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【読書記録】『イギリス宗教改革の光と影―メアリとエリザベスの時代

▼面白かった。イギリス国教会の宗教改革は、国王が変わるたびに、プロテスタント寄りに、或いはカトリック寄りにと大きく揺れながら進んだ。特に1553年から5年間在位した女王メアリの時代には教会が、カトリックに復帰するという出来事があった。▼この本では、特にメアリの時代の教区教会の聖職や信徒の間に、どのような動揺や混乱があったのかを論じている。▼国教会の教義がどのように変化しようとも、臨機応変に対応する聖職・信徒がいるかと思えば、逃げたり殉教する者もいたという。▼キリスト教史に関心のある人におすすめしたい。

『イギリス宗教改革の光と影―メアリとエリザベスの時代 (MINERVA西洋史ライブラリー)』
指 昭博

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