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TC東京 第2回統率者チーム戦「合体事故」活動報告

 第2回の開催となった、無印さん(@NoMark_mtg)発案、晴れる屋TCの統率者チーム戦に参加してきたのでそのレポートです。
 結果は予選ラウンドで計5勝し、予選トーナメントを抜けてまたしても決勝没でした。

 時間が少し空いてしまったので、初手や細かい部分のやり取りは少しうろ覚えです・・・。

 ちなみに前回の参加レポートはこちら。


チーム構成について

 前回のメンバーが別件で不参加だったため、𝕏(旧Twitter)でフリー宣言していたイヌイさんを召喚しました。
 チーム名の由来は・・・

イヌイ:"活火山だいすきクラブwith ウーパールーパー" 1stシングル『あの島は燃えているか』で、どうや
私:合体事故じゃん
コバセン:合体事故で登録します。

チーム名どうする?の相談会

 そして、今回の編成は以下の通りとなりました。
・A 《トリトンの英雄、トラシオス》《ロフガフフの息子、ログラクフ》/ コバセンさん(@goomy_0
・B 《秘密売り、ティヴィット》/ イヌイさん(@kumadakuma1
・C 《スランの医師、ヨーグモス》/ 私
 イヌイさんは信頼と実績のあるティヴィット、コバセンさんはログトラを使うとなったので、私は赤or黒単辺りが候補になりました。

 前回の経験から、ルール的に青がいつものTC東京のcEDH環境より少ないこと、ある程度速度も振れた方が勝ちやすそうな印象でした。
 そこで、今回はクリーチャーによる押し付け性能が高めかつ、クリーチャー主体のデッキをある程度見られる《スランの医師、ヨーグモス》を選択しました。

ドクター!

 土地が少なめですが、ヨーグモスが出た後に土地を引き続けると続かなくなるため、やや前のめりのバランスにしました。

 主な勝ち筋は不死を持つクリーチャー2体、もしくはクリーチャーの死亡誘発などでクリーチャートークンを生成する何かがあると、ヨーグモスの効果で不死の+1/+1カウンターを打ち消せるため、ライフ分ドローすることが可能になります。

 これに《ズーラポートの殺し屋》のような、クリーチャーの死亡誘発でライフをドレインするパーマネントを組み合わせると、無限ドレインを行うことができます。

 厳密に言うと、この方法ではライブラリーの底の方で成立してしまった場合、ドレインしきる前にライブラリーが尽きてしまう可能性がありますが、《組み直しの骸骨》《無慈悲な略奪者》《ウラモグの手先》を揃えると、ヨーグモスの効果の解決を待たずに《組み直しの骸骨》を出入りさせることができるため、そちらで勝利することができます。

 OTJのカードを3枚採用してみたところ、特に《見捨てられた鉱夫》が強く、《懲罰者、ケアヴェク》もマナ加速を使いまわしできるとお釣りが帰って来るので感触が良かったです。

予選ラウンド

R1 〇

1st 《配役の監督、ギルウェイン》/ 海景さん
2nd 《スランの医師、ヨーグモス》/ 私
3rd 《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》

 初手が《グールの市長、ハンコック》1マナクリーチャー《再活性》《魔力の墓所》《ニクスの祭殿、ニクソス》《沼》でスタート。

 1Tにギルウェインが《魔力の墓所》から《盲従》、仕方がないので1マナのクリーチャーと《魔力の墓所》を唱えて終了、ティムクラも《魔力の墓所》キープだったようで土地と並べて終了。

 2Tギルウェインは統率者、私は色が出なかったので《グールの市長、ハンコック》を唱えてニクソス経由で出す準備。ティムクラは《波止場の恐喝者》を唱え、宝物が4個くらい残る。
 3Tギルウェインが宝物を見て《護衛募集員》から《溜め込み屋のアウフ》をサーチして唱え、マウントを取りに行く。ヨーグモス出せないぞこれは・・・。

 中盤はギルウェインが一方的に展開しつつ、戦闘でティムクラのライフを詰める。土地が詰まっていてヨーグモスが出る見込みがないため、ギルウェインの終了前に引いていた《納墓》から《オークの弓使い》を墓地に送り、初手にあった《再活性》で釣り上げる。
 ギルウェインは《開花の幻霊》しかドローソースが無かったため、3マナ立てていればギリギリ牽制になりそう。

まだ死んでいない

 次ターンのギルウェインの戦闘でティムクラのライフが尽きるタイミングで、ギルウェインの終了時にティムクラが《最後の賭け》を唱える。
 直後に、《致命的なはしゃぎ回り》でアウフ処理して宝物が動くようにしようとしたところ、ギルウェインの《即時換装》でアウフがメタル化して守られる。
 ティムクラは最終ターンを迎えたものの、マナが足りずにそのまま敗北。  

