見出し画像

ずっと眺めていた… ダートトラックな日に 完

“余りにも 神々しくて
その景色を 切り取る事は出来なかった”
     フォトグラファー 華影彩美

何も知らなくて


非日常の景色の中
日常を 愉んでいた

ピットから 爆音が 共鳴しだす
人の動きが激しくなってくる

いよいよ 第二ステージが始まる

爆音 爆走 そして
砂埃

おもてなしの神さまと
色々な 話をした…

“スタート前

並んでいる時
自分のスタートが近づくと
緊張と ドキドキが 最高潮に達する”
走り出すと そんな事さえ忘れる”と…

目の前で 色々なドラマが
起きている

ファインダー越しに 
切り取っている

赤旗も 振られる

レースである

チームの車両が 目の前を過ぎる

流れを 追いながら その景色を
切り取って行く

華影彩美

華の成す
影の中の
彩を
美しいと
そんな自然体
何気ない日常  自然の中 人の営みを
自然体と呼び その景色を 切り取ります

華影彩美

自然体は 美しい

自然は 時には
残酷でも ある


ふと 頭の中に こんな景色を
思い出した...

イタリア 峠道
初老の男性が古いクロモリの自転車で
思いっきり下り坂を漕いで走っていた。
満面の微笑みで….

"転けたら死ぬな"


部屋にもどり 同室の友人にその光景を伝えた。
友人は呟く

"彼らその瞬間生きて
その瞬間死んでいるから"と

ギランバレーで死んだけど...


リズムに乗った走りは
美しい

埃塗れ 
おもてなしの神さまの黒のシャツに 
粉雪のように 積もっている
お互いに祓い笑う...

昼からは 炎天下 
暑い熱い戦いと アナウンスは繰り返す

1人の女性がその中に居る

ピットで 美味しそうに
鮎を齧っていた 黄色い帽子の彼女….

ずっと ずっと 両手を合わせて
祈っている。
微動だにせず 目を閉じ

“ずっと ずっと 祈っている…”

あまりにも 神々しくて…
その光景を 
切り取る勇気は 無かった…

ただ 脳裏に焼きついている…
フォトグラファーとしては 失格だけど

それでいい….

暑い 熱い日が 終わった

真っ白になった カメラの中に
ある景色 
気がつくと 数千枚…

その中から 自然体を選び
noteに 描いている

“これ観てよ…”
おもてなしの神さまは指さす

ぼろぼろに

たった 1.4キロ足らず
たった 1分半にも満たない
走り終えた 新品のタイヤは
ぼろぼろに なっている…

ピットに戻り片付けが
始まる….
今から 長い長い12時間かけて
戻って行かれる

熱い 暑い 一日だった

何にも知らなくて…
非日常の中で 日常を愉しんで
今を 生きる ひと達に 囲まれて…

チームの皆が頂いた美味しい鮎😋
お陰様で入賞させていただきました🚗
浮世雲さんに感謝します。

おもてなしの神さま

チームの皆さん入賞
素晴らしい
誠におめでとう御座います。
良かった 良かった。

とても とても
大切な事を 教えていただけた
一日だった。

おもてなしの神さま
チームの皆さま 
関係者の皆さま
ありがとうございました。


ギランバレーに恋をして
スパルタリハビリ
鮎漁師 浮世雲
ダートトラックな日

華影彩美

ショート動画にて ↓

この記事が参加している募集

#最近すきな動画

2,395件

#フェス記録

1,501件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?