手描きの「ちょくせん」はなぜヨイのか🤔?
これ、よく分からんのですね('ω')。
いやまあ、見た実感でいうと直線、ただのまっすぐな線でも手描きの方が「味わいがある」のは確かであります。曖昧な言い方ですが。
かのグプティル先生も『ペンで描く』(マール社)の中で「定規で引いたような直線より手描きの方がいい、自然なブレはむしろ好ましい(大意)」てなことを仰っておる。まあわかる。
当方もよく手描きで温かみが…などと言ってもらえると嬉しい('∀`)嬉しいことは嬉しい。
が、まあ定規は定規で大切なモンなのであんまり手描きをアゲ⤴⤴⤴られると「うーむ、なんで直線の手描きがそんなにいいのか、どうも説明できない…」と思うことがありますね。
実際、マンガアシ時代は毎日定規を使っていました。建物、道路、机、みんな定規で描いた。定規も実はけっこう熟練度がいるもので上手い人のは「同じペンで同じ定規でなんでこんなに違うの(-_-)」ってモノになる。憧れたもんです。
今のマンガは少年、少女、ジャンルを問わずほとんど背景は定規を使うんじゃないでしょうかね、真っ直ぐなものは。…ん、というよりデジタル機能や3Dモデルなどを使えば定規以上に真っ直ぐになってる(今どき定規使う方が少数派か(笑))。
昔のマンガでも劇画とか大人向けのものはほとんど定規を使ってますね。
直線も手描きの方がいい、とは言いながら、実はマンガで手描き直線はあまりメジャーでないようです(._.)。(実際に手描き背景で持ち込んで編集さんに「定規使えよ」と言われたなんて話はよくある)
背景まで手描きのものは子供向けとか、あるいは「そういう画風の人」ですね。
さて当方もできるだけ手描きしたい派。今までトーンを無くしたりホワイトを減らしたりいろいろ工夫してきました。
去年Inktoberで描いたマンガで(…そろそろ人工物や室内も定規なし手描きをしてみたい)と思った。が、まあ長い直線にやや苦戦をしてしまいましたね😅。
んで、ちょっと練習してみたんです。手描き直線。
すると、慣れれば手でもまあまあ真っ直ぐ描ける。不器用な当方でもこうですから、器用な人はもともとまっすぐ引けるのだろう。あるいは数日の練習で慣れちゃいそうです。
そのうえ定規で描いた下書きがあれば、まずそう大きくはブレません。
でもコレ流行んないのは、たぶんアシさんの問題ですかね?
少年漫画だと連載初期は背景が手描き→そのうち定規になる、なんてパターンがよく見られます。
コレだいたい一般に「背景クオリティ上がってきた」と評される。
でも実は、思うに、初期はセンセイが全部自分で描いてたのが、途中で雇ったアシさんがセンセイの手描き背景の線をすぐには真似出来なかったというケースがあるんじゃないかと思います🤔(憶測)
と言って〆切は待ってくれぬ。そこで定規を使うのだ('∀`)定規なら線質の違いはある程度スポイルされますからね。
するとアシさんを雇う予定も財力もない(笑)当方は、人工物や室内も手描きの方が何かと良いようですねえ…もともとデッサンが怪しいからな、きれいな線が入ると浮く('∀`)
というわけで昨日のイラスト。直線は下描き定規、ペン入れ手描きでやってみました。
うーむ。なんとなくですが
当方この方(下描き定規、ペン入れ手描き)が合ってるっぽい(._.)
人工物があんま浮いてないような気がする。昔はよくあった手法のようですが(『あ〇たのジョー』が有名)絵が古い人間なんでやっぱ道具も手法もその時代のがいいのかもしれません。
…と、こう描いてみてなるほど手描きの直線はいいものだと体感では思うのですが、結局定規の線と比べて
具体的に何がどういいのかやっぱり説明できない😅
もどかしさを感じている今日この頃なのでした( ˇωˇ )。まあムリに言葉で説明できなくても自分に合ってりゃそれでいいんですが…。
ではお粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)