見出し画像

近江富士(三上山)の登山

先日、近江富士と言われる三上山に登ってきました。

お昼からの登山で何とか登頂できたが、それなりにキツく、緩やかな見た目以上に険しいところもありました。でも滋賀県の人、優しいし、やっぱり登山はいいなと思った1日でした。

近江富士へのアクセスと登山計画

登山計画とスケジュール。実際にはもっと早く福井に帰ることができました

近江富士へのアクセスは、野洲駅からバスが出ており、御上神社口もしくは山出前で降りれば登山口まで歩いて行ける。

野洲駅前のバス停にて。一昔前の西武ライオンズみたいな色合い(こんなじゃないっけ?)のような近江鉄道バス。


私は何となく、登山前に麓の神社を拝んでおくと縁起がいいような気がしたので、御上神社口で降りて、神社を参拝してから行きました。
事前に調べたときに読んだブログでは、神社裏に登山道に繋がる道があるみたいなことが書いてあるのをみた気がするけど、実際には全く関係なかったようです。

登山口と神社とは別の場所にあり、国道を歩いてまた国道に戻り、みたいな感じ。

御上神社

ただ、御上神社近くのカフェのかき氷がめちゃめちゃおいしそうだったのと、国道沿いの小川珈琲の雰囲気の良さにも惹かれました。
ただこのときはこれから登山するとあって、横目に通り過ぎました。登山前にトイレに行きたい場合は、神社もあるし、神社向かいのローソンもあります。私はローソンで買い物をしてから、来た道を戻ってさらに登山口まで歩いて行きました。ローソンにあるデザートにも惹かれつつ。

ローソンの駐車場からは、なだらかな尾根が見えました。実際には全然なだらかな登山ではなかったのですが。

県外からわざわざ近江富士に登ろうと思った理由

そもそも三上山に登山しようと思った理由は、電車に乗るたび、車窓から見えるあの美しい山は何?と気になっていたからでした。
Googleマップですぐさま、現在位置とともにその山を確認すると、なんと近江富士という名前で、麓には神社もあるということで、
地元で古くから慕われているのではないかという気がして、より心が惹かれたのでした。

こんなマニアックなやつは自分くらいだろうと思っていましたが、どうやら御上神社口で一緒に降りた年配の女性もそんなようなことを言っていたような。
神社に向かう途中で話しかけてみると、よく話す方で見かけではわからないほど、アクティブで、大阪在住だが、関西の登山にはよく行ってきて、金剛山にも行ってきたとか何とか。三上山にも登ったことがあるとか。アラスカにも行ってきたとか、何とか。ちょっと何を話したか忘れましたが、見かけの細い姿からは想像できないほど、国内外のいいところにはかなり行ってきたんだという話が飛び出てきて、ただ驚き、すごいですね…と言うくらいしかなかったのですが。

まぁそんな感じで、車窓で見てきた憧れの近江富士に何年か越しに(おそらく8年くらいかもしれない)今回、行くことができました。

車窓から見て山に憧れるというのは、これまでにも何度かあって、白山市の山に行ってみたら、林業の人くらいしかたぶん来ていないだろうということもありました。今回は、地元の観光地として野洲市のWebサイトで紹介されているくらいだったので、かなりメジャーな山で、アクセスもよく登山道も整備されている安心登山でした。思ったよりもきつかったですが。

登山道

御上神社から登山道までは国道を歩いた後、看板に沿って行くと、ようやく見えてきます。
私はなるべくキツくない裏道登山にしました。

この先に登山道入り口がある

よりキツくない方とはいえ、木の根っこがこのように張り付いていて、ここに足を掛けながら登るスタイルで、久々の登山にはまぁまぁ暑さとともにこたえました。

途中、なんか食べてみたい果実が出てきて、食べられるかどうか結局わからず、写真を撮るだけでした。

登山者にはまぁまぁ会いました。登山道に行くまでのローソンで、そして登山中に下山していく人たちなど。
昼過ぎから登山を開始するなんて、あまりやるべきではなく、基本的にはこの時間は下山しているか、山頂でお昼を食べているかくらいが望ましいのですが、登山が初めてではない人であれば、まぁやってもいいと思います。
登りはゆっくり行って1時間半、下りは30〜1時間というところでしょうか。

なので、12時半に登り始めて14時ごろに登頂という感じです。

かなりゆっくり登っても、この写真の撮影時間を見たら13:46とあったので、まぁなんとかギリギリです。

しかし8月20日の登山はまぁまぁ大変でした。山頂で出会った地元の人はキツそうでした。その人たちが、私とは反対の道から登ってきたので、私もそっちへ下山してみることにしました。