 迎えた私のターンは、やっとマナが出るようになったのでヨーグモスを唱えて終了する。
 次ターンのギルウェインは《威厳の魔力》で10枚弱ドローし、決めにかかるが《春の作曲家》のアクセス、またはチェインするためのマナが続かず、繋がらずに終了。
 このターンのギルウェインのドローでオークが大量に誘発し、1回の解決の間に軍団トークンをコストにヨーグモスでドローを進め、マナ加速《起源室》ドレイン手段を引き込んでいたため、そのままドレインが成立して勝利。

R2 ✖

1st 《スランの医師、ヨーグモス》
2nd 《意志を縛る者、ディハーダ》
3rd 《奪い取り屋、サーダ・アデール》/ しもっちさん(@csimochi
4th 《船壊し、ダーゴ》《三度の再誕、ジェスカ》

 《グールの解体人》《ゲラルフの伝書使》《見捨てられた鉱夫》《魔力の墓所》《モックス・ダイアモンド》《ウルザの物語》@1枚でキープ。
 土地を引かない場合、ウルザの物語からヨーグモス着地、マナが足りれば不死のコンボ成立までは見えているのでまずまずのハンド。

 1T目のドローが《沼》だったため、《魔力の墓所》《モックスダイアモンド》《グールの解体人》《見捨てられた鉱夫》と順調に展開。
 2T目はヨーグモスを唱えて終了。
 すると同ターンでダーゴが《ファイレクシアの供儀台》を手から唱え、不穏な空気が漂う。

 1Tにダーゴを唱えるための種は揃えていた為、このタイミングでサーダがジェスカは絶対止める宣言をする。供儀台は止まらなかったので恐らく《精神壊しの罠》がサーダの手札にあり、ダーゴが一旦手を止めて考える。

信じてます!!

 するとダーゴを5000回唱えてターン終了を宣言し、核爆弾を抱えたままターンが回ってくる。
 卓の中でほぼ唯一妨害できるサーダがジェスカを止めると恐らくディハーダが先に仕掛けて終わってしまう事を懸念して止めた様子。
 
 3~4T目はクリーチャー並べて様子見しつつドローを進める。サーダはこちらを殴りに来るが、止めると打消しを切ってくれなくなりそうなことと、致命的なカードが何もないので(《願い爪のタリスマン》も入れていなかった)スルーして《太陽の指輪》《魔力の櫃》を渡す。

 5Tに《霊廟の秘密》を引いた為、サーチを経由すれば不死コンボができるが、サーダが持っているであろう《精神壊しの罠》に引っかかるので終了する。(2Tに供儀台をスルーしたあと、ジェスカに対応する素振りだった為)
 同ターンでディハーダが《第三の道のロラン》を唱え、私の《モックス・ダイアモンド》を割りに来る。私とサーダは盗られた《魔力の櫃》のような気がしていたが、上家を急かしにきた模様。(ディハーダ的には勝つならサーダに向いた方が良い気もした)
 結果的にこれが勝負を分けることに・・・。

 同ターンのサーダはディハーダから《願い爪のタリスマン》を奪い、アンタップを経由して2枚サーチしつつ《願い爪のタリスマン》を私にパスし、《一つの指輪》を唱えて終了。
 続くダーゴは、“プロテクションあるから許してくれるよね“と遂に忠誠度5001の《三度の再誕、ジェスカ》を唱える。その後のアクションは少し考えていたが、2人が退場すると全ての妨害を喰らって負け筋になりそうと そのままターンを終了する。

 いよいよ後が無くなってきたので、サーチ込みで妨害を超えて勝てるか検討する。《精神壊しの罠》とハードカウンターがある読みで乗り越えられそうだったので、マナ加速から《ゲラルフの伝書使》を唱えると、サーダから《緻密》でライブラリートップに戻される。墓地に行ってくれ/(^o^)\
 いきなり想定外で雲行きが怪しくなる。もしかしてジェスカ止めるってこれ?
 仕方が無いのでヨーグモスで1回ドローし、場にいる解体人に+1/+1カウンターが乗る。

 ここで動くなら全部止めるからとサーダが妨害しかない手札を公開し、残りが《誤った指図》と《精神壊しの罠》と判明。
 ゲラルフに《精神壊しの罠》が来るとすると、残りの4マナ+手札でコンボに入る必要があり、サーチ込みで不死を出すか、トークン生成手段+種クリーチャー1枚を揃える必要がある。
(手札にクリーチャーはいたが、サーチから《納墓》で《黄泉からの橋》を落とそうとすると計5マナ)
 どちらにしても黒1が足りないという結論で、ターンを終了する。長考して申し訳なかった。

 同ターンで、ディハーダが《堂々たる撤廃者》からサーチに入って、《死の国からの脱出》と《ちらつき》を揃えて勝利。

R3 〇

1st 《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》(R1の方)
2nd 《敬愛されるレンジャー、ミンスク》/ なすふらさん
3rd 《スランの医師、ヨーグモス》

