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京王杯スプリングC ピックアップ回顧

東京芝1400左B
馬場:良

ラップ
200 400 600 800 1000 1200 1400
12.7   23.8   34.8   45.6   57.0    1:08.4  1:19.7
12.7   11.1   11.0   11.0   11.2     11.4      11.3



レース振り返り


メイショウチタンがハナを切り道中緩まずに直線へ。3馬身離して逃げながら直線へ入ったため後続の馬たちはラップ表記よりもは楽なペースで直線を迎えられただろう
直線は決め手勝負のような形になり、速い上がりを使える馬が結果として上位に上がってくるレースとなった。人気馬が上位を占めているように地力が出やすいレースだったと言えるので、上位に入った馬たちの多くは今後も期待できるだろう



ピックアップ馬

レッドモンレーヴ(二着)・・・東京1400では展開不問

逃げはそこそこのペースで逃げていたが、後続馬群は比較的緩めの流れであり、決め手を使える状況だった。どの馬もしっかりと上がりを支える状況だったのでこの馬に特段向いた展開とは言えなかったが、上がり32.2の破格の末脚を発揮しハナ差の2着と迫った。あとほんの少しペースが流れていてくれたら楽に差しきれていただろうことを考えると東京の1400はこの馬にとってベストなコースであり、展開不問で上位入線を見込めるだろう。使える脚自体は少し短いのか終いの200は甘くなることが多く、ほんの少しだけでも追い出しを遅らせるとさらに勝ちきれる馬になりそうか


ウインマーベル(一着)・・・隙のない競馬

外枠から4番手につけて上がりもしっかりと使った。昨年秋辺りからの成長が著しく、前目に付けながら上がり3位を使えばそれは勝ち切りやすいだろう。持続的な脚を使うことが出来、レッドモンレーヴが上がってきた時にもう1枚脚を残していたことからレースで勝ち切る要素を持っており、重賞を4勝出来た所以だろう。個人的には上がり勝負になると少し後手を踏むかと思ったがしっかり前から脚を使えたので、道悪以外は特に割り引く条件はなくなった隙の少ない馬になったと言えるだろう


トウシンマカオ(六着)・・・苦手条件多い

今回に関してはこの馬は4つの不安要素を抱えており、それは距離不安、左回りへの不安、揉まれ弱いところがある内枠の不安、直線坂のあるコースへの不安となる。得意条件を簡単に上げると京都1200であり、外枠であればなお良いだろう。レース内容をみてみるとラチ沿い中団からいいポジションを取れたがいまいち掛かり気味でスムーズにいかず、3コーナー辺りでも鞍上が操作しづらいような動作がみられたことから良い内容の競馬とはいかなかったのだろう。そういった面から直線に入ってからの脚に影響があったとみられ距離不安にもつながるのではないか。おそらく1400だったとしても京都コースで外枠なら頭から買えるのではないか


スズハローム(三着)・・・好走も展開向き地力はもうひとつ

もともと決め手を使える馬ではあったのだが、今回は位置取りもベストに近く、道中もなんの障害もなく直線もスムーズに脚を使うことが出来た。中団に位置していた事によりやはり少し脚のキレは鈍っており、本当に地力が高いのであればもっと伸ばすことが出来ただろう。展開的にベストな流れになったことで3着に入ったが、違った展開だったり位置取りが少しでも悪くなるとこの着順にはならなかっただろう。ウインマーベルの後ろから追い出して上がり勝負で負けている時点で完敗と言えるだろう。とはいえまだ4歳であり、これからの成長に期待したい


ダノンスコーピオン(四着)・・・完全復活と考えるのは早計

福永祐一厩舎に転厩して4着とはいえ結果を出した。中団後ろからの競馬となったが、調教師からの指示なのか最後尾になるくらい追い出しを待ってからしっかりと脚を使い始めた。おそらく使える脚が短く、溜めて溜めての展開待ちのような競馬に舵を切ったのだろう。とはいえやはり終いは少し甘くなっており、かなり展開が向かないと馬券内には難しいか。今回で完全復活のように持ち上げられると次走は過剰人気になりやすく、冷静に現状の実力を見極めたほうが良いだろう

短評


リュミエールノワル・・・上がり勝負向かず。地力の高さはみせる

ソーヴァリアント・・・上がり勝負向かず。距離も疑問

メイショウチタン・・・もっと逃げてもよかった。後ろの脚が溜まってしまった

グランデマーレ・・・手応え良しも最後詰まる。もう一列前に付けたかった



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