見出し画像

PiAと麻疹ワクチン証明書

Fachschuleも実習先も決まったものの、実はまだ麻疹のワクチン接種記録とVorpraktikum(6週間の研修)の証明書(今では宝物)を提出していなかった。

まあまだいいだろう〜なんて余裕ぶっていたせいで。

でも先週末「もし去年みたいに提出が遅すぎてPiAを始められなかったらどうしよう」と急に不安に襲われたので慌てて準備した。

元同僚が持ってきてくれた母子手帳のワクチン接種記録が日本語だけでなく英語でも書かれていたので、ちょこっと自分でそれを翻訳して、分かりやすいようにハイライトして出しとけばいいだろうと舐めていたのだが、学校から「翻訳者に訳してもらう、またはかかりつけの医者のところで抗体検査してください」と連絡きた。ガーン。

ごめんなさい

めんどくさいことこの上ないのだが、もう住んでいないくせにまだ家賃を払い続けているWGの最後の掃除をし終え、【さっさといろんなことを終わらせたいモード】になっていたため、すぐに取り掛かることにした。

最初は前にお世話になった方に翻訳を頼もうかと思ったが、お金がかかりすぎる。
抗体検査なら保険でそこはカバーできるだろうが、かかりつけの医者なんていないし、結果にどのくらい時間がかかるのかわからない。
まあ試しに、とDoctolib( https://www.doctolib.de/ )というかの有名なサイトに登録し、すぐに予約が取れる医者を探した。

すると今週のスケジュールががら空き(言い方が悪くなってしまったが、私には好都合)のドクターを見つけた!
一応抗体検査ができるか確認するため、病院にも電話をしたら大丈夫とのこと。「Doctolibでアポ取ってね」と言われたのでその通りに従う。

次の日、朝の10時に病院に到着。待合室で30分ほど待って、ようやく診察室に通された。

ドクター「えっと、ドイツ語は大丈夫?」
私「まあ、ちょっとだけ」
ドクター「ちょっとかあ笑 ドイツにはどのくらいいるの?」
私「もうすぐ2年ですね〜(正確には1年8ヶ月)」
ドクター「あらそうなの〜それで今日はどうしたの?」
私「あ、Ausbildungを始めるんですけど学校に麻疹のワクチンを打ってるか証明書を出さないといけなくて。でも子供の頃日本で打ってるんですよね」

(母子手帳のコピーを見せる)

ドクター「あ、本当ね。じゃあ今からサインするわ」
私「え、それだけでいいんですか?」
ドクター「いいわよ。ワクチンの証明書がないとドイツでは働けないのよ」
私「へえ〜」
ドクター「(キーボードカチャカチャ)はい、証明書。他に何か気になるところある?」
私「ないです、これだけです」

片道40分、待ち時間30分かかったのに1分くらいで終わってしまった!
さすがにそれだけだとちょっと…と思ったのか、親切なドクターは「あなた歯茎に問題あるから病院行ったほうがいいわよ、これおすすめの歯医者さん」「あと鼻に飛び火があるわね。酷い状態よ。薬出しとくわ」「多分口内に問題があるから鼻とか耳とか発音に問題が起こっているんだと思う」と色々プラスαのことをしてくれた。

歯や歯茎のことは耳が痛かったが(実際本当に歯が弱くて、日本でも歯医者に散々歯がすぐ抜けるよと言われている)、飛び火の薬はありがたい〜!!
ドイツに来てからますます酷くなっていたし、塗り薬も切れかけていたので棚ぼただ。

歯医者には心の準備ができていないのでまだ行かない。

これが証明書

もし今後麻疹のワクチン接種の証明書を提出する必要がある方(きっと私以外みんな優秀なのでこんな間違いは起こさないと思うが)は、事前に日本のかかりつけ医にドイツ語へ翻訳してもらうか(私が幼少期にお世話になった方はすでに他界)、Hausarztを見つけ、事情を説明し、母子手帳を見せることをおすすめする。母子手帳、大事。

学校に書類を直ポストしたのが今週の月曜日、メールをもらったのは次の日の火曜日。そして水曜日には病院へ行き、また学校に直ポストした。

昨日また学校から「受け取りました」とメールがきた。
ポストに入れたのは水曜日なんだけどな…まあ、これでこの問題は解決したのでよしとしよう。

そして残る問題はあと一つ……Ausbildungsvertragだ。

ビザを切り替えるためにこれが必要なのだが(今の私はVisum zur Ausbildungsplatzsuche)、誰が用意するのかさっぱりわからない。

学校なのか、実習先なのか、それとも私か…。

学校に聞いてみたが、なぜかその質問は無視され、「ワクチンの証明書受け取りましたよ〜」とだけ。恐る恐る実習先に聞いてみるも、「私も手続きのことはわからないからボスに聞いてみるね」と。

うーーん。

まだまだ頭を抱える日々が続くが、分かり次第ここで情報をシェアしようと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?