 《魂のカーニバル》《Shield Sphere》《太陽の指輪》《沼》×2 他1枚でキープ。2T目にヨーグモス、《魂のカーニバル》が通れば最速で3T目からチェインに入れそう。ティムクラは5枚キープでやや厳しめな表情。3人のうえ、二人とも止めづらいからハード目に行ったのかな。

 1T目ティムクラは土地を置いてゴー。私は太陽の指輪で、終了前にティムクラが《魔力の墓所》をサーチ。
 2T目ミンスクは統率者、私もヨーグモスを置いて終了。
 3T目ミンスクがブーをコストに《異界の進化》。《波止場の恐喝者》だろうなーと思いつつ、干渉できないのでパスすると、ティムクラから《白鳥の歌》で消えてしまう。
 終わった後に聞いてみると、R1に続いてR2も《溜め込み屋のアウフ》が出てきてトラウマになっていたらしい。かわいそう・・・。

アウフに脳を焼かれたと仰っていたような

 上二人が止まったのを幸いに、迎えたターンで《魂のカーニバル》設置して、初手の《Shield Sphere》から続けて数枚ドロー。

 4T目ティムクラが《織り手のティムナ》と《世慣れた見張り、デルニー》を続けて唱える。
 前ターンで《吸血の教示者》を引いていたため、私のアップキープに《スカラベの巣》を積み込み、他家を更地にしつつ大量ドロー。
 5T目に《スカラベの巣》と《魂のカーニバル》《屍体勘定》で大量ドローしてドレインに繋いで勝利。

R4 〇

1st 《開闢機関、勝利械》
2nd 《敬愛されるレンジャー、ミンスク》
3rd 《スランの医師、ヨーグモス》

 初手は《メムナイト》《Crown Car》《想起の拠点》《ライオンの瞳のダイアモンド》《沼》の5枚でキープ。
 一応ヨーグモスを唱えた後、2ドローまでは見えるので許容範囲のキープ。除去が入ったら終わり!

 1T目のトップが《宝石の睡蓮》で《メムナイト》《Crown Car》棚ぼたヨーグモスを唱える。
 2T目は残せた《ライオンの瞳のダイアモンド》でマナを浮かせつつドローしたら土地と《蛇術師》がめくれ、そのまま唱えて終了する。 

 3T目はミンスクが《大いなるガルガドン》を待機し、場に残らなくてもコンボには入れる状態になる。迎えた私のターンでは、1周する間に蛇トークンから《スカラベの巣》を引き込めたので、場に出ていた相手のクリーチャーを全てドローにし、準備が整い始める。
 
 4T目ミンスクが場に何もない状態でヨーグモスを止める宣言をしつつ、《アカデミーの学長》を唱え、《精霊界の接触》を引っ張り、私のヨーグモスを除去する。
 マナ加速は引けていたため、同ターンでヨーグモスを再キャスト。生憎クリーチャーを引かず、土地ばかりになっていたため、もう1週様子見とターンを終了する。

 5T目ミンスクは《波止場の恐喝者》を唱え、サーチから《変幻の大男》がそろそろ見えてきそうな状況。私のターンになり、蛇が引き込んだ《盲いたグール》を唱えてみると《激しい叱責》で止まり、ターンを終了する。

発射準備OK

 6T目勝利械が《大いなる創造者、カーン》を唱え、直前のミンスクの宝物が全て停止してしまい、ミンスクが動けなくなり、ターンが回ってくる。
 前ターンで揃っていた、《スカラベの巣》&《盲いたグール》でそのままドレインまで繋がり勝利!

決勝へ

 予選の結果、チームメンバーがそれぞれ1-3、計5勝でオポーネントの合計1位となり決勝に進出しました!

 誰を選出するかの相談では、青が4thの《トレストの密偵長、エドリック》しか出てこないのではないかという読みでした。予選の順位で1番手が確定していたので、手番と速度でどう転んでも無難に行けそうなログトラに出てもらうことに。

誰が出るかな

決勝ラウンド

結果、以下のような並びで決勝戦が始まりました。
1st 《ロフガフフの息子、ログラクフ》《トリトンの英雄、トラシオス》
2nd 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》
3rd 《敬愛されるレンジャー、ミンスク》
4th 《船壊し、ダーゴ》《三度の再誕、ジェスカ》

 マリガンが厳しく、《船砕きの怪物》《意思の力》《俗世の教示者》土地×2の5枚でキープ。状況によりけりですが、1番手は一旦弾いた上で《波止場の恐喝者》から《船砕きの怪物》でコンボに入れそうな具合。

 結果的に、土地を引かないまま《大地の知識》《楽園の拡散》《花の絨毯》などが続いて手が伸びず、2番手のコルヴォルドが《波止場の恐喝者》《スカークの炭鉱者》《無情な屍技術師》を揃えて無限マナとドローに入り、チーム「花の壁」が優勝しました。

おめでとうございます

感想など

 噛み合いもありましたが、黒単担当としていい結果を残せて嬉しかったです。半年後くらいに第3回やりたいな~と主催から伺っているので、3度目の正直で勝ちに行きたい気持ちです!

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