれませんが、
価値の高いものを買って、価値の
低いものを売ったことになります。

ドルの価値は上がりますし、
日本円の価値は下がります。
つまり、円安になります。

アセットアプローチで説明が
できるね~という話になりました。

フローアプローチ
購買力平価説は、どうか?

4か月もあれば、貿易の影響も
受けそうに思いますから、
フローアプローチでも何らかの
説明ができそうです。

ただ、どのくらいの影響が
あるのかはわからなかったので、
要因として考えられるねと
いうことにとどまっています。

友人情報によれば、
モーサテでもこの説明がなされていて、
購買力平価説は影響していないでしょう
とのことでした。

4か月足らずでは、長期と言うには
少し短い気がします。

米国は物価が2年近く上がっていますが、
日本も物価が上がり始めたのは、この1年
ですからね。

食品系は継続して上がっているイメージ
ですけれども。

(また、日銀の為替介入があったみたいですね。)

まとめ

最近の為替の考察をしてみたら、
アセットアプローチで説明が
できるね~という話になりました。


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