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仕事を選ぶ

知り合いの編集者さんが、最近文章を書く以外の仕事を専業にした、とFacebookで発信していた。普段Facebookなんてあまり見ないのだけど、そのときはたまたま見て、そしてたまたまのタイミングで目が留まった。

なんか惹きつける文章を書く人だなと思っていた。ただ、その仕事を続けていくために多少なりとも苦労していそうなことは感じていた。

いや、苦労しない人なんていない。

なんとなく、その大変な様子ですら、また惹きつける文章を書く人なのだった。

その人はこれまで得意なことや好きなことを仕事にしたいと思ってきたらしい。確かそんな内容だったと思う。
でも悩んでいた。

今の専業の仕事は文章の仕事とは違って、もっとわかりやすく世の中に普通に必要とされる仕事だった。何か儲かったり、人にすごく求められたりする類のものではないが、確実に必要な仕事だった。

仕事とはなんだろう。

私も最近、考えることが多い。

今在籍している会社の面接で聞かれた。
梅澤さんにとって働くとはなんですか?

私は自分の特性を生かすことだと答えた。

書くことが得意な人は書いて人の役に立てる。人を動かすことが得意な人はマネジメントをすることで人の役に立つ。

逆に自分の特性が裏目に出ることやそうなってしまう環境では働かない方がいい。
自分という存在がうまく生きる方法、環境で人の役にたつことをする、これが仕事だ。

それが機能しないとき、人は仕事を辞める。

必ずしも仕事をすべき、ではないと私は思うが、人は自分がより良く生きる方法や環境を求めて生きているに違いない。私の中にそんな仮説がある。どうあろうと。
その方法、環境が仕事になり得る。自分の糧を求める行為と自分をより良く生かすことが一致していれば幸せだ。

そうでなければつらいかもしれない。仕事が全てだとは思わないが。

仕事を選ぶとは、生き方を選ぶことかもしれない。より良く生きる、自分を生かすことが仕事とつながっていたらいいと思う。

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