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ヴィクトリアマイル 全頭診断簡易ランク付け

東京芝1600左B
馬場想定:良(稍の可能性あり)
ペース想定:スロー


全頭診断

ウンブライル牝4・・・B+

 前走阪神牝馬Sで決め手があることをしっかりと見せつけた。ゲート難で後方からの競馬になりやすく、後ろでじっくりと脚を溜めたほうが好走頻度は高くなるだろう。反対に中団前目あたりに位置取った東京新聞杯は終いの伸びを欠き凡走した。とにかく脚を溜めることが好走パターンだと思われ、そういう意味では予定されている武豊騎手とのコンビも良い方向へ向かうか。展開待ちになるので、馬群が詰まる少頭数での競馬のほうが好走し易いだろう

キタウイング牝4・・・C

 後方から展開待ちの競馬になるのだが、現状ではリステッドで平均ペースくらいでも上位に食い込めていないことからどんな展開になったとしても厳しいと言わざるを得ない

コンクシェル牝4・・・B+

 中山牝馬Sを逃げて勝利。レベル的にはイマイチのレースではあったが、前で脚を溜めることが出来れば決め手のある脚を発揮できるためレースレベルというよりはドスローの展開がハマれば後ろが追いつきづらい脚力がある。ただしそこまでテンが速いわけでもないので、マイルで押して好位を取ろうとしたら脚が溜まらず凡走ということも容易に考えられる。ある程度楽にポジションを確保できる環境が欲しい。明確に逃げるだろう馬もメンバーにはいないので内枠から前をとってスローに落とすことが出来れば面白いだろう

サウンドビバーチェ牝5・・・B

 近2走は凡走しているが、前走はウインカーネリアンが作り出した緩まないペースを外枠から追走するので精一杯であり、ターコイズも中盤が緩まない流れで厳しい内容だった。どこかで息が入れば終いもしっかり使える馬なので、仮にコンクシェルがハナをとってスローに落とすのであれば好走パターンが似ているのでセットで抑えておいたほうが良いだろう

スタニングローズ牝5・・・A

 ヴィクトリアマイルでは出遅れてほぼ最後方からの競馬となってしまい、しかもゆるい流れになってしまったがそこから上がり4位の脚を使って0.8秒差までは追い上げた。もともと中団前目から脚を溜められる馬であり、緩めのペースであれば好位から切れ味を発揮できるだろう。今回は中団前目辺りからいい脚を使えるだろう。古馬になってからはマイルでの好走が無いため適性外と思われがちだがそうは思わず、前走の大阪杯が11ヶ月ぶりでそこを叩いてここに持ってきたことからも上昇を期待させる。比較的ペースも落ち着きそうで、ポジションさえ取ることが出来れば十分馬券内に入る実力はあると考える

テンハッピーローズ牝6・・・C

 前走は勝馬を真後ろからマークするような形でドスローの展開から勝負に出たが、どちらかというと外伸びの馬場で内に切れ込んでしまい、伸びもイマイチで消化不良となってしまった。眼を見張るほどの脚を持っているわけではなく、本来の適性は1400であり展開待ちの競馬になるだろうことからここでは多頭数に変わることもあるし厳しいだろう

ドゥアイズ牝4・・・B

 マイル路線に切り替えたことにより、より良い足を使えるようになってきた。まだ出遅れ気味のところはあり、後ろからになった場合はそれを覆す決め手はないだろう。タフな馬であり、どちらかというと平均ペースくらいからの消耗戦の方が向いていると思われる。中団くらいから運ぶことが出来れば。しかしそれでもマスクトディーヴァなどがそういった展開を得意としていることから勝ち切るのは至難だろう

ナミュール牝5・・・A

 実績面では最上位だろう。しかし気になる点としてはマイルCSも富士Sも差しに有利な展開となっており、今回はそこまで速い流れになりそうにないことから差し損ねる可能性は十分にあるだろう。ゲート難でもあり、後ろからの競馬になりやすいため過度な信頼は禁物だろう。しかし年々馬体もしっかりとしてきてタフになってきており、どのような展開でも一定の強さを見せる地力は確実に付いてきたと言えるだろう。昨年のヴィクトリアマイルで不利を受けなければ今年も同じようなペースになるだろうことからいいサンプルになったであろうが

ハーパー牝4・・・C

 今回と条件が違うとはいえ、前走の大阪杯は負けすぎであり、地力面ではなく精神的なところなどでの落ち込みも気になるところだ。3から4コーナーにかけてすでに手応えが怪しくなっていた。おそらくコーナーで全体のペースが上がった時に外にいたためロスが大きくなり、直線に入る頃には置いていかれてしまっていた。それまで好走していたレースでは馬群の内を通ることが多く、わかりづらかったが右のコーナーが苦手な可能性もあるだろう。左回りでは安定した走りを見せておりコーナーなどでの心配はすくないか。しかしどちらかというと持続力に優れた馬であると認識しており、どのレースにおいても上がり最速を使った経験がないように、今回のやや緩めな流れから決め手を要求されると厳しいものがあるだろう。今回はお試しのような感じで出してきたように思える

フィアスプライド牝6・・・A

 基本的にはゲートの出が悪く後ろからの競馬になりやすい。しかし今回はルメール騎手なので積極的な競馬をするだろうことは想像しやすい。積極的に前に付けた場合でスローな展開になるなら馬券内に入ってくる実力は間違いなくあるだろうことから軽視は出来ないだろう。ゲートは安定しないがオッズ的にそこまで人気にならないだろうことから軸候補で考えてしまってもいいかもしれない

フィールシンパシー牝5・・・B

 直線の短いところばかりを使っているので東京は苦手なのかと思いがちだが、3勝クラスの紅葉Sでは平均ペース(前3頭が抜け出していたので実質スローか)で上がり33.4を出しており合わないわけではないだろう。ただ地力的にはやはり足りないと思われるので抑えるとしても3着だろう

マスクトディーヴァ牝4・・・AA

 前走は絶好のスタートを切り、内の好位からドスローを差し切った。展開的には完璧な流れであるが、とくにこの馬の強みを最大限活かせたというわけでもないので着差がそこまでなかろうが評価を下げる必要はないだろう。スローの展開よりはタフな展開の方が向く馬であるとは思われるが、中団辺りに付けられるのであれば展開不問で馬券内は確定と言っても良いだろう。大出遅れでも無い限りは安定するだろう

モリアーナ牝4・・・B-

 もともとゲートもそこまでうまくないしテンも速くないので、最近は後方待機の1手であり、展開が向かないと中々上位までには食い込んでこられないだろう。しっかりと安定して脚は使うことから流れた展開になった場合は抑えておきたいが、今回は比較的緩む想定なので厳しいか。この鞍上なのでスタートさえ良ければ前から奇策を打ってくる可能性はあるので、それで馬券内に入ってくるのであれば仕方がないと割り切るしかないだろう

ライラック牝5・・・C

 軽い馬場で速く走るような馬ではなく、タフな馬場や展開で展開利を活かしてしぶとく差してくるような馬なので、開催が良馬場でスローなどの展開になると上位には食い込めないだろう。展開的にはスローの想定なのでこの馬には厳しい展開となりそうだ

ルージュリナージュ牝5・・・B

鞍上の横山和騎手はこの馬の強みを理解しているので後方待機から末脚に賭けるだろう。とはいえスローからの瞬発力勝負を得意としていることから多頭数だと馬群も伸び、いい脚を使っても届かないということになりやすい。1枠1番などを引いて10番手くらいで脚を溜め続けられれば。とにかく内枠が欲しい



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