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本当に大事にされていることを感じると、涙が出ることを知った夜

今まで恋人といて、大事にされているなと思うことは何度かあった。けど、ずっとずっと上手くいく恋愛なんてないから、波風が立ったとき、やっぱり大事にされていないんだな、と思ってしまう。

今愛されているぞ！というときに振り返ると、大して愛されていなかったな、と思うんだな。そんなはずないのに。

2月も4月も、やっと同じ気持ちでお互いを好きでいられるようになったと思っていた。なんかまあそのあとに2回くらいゴタゴタして、やっぱりそんなことなかったと思ったんだけど。

ゴールデンウィーク中に、お互い沢山思っていることを話したとき、恋人が「一回別れて、また新しい自分とやり直してほしい」と言うのだ。

その日から飲んだあとは必ず電話が来るし、おはようのメッセージが来るようになった。

一回の愛してるよりもこういう小さな行動のひとつひとつが積み重なって、愛や信用に繋がる。

来週、ふたりで初めて釜山旅行に行くんだけど、わたしが海が好きだから、と海の近くのホテルを取って、わたしが学生だからとお金を殆ど出してくれた。

でもお金は出さないでというと、はなが怒るから一万円だけちょうだいって。

わたしは本当にこういう気遣いが大嫌いなんですよ。付き合いたてのときも、東京に来たらはなは財布出さなくていいよ、交通費出してきてくれるからね、って言われて悔しかった。わたしだって同じように働いているのに。割り勘分を毎回計算して、プレゼント代を貯金していたほどだった。

だから今回も、彼だけが調べて、彼だけがお金を出すのに納得がいかなかった。東京と大阪の行き来ならまだしも、ふたりの記念日で、ふたりの旅行なのに。

なかなか折れないわたしを見かねて、出したい理由がふたつあるんだと言われた。

ひとつめは、自分は社会人ではなは学生。割り勘は負担になるし、自分が多く出した方が気持ちが楽なんだと。

ふたつめが、自分がこれから仕事やめるときが来たら、思う存分頼らせてもらうから！っていう理由を提示された。

ふたつめの理由はなんなんだよ、本当に。

ママに話したら、仕事はやめないでって返ってきたけどそういうことじゃないよ（笑）
わたしのために優しい理由を作ってくれたんだよ。絶対に仕事をやめないだろうし、こんなときが来るかなんてわからないのに、わたしが じゃあそのときね と言えるような理由を作ってくれたんだ。

本当に全部が、わたしのことが好きだという気持ちから生まれる行動で、昨日は勝手にポロポロ涙が出た。

今までの自分を過大評価するわけではないけれど、本当に今まで自分だけがずっと好きで、独りよがりな恋をしていたと思う。

ここまで長かったけど、やっと言葉以外から愛されていることを実感したのだ。

大好きな人から本当に大切にされていることを知ると、勝手に涙が出るんだなー。

ただの惚気だけど、本当にうれしい夜だったから残させてね

薄っぺらい内容でごめんまた書き直します