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ガウディ展が「最高!」だった理由。 住宅コラムライターの備忘録

先日、名古屋市美術館で開催中の『ガウディとサグラダファミリア展』に行ってきました。
感想は「最高!」の一言。
展示内容が素晴らしかったのはもちろん、自分なりの気付きが多く、これからの生き方のヒントを見つけられた1日となりました。

熱覚めやらぬうちに、振り返り、記録しておきます。

「最高!」だった理由1:ひとり美術館

まず、
「ひとりで美術館に行く」
という行動自体、わたしにとってはこの上ない贅沢でした。

きっかけをくれた夫の一言

ガウディ展の存在を知ったのは、新聞の広告です。
5センチ四方くらいの小さな広告に釘付けになり、何かに突き動かされた気がしました。
10秒後に夫に写メ。
「これ行って良い?」とききました。

夫は、私に自由な時間を過ごして欲しいと考えてくれている人。普段は、私が家事や子育てを優先してやりたいことを言わないので、
「わすれないうちに、明日行ってきたら?」
と返事をくれたのです。

明日...!!!!!!
思いついたことを、そんなにすぐに行動できるという事実に心が躍りました

そういえば、独身のころは、
夜中に思いついて、富士山まで車で行って朝日を見たり
朝思いついて、新幹線で日帰り京都にでかけたり
そういう風にストレス発散していた私。

そんなことも忘れてるくらい、子育て中心になっていたことに
気付かされた夫の一言でした。

翌日、ありがたく、一人でおでかけする機会を得ました。

初めて借りたイヤホン

美術館で、ナレーションのイヤホン貸し出してますよね。
あれ、なんとなく勇気が無くて借りたことありませんでした。

しかし、せっかく得た「ひとり美術館」チャンス。
全力で展示を満喫したくて、600円課金して借りました。

大正解だった…!
というのも、美術展にあんなに人が密集しているのを初めて見たレベルの激混みでした。
イヤホンしていなかったら、ちゃんと集中できなかったかもしれません。
それに加えてそもそも解説の秀逸さ、城田優さんの癒やしボイス。
人混みのなかでも「ひとり」でガウディ様に向かい合えた錯覚に酔いしれた至福時間でした。

これから、美術館に行くときは、必ずイヤホン借りることにします。

「最高」の理由2:展示の構成

たとえば、見たかった映画を見に行って、
「そうでもなかった…」
と感じて帰るとき、なかなかむなしいですよね。

ガウディ展は、内容も最高でした。

「歴史」「自然」「幾何学」の3軸構成

ライターという職業病なのかもしれませんが、「構成」の素晴らしさを感じました。
一人のアーティストにスポットを当てた展示では、生まれてから亡くなるまでの時系列で追いがち。
しかしこちらの展示は、「歴史」「自然」「幾何学」の3要素を軸に奥に進むスタイルでした。
これが、大変に理解しやすく、ガウディの思考に触れられた感覚がありました。

この構成、考えたひと、すごい。
ガウディへの知見とリスペクトに加えて、伝える力に圧倒された体験です。

「最高」の理由3:新しい目標

もうひとつ、この日が最高になった理由は、私自身のこれからの目標を見定められたことでしょう。

「必ず行きたくなる」

展示の入り口、サグラダファミリアの大きなパネルの隣。
最初の注釈に書いてありました。
「見終えるころに、あなたは、必ず現地に赴きたくなる」

心を掴む仕掛けに、震えました。

そして、見終えるのを待たず、いつか必ずスペインに行こうと決意しました。

しかし、いつかと言っていると行けないもの。
帰りの電車内で、年齢的にも可能そうな10年以内に行くにはどうしたらいいか考えました。

時間ありそうに見えて、ハードルは高い。
10年後、子どもたちが小学校はやっと卒業できるかな、というくらい。
達成するには、少なくとも5年くらいで気持ちにもお金にも余裕を持てるようにならなければ無理です。
逆算して今日できることから全力でこなす必要があります。

ただ、この逆算で架空の旅行計画を考える時間、そのものが最高。

言い換えれば、逆算から今日のタスクを導き出せるようは目標ができたということ。
なかなか使えるアイテムを手に入れたなと思います。

まとめ

ガウディ展に行き、「最高」の気分になれた理由を自己分析して見えたことは

気持ちに素直に即行動すると、必ずいいことがある

これに尽きます。

あのとき、広告を見て
「へー。ガウディ展かー、独身だったら行っただろうなー」
で終わってたら、
「10年以内にスペイン行けなきゃいけないから、今月はこれ達成しよう」
とか思ってないんです。

素晴らしい展示と行動したあの日の自分(と後押ししてくれた夫)に
感謝します。

なお、ガウディとサグラダファミリア展愛知会場は、3月10日まで開催されてます。
感謝を込め、宣伝させていただきます。

執筆者:うむる ▷住宅コラムライター
☑ 元注文住宅工務店の営業職
☑ 出産後に産休復帰できず、やむなく工務店を退職
☑ 3人の子どもを育てるママ
☑ 2019年9月から不動産・住宅記事の在宅ライターとして活動
在宅ワーカーでも住宅業界に貢献したいがモットー

住宅や不動産などをテーマとした記事執筆を承っています。
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