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自宅出産したくてたまらなかった私がどうして帝王切開での出産になったのか理由が発見されました!

もうすぐ我が妹(まつもとさくら)が出産する。

彼女は出産までに、たくさんの、本当に数多くの難関と涙と心配と不安と嬉しいことがあって今に至る。それに関してはまた別に書こうと思うけど、今書きたいこと、ここに残しておきたいことはこれ。

自宅出産したくてたまらなかった私がどうして帝王切開での出産になったのか。逆子になったから、とかではなくて、なるべくしてそうなった理由。

前にも書いたが、私は次の子は自宅で医療介助なしに産みたいと思っていて、授かるずっと前から妄想と言う名のイメトレまでしていた。
それがまさかの34wでの逆子。崖から突き落とされたような気分だった。
何をしていてもいつも意識は逆子のこと。こんなに思ってるのになーんでこの子は回ってくれないのか。赤ちゃんにもちゃんと意志があるからね。と言われても、じゃあ何て言ってんのよ!教えてくれよ!と、自分の気持ちばかりであの時は全くお腹の赤ちゃんと繋がっていなかった気がする。

出産後も、産後ハイの中、なんでなんでと思い続けていた。

これは、今世の私の中に大きく関わってくる必要な部分なんだろう、だから腑に落ちる理由もすぐにはわからないだろう、これから長く付き合っていくんだろうなと思っていた。

出産して1年半が経ち、理由はこれかもしれないと思うものがある。


1つは、私がクソ人間にならないように

言葉は悪いが、これがピッタリくるので敢えて使う。
もし、願い通り、医療介入なしで自宅で産んでいたら、私は『これこそが出産だ!』とか『自然出産万歳!』とかミカン箱の上に乗ってデカい声で演説してそうだ。

一人目をクリニックで経腟分娩で出産したからこそ、帝王切開での出産との違いがよくわかるし、帝王切開って経験しないと本当にわからないと思っている、それが助産師さんであっても。
そこには、とてもとても想像できない痛みと怖さと悲しみがある。

自宅出産を予定していたから、その良さや注意することもわかっていて、更に帝王切開の手術も経験しているから、たくさんの人の気持ちに寄り添えるんじゃないかと思っている。坊ちゃまは、自分の身を挺して、私にこの経験を与えてくれたんじゃないかと今なら思える。そう、今なら

出産後すぐに「逆子になった理由はわかります?例えばへその緒が巻き付いていて回れなかったとかなかったですか?」と半泣きで聞いても、理由はわからないと一言だけ。
違う先生は、「赤ちゃんが大きくなった時に、どうして逆子だったのか聞いてみたら覚えてるかもしれないよ。ははっ。」って言ってたけど、そんなの何年後の話よ!しかも、ははって何?笑いごとじゃないけんね!と鼻息荒く心の中で悪態ついたり。


結局、これが正解です!ピンポン!みたいな答えはなくて、自分がどれだけ納得できるか、なんだと思う。


妹も帝王切開での出産なので、私の経験や今書いたことも話していたら
お姉ちゃんが帝王切開になったのは、私にその経験を話すためよ。」とさらりと言った。さらりすぎて耳から抜けて行ってしまいそうだったけど、なんかめちゃくちゃ大事なこと言ったよね?と耳に引きずり戻すと、やっぱり大事なことだった。

「しかも、同じ病院で帝王切開っていうのも意味あるよね。」と、またしてもさらり付け加えてくる。
「違う病院で出産だったら、「私の病院ではこうだったから、そっちではわからんけどさー」とか言われたら、よくわからんとこはネットで調べたりしてまた混乱しそう。だから同じ病院ってとこもポイントやね。」とか言ってくる、まつもと。

さーらーりー。

あんた、さっきからバリ良いこと言ってくるやん。ほんとそうやね。正にそうよ。どんなものより実際の経験を聞くのが一番安心で有効なんよ。

クソ人間にならなくて済んだし、人のお役に立てて、私はあの経験をとても有意義に活かせています!
坊ちゃま、いや、坊様!ありがとうございます!
毎日ぎゃーぎゃー言って、もうしんどいって思ったりしてるけど、
坊様!今日の夕飯はバナナを増量させていただきます!


妹と赤ちゃんがただ無事であることを祈ることと、私の経験を話すこと、話を聞いてあげること、レイキを送ってあげること。
私にできることは、これだけしかないけどって思ってたけど、これだけだけど、まつもとさんが少しでも安心して出産に臨めるなら、
私はこれ以上の嬉しいことはありません。


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