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淡き光たつにわか雨、いとし面影の沈丁花

私たちの渡英は12月頭だったのですが、それを言うと、現地の人たちは口を揃えて「それは、一番寒くて暗い時期に来たねえ」と言います。

実際、クリスマスの頃には、夜明けは8時過ぎ、日没は16時頃という高緯度の冬至の洗礼を受けていました。

そんななかでのPCR検査待ち隔離、屋根裏部屋のようなホテル暮らし、先行き不明の家探しと学校探し。人によっては確かに日光不足で鬱々しててもおかしくなかっただろうと思います。

それが年明けから、空に晴れ間を見つけることが増え、飛行機雲を数えることが増え、コートを脱いでもいいかなと思う瞬間が増え、

日に日に明るい時間が伸びてきていることを、肌で感じるようになってきました。

日曜日に家族でリージェント・パークに散歩に出かけると、雨上がりの空が眩しいほどでした。

黄色や紫のクロッカスが芝生の間からかわいい顔をのぞかせていたし、どこからか沈丁花じんちょうげの香りもふんわりただよってきました。

「春」の訪れを感じました。

さて、そんなこんなで渡英してまる2ヶ月が経ちました。

先週、やっと現地の銀行(HSBC)の口座開設に漕ぎ着けました。

申請から足掛け1ヶ月半もかかったのは、ホリデーシーズンを挟んだから&このご時世でいろいろスローダウンしているからかもしれないけれど、何往復もオンラインで書類のやり取りをして、3回は支店に足を運び、10種類くらい異なるパスワードとか設定して、ようやく!!!

プロセスの全体像が提示されないし、何で止まっているかもこちらから聞かなきゃ教えてくれないし、めんどくさかったわー。

でも、このカードによって、フラットの賃貸契約を成し遂げた時に続いて小さな足場をもらえたという感じがする。

次のマイルストーンはなにかな?

はい、カウンシル・タックスやユーティリティの支払いを自動引き落としにすることですね。

口座開設したからやっとできる!

携帯電話に支払う月額料金も、それで半額になる!!

そして、家の中のモノの位置を決めることかな。着荷からもうすぐ一週間になるけど、まだまだとっ散らかっている。

とっ散らかっているけれど、私は元気です。

「春よ、こい」by 松任野由美

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