Vol. 34 第4回エルデンリングTRPG 〜イレーナ〜
↑前回記事
栗色の髪の女性「どなたか、そこにいらっしゃるのですか?どうか、私の話を聞いてください」
女性は、三人の気配に気付いたのか、話しかけてきた。
栗色の髪の女性「私の名はイレーナ。南にあるモーンの城から逃げてきました。城の従僕たちが、蜂起したのです。私は生まれつき目が弱く、はっきりとはわかりませんが、あちこちから恐ろしい雄叫びが聞こえていました。お父様は、私を逃がしてくれましたが、ご自分は、まだ城に残っています。それが主将たる務めだと」
そこまでしゃべると、イレーナは悲しそうにうつむいてしまった。
イレーナ「お父様が心配なのです。従僕たちは怒り、私たち皆を悩んでいます。共に逃げてきた者たちも、彼らに囚われ・・・・・誰もいなくなりました。モーンの城も、そうなってしまうのではないかと。どうかお願いします。手紙を、城に残ったお父様に届けていただけないでしょうか。主将たる務めを投げうってでも、私は、お父様に城を離れて欲しい。生きていて欲しいのです。」
イレーナの懇願。父の無事を願う娘の想いに、三人は胸を打たれてしまったかもしれない。
PCは手紙を届けてあげることにした。
イレーナはとても感謝しているようであった。
イレーナから手紙を託され、モーン城A030が開通したのであった。
父のいる場所はもっと奥のようだ。
AKUBI「これからモーン城に向かった方がいいね。」
そう言って三人はモーン城へ向かいます。
にいと「彼女にも生きていてほしいなぁ」
結末を知っている三人は思わずメタ的な発言をしてこの場を去るのであった。
次回 モーン城へ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?