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1月最終週東京ダ1400とダ1600の違い

 1月最終週の東京開催ではダ1400のレースが7回、1600のレースが4回開催されました。データを簡単にまとめているとある違和感を覚えたのでここに記しておきます

 わかりやすいようにグリーンチャンネル様で放送されている「先週の結果分析」という番組のレースごとのランク付けを引用させていただいて距離ごとのランク付けを見ていくと7回あるダ1400mの内Dランクが3回、Eランクが4回でした。それに対して4回行われたダ1600の競争はBランク2回、Cランクも2回とかなり高水準な指数が出ました

 ここでいうBランクとは、およそ上のクラスに昇級しても勝ち負けできるかもしれないといったレベルを表すもので馬場差を加味した上で時計的に優秀であることを示しております。Cランクの時計でも十分優秀です

 それでは本当にダート1400のレースレベルが低くて1600のレースが優秀だったのかというとそこには疑問が残ります。なぜならダート1400はダートスタート、1600は芝スタートという明確な違いがある為です

 現在の東京競馬場は開幕週ということもあり芝が軽く馬格の小さい馬が活躍している通りパワーをそこまで必要としない馬場となっており、1600ではゲートを出てからスムーズに加速が出来、そのままの流れで馬群もスムーズに形成され実力馬が力を発揮しやすい流れになっていたのではと推測します

 それに対してダ1400はダートスタートのため今の力の必要なダートで加速していくということが想像以上に負担が大きいのかもしれません

 土曜9Rの銀蹄Sではそこまで速いとは言えない流れから前の馬たちが苦しくなり最終的には大外一気で差してきたハチメンロッピが優勝しました。驚いたのはラスト2Fでは11.8だったのに対しラスト1Fでは12.9と完全失速しています。映像で見ているときはスローかなーなんて思うくらいの流れだったので後からラップタイムを見たときに驚きました

 想定よりも早く前にいた馬たちが失速しており追い込み馬が届いてしまったという形になります。1番人気8着だったプラチナジュビリーは時計だけですと今回の勝ち時計よりもはるかに好時計を持っていますが、前走まではダートが軽くパワーをそこまで必要としない馬場だったことが今回との違いであり、それほど今開催のダートはタフでありレース時計に影響してしまっているのではないかと仮定できます

 ここで私が言いたいことは、今開催のダート1400組は美味しいかもしれないということ(オッズ的な意味で)。土日で走った馬たちのほとんどは低レベルレースとして位置づけられる為次走ではほぼほぼオッズが美味しくなります。Eランクレースを勝ち上がった馬は次のレースでは大体二桁オッズになりますし、2着だった馬も次はそこまでの人気になりません(もちろんメンバーレベルによるので相対的に)

 もちろん実績が十分にある馬はこれまでの実績が加味されるのでそこまで動きませんが少なくとも今回よりは相対的に妙味のあるオッズになるはずです。ここでいい走りをしており次買いたいなと思う馬を発見できれば次はいいオッズで勝負できるかもしれません

 逆を言えば軽い芝スタートの1600を走ってBランクを出した馬たちは次のレースで過剰人気をするようでしたら疑って掛かった方が良いかもしれません。特に日曜3RをBランクで勝ち上がったアデランテなどはもともと揉まれ弱い馬でやる気をすぐ失いがちだったのが今回の楽逃げでの完勝なので、昇級するとこのような競馬はさせてもらえませんし難しい競馬になると想定されます

 東京ダート1400というコースはもともと良馬場では高い指数が出づらいコースでもあるため、もちろん今回のダ1400組のレベルが指数通りに普通に低く次走以降もパッとしない可能性も大いにありますがこういう仮定を積み重ねて競馬を楽しむのもまた一興だと思っている次第であります

 こういった内容に興味のある方は是非グリーンチャンネルを視聴して「先週の結果分析」という番組をみましょう!

 
 まとまらない文章を長々と書き連ねてしまいましたがお時間をいただき誠にありがとうございました。またこのような面白そうな内容を見つけたら記していけたらと思っております

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