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【読書記録】『最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)』

▼内田氏の神戸女学院大での最終講義ほか、他所での講演などが記録されている。▼「当たり前」、「鈍感」であった事柄をひっくり返される、そんな気分になりながら読み進めた。▼若いフランス文学の研究者の論文の中身が、研究のコンテンツではなく、自分の努力についてのアピールになっていたという話は興味深く読んだ。また、弱者支援のあり方などについての意見が述べられているが、その考えの背景にキリスト教的な思想があるようにも感じた。▼神戸女学院のヴォーリズの建物の事や複数の教授の名が出てきて、大学の暖かい雰囲気が伝わってきた。

『最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)』
内田 樹

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