一週間休んでみた
ここ2、3か月ほど仕事のあり方にちょっと限界を感じていた。
本業のほうで8連勤12連勤などが続いていてへとへとだったが、周りはもっとハードな仕事をこなしている。弱音を吐くのは気が引ける状況だった。
副業のバイトはありがたくもシフトを緩くしてもらったものの、迷惑をかけていることに違いはないので肩身が狭い。
注意欠如や記憶力低下がひどくなってきたという話は以前の記事で書いたが、そんな中それらの症状が原因で仕事の場でお叱りを受けることが多く、なんかもういろんなものが擦り減っていくのが分かった。理不尽なことで怒られるのは悔しいし嫌な気分になるけど「うるせー!お前に何が分かるんだバーカバーカ!」と開き直ることもできる。しかし正論で理詰めに遭うと本気で凹み、「なんでこれだけのことができないんだろう」「言うまでもないようなことを相手に言わせてしまった」という自責の念でいっぱいになる。(相手ももうちょっと言い方あるだろ…と思わなくもないけど正論だからなんも言えん。)そして鬱モードに入り余計仕事の効率が悪くなるという悪循環だった。
しんどいなーと実感が湧きはじめたころにメンタルクリニックの通院日が重なったため、身体に出ている不調をメモして担当医に相談してみた。不調というのは具体的に言うと頭痛、めまい、生理不順、過食傾向などなど。担当医には「明らかに疲労なのでできれば一定期間休んでください」と言われた。
その日は午後から仕事の予定だったが、その前に用事を済ませるため行った郵便局で40分待たされる間に「なんかもー、今日無理やな」という気分になり体調が悪いので休みますと連絡を入れた。まあ、あながち間違いではないし。
翌日、社長(小さい会社なので総務的なことは社長が担当)と面談して状況を伝えてまずは一週間休みをもらうことができた。正直、あまり理解してもらえないと思っていたのであっさりこうなったのは意外である。
しかし、この面談が一歩の前進であるとともに私のメンタルにダメージを与えることにもなる。というのも、私は空元気でごまかして日々を凌いできたからだ。何年も培ってきた「うかりこはタフですよ~」という謳い文句はいつしか自身のプライドとなっており、そうじゃない自分をさらけ出すのには抵抗があった。それをついに破ってしまったのだ。
くだらんプライドであることは百も承知なのだが、なにか心の中で芯となっていた部分がポキッと折れてしまったような感覚を今も味わっている。たぶん、時間が経てば癒えてくるんだろうな。そうであれ…!
話が逸れるが、私はMr.Childrenが好きなのだが度々歌詞に助けられることがある。『終わりなき旅』では
この「時は無情な程に 全てを洗い流してくれる」というワードが心強くて好き。
さてさて、休暇期間もひとまず終わって、明日から復帰でございまする。
休み中は何をしていたのかというと、温泉旅館でプチ湯治(という名の一人原稿合宿)したり、家で原稿作業したり、うっかりバイトに出てはまた怒られたりなどしていた。
心身の調子が良くなったかといえば決してそうではなく、急にどうしようもなく絶望的な気分になり次回の予約まだ先なのにメンクリに駆け込む不安定っぷり。
それでもゆっくりした時間が取れたことは、あのまま突っ走るより結果的に良かったのかもしれない。
一人原稿合宿についてはまた楽しい話題として改めてレポできたらと思います。それでは!
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