山頂からの眺め

ちなみに山頂からの眺めはこんな感じ。

山頂に神社もあって悪くないですよね。暑い中、キツい登山ではありましたが、この瞬間だけは心が晴れました。

下山コース

下山は登山とは反対側の道へ。
なんと、三上山の麓には大きな公園がありました。(近江富士花緑公園)登山中には、少年野球の試合中と思われるアナウンスが聞こえていました。一体は大きな植物園?と運動公園となっていて、さらに低山が続き、ハイキング縦走もできるらしいです。

どんな景色が広がっているのだろう…と行ってみることに。

バス停までの道には、バンガローなどもあり、前日の土曜には、バーベキューをしたんだろうなというおいしい匂いがしていました。

少し歩いていくと、こんな感じの陸橋?があり、行ってみるとその先には池っぽいものがありました。

疲れていたのと、バスの時間とで池を見ることはしなかったのですが、なかなか良さそうな感じでした。

バス停にたどり着くまで、国道のような大きな道路があり、つまらない道のりとなりそうでしたが、大久保佳代子のポッドキャストを聴いていると、わりと国道つまらない道の時間潰しが効きました。
歩くのは好きなのですが、国道や郊外系の大きな車中心の道に入ってしまうと、だいたい同じ景色があまりにも続いてモチベが低下するのですが、視聴者からの恋愛の悩みと大久保さんの返しを聴いているとまぁまぁ面白くて、結婚した人が女友達が多くてとか、セフレから彼氏に昇格できないみたいな悩みの話を聞いているという感じで。
同じ景色ばかりで誰もいないからこそ聞きがいがありました。

下山後の楽しみ 銅鐸博物館と電車で飲むビール

と書いたものの、あまりに疲れて覚えていないのですが、その後、バスに乗って銅鐸博物館というところに行ってみました。せっかくここまで来たからということで、バスが通り過ぎるのは無理でした。

またもや、国道のようなところに止まると、なかなか博物館に辿り着きません。また大久保佳代子の幼なじみの男性と何年振りに会って惹かれているが、今結婚を考えている人がいてどうしたらいいかというお悩みについて一緒に考えながら、それはそれで興味深く聴きつつ、10分くらい掛けて辿り着いたころには、裏道から行けば良かったということに気づいて。
でも長く歩かなければ、その話にも巡り合わなかったと思うようにして、確か300円を払って中に入ると、ちょっとシュールな展示でした。

今の音〜昔の音という文脈で、銅鐸へたどり着くという展示構成だったのですが、
今の音というのが、おそらく今から30年かそれ以上前なんじゃないかと思うような、電話の子機が置いてあり。
まだiPhone 6とか10年くらい前のものに取り替えておいてくれたらいいのに、それができないのだろうと心の中で思いました。

銅鐸はやはり、おそらく最新の研究の成果でも音を鳴らす舌が発見されていて確定状態となっているそのスタイルで鳴らされていました。
10年くらい前に橿原考古学研究所博物館に行ったときは、まだ舌なのか、それとも外から叩いていたのか、議論の余地を残していたような覚えがあるのですが。

でもあまりにも疲れていて、バスが来るまで博物館の中のイスで涼しく寝ていました。
夏休み中の家族連れも来ていて、全く人がいないという感じではなかったです。

そこからまたバスに乗って、今度は野洲駅まで乗って琵琶湖線で帰りました。

琵琶湖線の長浜〜敦賀まで、なぜこんなにいっぱいなんだろう…というくらいすごい人でした。おそらく30分あるかないかの短い路線なのですが、最後の滋賀県民がこの小さな2両に溢れんばかりに乗って、関西人なのか北陸民というのかそんな間の空気を醸し出していました。高校生や20代の若い世代が多く、隣に立っていた20歳くらいの男女2人がいて、女の子が男の子に恋愛の悩みを話していて、こちらが少し恥ずかしくなるほど初々しくて。最初は女の子が男の子を好きなのかと思いきや、話の中身的にはそうでもなさそうで、別の好きな男の子がいて、それについて相談している感じでした。

虎姫辺りで多くの人が降りてやっと座れるようになったかと思いきや、すぐに敦賀駅に着いて、あの長いホームを歩かされてその先に5分以内で発車する2両編成が既に満席の人を入れて待っているという。
みんなそこに向かって走って行く中、私も強制的に急いで向かわされました。

寝れたのも束の間、もう武生であっという間に福井に着いてしまい、でも駅のセブンイレブンで買った缶のクラフトビールがおいしくて。

次は、ビーバーとビールで電車飲みしたい…

良き1日でした。

この記事が参加している募集

夏の思い出

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?