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#12 瀬戸内にて

こんにちは(こんばんは)。
12月29日夜の新幹線で瀬戸内の実家に戻ってきました。
今は翌日30日の夜(公開時は31日)、実家の部屋で書いています。
冒頭の写真は、実家付近の懐かしい風景です。

29日は帰郷前の片付けで夕方近くまで三里塚の住まいにいましたが、結局、全てを片付け切ったと言うには程遠い状態で旅立つことになりました。
来年から、瀬戸内での滞在時間を長くし、成田には3ヶ月に1回程度のペースで時々戻るという2拠点生活に移行するのですが、次回、成田に戻ったら、まず片付けの続きからやらねばなりません。
とりあえず年末ということで、ひと区切りは迎えたものの、住まいの状態も、関わってきた下総の牧場の関係も、まだ終わったとは言えない状態です。

そんな大晦日ですが、今新たに来年に向けて考えていることを書き出してみます。

メディア構築など

瀬戸内では、あるメディアを始めます。
どんなメディアか。輪郭が定まっていないので、今すぐはっきりとは言えません。
ただ、母体の胎内映像で頭が見え、四肢が見え…という感じで、新たな命のかたちは見えつつあります。
来年1年かけてフィールドワークをしながら、より具体的なかたちを作ります。
今確実に言えることは、
・瀬戸内圏という漠然とした地理的範囲を対象とする
・業界や自治体に紐づいたものではない
・発信する記事などが内包する時間軸を可能な限り長く取る
・現在の経済社会の状態が関連する
・経済的<文学的
・ウェブを常時回し、最後に紙に落とす(年中更新→年1発行)
・リアルイベントへ導き、情報と実社会の連動を起こす
などなど。
これから作り込み、フィールドワーク、そして仲間探しです。

瀬戸内でやろうとしていることは、メディアの構築だけではありません。
いくつかあるうちの1つを挙げるなら、塩田に関する歴史調査です。
以前の記事にも書いたかもしれませんが、私の実家のある町は、江戸時代に行われた塩田開発によって開けた歴史があります。
塩田自体はとっくに存在しないのですが、そんな地元の歴史をいつか紐解きたいと、羊の取材以前から考えていました。
その作業にそろそろ着手しようと思っています。

下総牧友会ポータルなど

一方、成田での活動は、前回の#11記事でも書いたとおり、基本的にはリモートでの作業になります。
まずは4月をめどに下総御料牧場関連遺産に関するウェブサイトを立ち上げます。
「下総牧友会」というネットワークのポータルサイトの位置付けで、そこで関連行事などの情報を発信できるようにします。
また、会報紙を3ヶ月に1回のペースで発行し、ウェブと紙媒体の両方で配布します。
紙媒体のほうは、三里塚御料牧場記念館に設置していただけるように交渉する考えです。
内容については、私自身も新たな調査報告などを書きますし、いろんな方が発信できる場として編集していきます。
地元の方々の活動も紹介し、イベントの案内情報も随時発信していきます。

そのほか、まだ検討段階ではありますが、毎年10月後半の2週間ほどを、牧場の歴史について紹介するための展示や、識者による講演、ジンギスカンなどのイベントを、三里塚を中心に行う「牧場遺産ウィーク(仮)」として定例化させようと考えています。
#11記事で書いた 、シンポジウムの延長線上に位置付けられる性格のものですが、この企画運営を「下総牧友会」として計画していきます。
このイベントを通じて、牧場関連遺産のことを多くの方々に伝える機会を創出するほか、成田市三里塚御料牧場記念館で企画展を展開する可能性も模索していきます。
さらに、小金牧、嶺岡牧といった県内の関連地域や、御料牧場のあった北海道・新冠と岩手県・外山などについても、各地の団体などと連携しながら紹介していけたらと思います。

羊毛、谷邨一佐、成田の羊

上記のほか、羊に関しても考えていることがあります。
1つは、羊毛関係の歴史を調べていくこと。
もう1つは、谷邨一佐に関する書き物をやっていくことです。
これらは、『羊と日本人』の内容に接する部分ですが、同書の中ではほとんど触れられなかった内容でもあります。
これまで集めてきた資料だけでなく、新たな資料の収集作業も必要になりますが、しっかり進めてかたちにしたいと思います。
あとは、成田周辺での羊関連の活動を支援していく役割も継続していきます。
成田市内には、羊増殖計画を実現しようと動いている方々がいます。
その方々に伴走するかたちで、私にできることをやっていく考えです。

とりあえず、今の時点で言えるのはこのくらいでしょうか。

瀬戸内の拠点

最後に、瀬戸内の新たな拠点について。
今いる実家の部屋は仮の拠点で、諸々条件が整い次第、少し離れた本当の拠点に移っていこうと計画しています。
その場所については、進展して確実になった段階でご紹介したいと思います。
実現したら楽しい場所ですので、上記のメディアを展開する上でも、ぜひ実現させたいところです。

今年もいよいよ大晦日を残すのみですね。
ここまで読んでくださった皆様、お付き合いくださり誠にありがとうございました。
どうぞお体にお気をつけて、良いお年をお迎えください。
また来年、折を見て書きます。

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