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翡11-陶板

■ポルトガル、エヴォラ。夜中、エヴォラ大学の廊下を歩いているフェルディナンド・アコスタ教授(55)。アコスタは黒髪、痩身の男。背後から靴音。アコスタが立ち止まると、靴音も止まる。(エヴォラとエヴォラ大学の資料については、資料『世界遺産を旅する2』のP126〜131にあります)
アコスタ「私に何か用か…」
言い終わらないうちに、刃物で首筋を深く斬り付けられるアコスタ。走り去る音。自分の血の中に倒れ込むアコスタ。

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