見出し画像

片頭痛備忘録

 約3週間片頭痛が続いている。頭痛自体は珍しくないが、だいたいは緊張性頭痛と思われるものでズキズキが2,3日くらい起こるような感じだ。これは市販の鎮痛剤でなんとか対処してきた。
 ところが今回の頭痛では肩こりや吐き気、視界不良などの症状が出た。めまいにちょっと近いものを感じる。痛さと不快感で常に眉間にシワが寄っているもんだから余計目元が疲れている。したがってだいぶ人相が悪くなっているはずだ。

 家にいる間や仕事に行こうと車を運転しているときが特にひどく、「途中まで来たけど電話入れて仕事休もうかな…」と頭を過ぎったりもしたが、職場に着いて作業に集中してしまえば案外動ける(デスクワークのときは集中すらできないけど)。でも痛みが取れたというよりも意識が向かなくなっているだけで根本的には治っていないようだ。

 車の運転に関しては現実感が湧かないというか、運転する者として致命的だが距離感が掴みにくい感じがする。怖いと感じているうちはまだ注意力がある証拠だからいいけど、そうではなくフワフワとして気が付いたら到着してるみたいなパターンが多々あり後から恐ろしさがこみ上げてくる…。これは万一事故ともなれば自他の命にも関わることだし、やはり早めに対処するに越したことはないですよね。…とろくなことがないのでいろいろ模索している次第です。
 以下の「やってみたこと」「実践したいこと」はあくまでも個人的調べ・所感ですので悪しからずご了承ください。同じ対処法を勧めるものではありません。


やってみたこと

マッサージに行った

 片頭痛発症から1週間後くらいにもみほぐしとタイ古式マッサージの施術を受けた。ちなみにこの段階では片頭痛という認識は無く、肩こりとものすごい倦怠感をメインに感じ取っていたがよく考えたら頭痛かった。
 気休めでもいい、とにかく翌日を快調に過ごしたかった。なぜなら好きな漫画の展示企画のために新幹線でのお出かけが控えていたからである。展示期間は長いというのに夏休みで混雑する前に、とその日に行くことを固く決めていた。
 マッサージ、それはそれは気持ちよく、その日の夜は「うっしゃー元気!ワイの下半期はこれからや!」なんてツイートをかましていたが翌日は知らない土地で孤独に頭痛と戦うことになる。要するに長期的には解決しませんでした。


接骨院に通い始めた

 たまたま兄と会う機会があり、ポロッと頭痛の件をこぼしたら「肩こりひどいなら整体とか行ったら?保険使えば1回700円くらいだよ」「ちゃんと資格持ってるところがいいと思う」とアドバイスをもらった。確かにマッサージは単価が高く1~2カ月に一回くらいしか行けなかったが、そのお値段ならこまめに通うのもいいかも。兄も肩こりで接骨院の治療を受けて改善したらしい。遺伝子の近いサンプルがあると心強い。
 てなわけで近くの接骨院を調べて予約した。まだ2回しか行っていないので目に見える効果は感じないが、姿勢とか体の歪みという観点からアプローチしていくので普通に生活習慣改善という点で良いかもしれない。長期戦の予感だがとりあえずキープでしばらく通ってみようと思っている。


全てを放棄して寝る

 言うまでもなく睡眠ってオールマイティ特効薬ですよね〜。良質な睡眠が取れたらの話ですが。ちなみに以前の記事で睡眠障害ということを書いたが、まだ完全には抜け出せていない。でもまあ寝れるかどうかに関わらず調子良くないときは早めに就床しようという意識は根付いた。
 できるだけ翌日の準備を済ませるが、しんどくてできなかった家事などは翌日全快した自分がやってくれると託して布団に潜る。頭痛のときは光に敏感になっているのでホットアイマスクなどすることも(温めちゃいけないパターンの頭痛もあるかも…。要確認!)。個人的には、無理に寝なくてもいいから目を休めようというくらいの心づもりでいたほうが入眠できる気がする。

 頭痛に対してどうだったか?
 →あんまり治っていない。が、寝ないよりは良い気がする(そりゃそうだ)。ただ、寝すぎて体がなまってしまうほどになると良くないかなと思う。ずっと同じ寝相で体を痛めちゃうとかね…。


スマホと距離を置く

 視覚的な刺激も頭痛には良くないだろうなぁと思って以前よりSNSへの浮上頻度・ネットの閲覧時間を減らしました。数日断つと割と「ネット無くても生きていけるモード」に入れるんだけど一回解禁しちゃうと入りびたるののやめたい。
 でも画面をスクロールして目で追うという今や日常的となった動作、無意識に目を酷使していたんだな〜と実感。無理してツイッターのTLを追うのも控えています。その代わりに積ん読してた本を消化したりとアナログな時間にしました(尤も、本を読めるのは比較的調子のよいとき)。


かかりつけ医に相談

 ここでのかかりつけ医とはおメンタルの先生である。ちょうど通院日になったので、体調の報告ついでに頭痛の件を話した。するといつもの薬に加えてミオナールという薬を処方してくれた。これは筋弛緩作用のある薬で筋肉の緊張を解くことで頭痛の緩和に繋がるらしい。
 お守り代わりの薬をもらった安心感だけでなく、誰かに体調のことを伝えられたという安心感も得られた。先述のように兄弟に話してはいたけど、身内相手となるとどうしても大丈夫そうに振る舞ってしまう癖があるので、弱みまでをも話せる存在というのは大きい。
 

総じて、「劇的にこれで変わった!」というものは現状無いが生活習慣を見直すという意識向上には繋がったように思う。続けられるものは続けていきたい。

実践したいこと

筋トレ

 頭痛が起こるメカニズムには、筋力低下が関係しているそうな。筋力が無いと血管に負担がかかり、その結果血管の収縮や拡張によって頭痛が起きるとのこと。つまり筋力をつけることで血管を守れば頭痛は起きにくい。
 そう聞けば筋トレしたいのは山々なのだが、何しろ頭痛でそんな元気が湧かないという皮肉である。…ちょっとマシなときにでもやるしかない。


食生活の見直し

 これでも一応バランス考えて食事してる気になっていたが、実は材料だけバランス良く買って「今日は面倒だからこれでいいや」といい加減に済ませる日も多かったなと。特にイライラすると甘いものが食べたくなって買ってしまったり、時節柄ある程度は仕方ないと思うが自販機でジュースやコーヒーを買う機会が増えた。
 2、3年前はこんなに買い食いにだらしなくなかったんだけどなぁと反省。でも過去に食べ物マイルールで体調崩したこともあるので塩梅がムズカシイね…。

 糖質とかあんまり気にしてこなかったけどオフしたほうがいいのかしらと思い始めるお年頃になってしまった。ちょっと対照実験のつもりで気にしてみようと思う。
 あとは、頭痛を誘発する食材や鎮める食材もあるみたいなので積極的に取り入れていこうかなと。大豆製品や小魚、ナッツ、葉物野菜などマグネシウムが含まれているものが良いらしい。


最後に

 だいたいいつも数日で引いていた頭痛がこんなに長引くのは初めてでめちゃくちゃ気を取られてしまった。
 頭痛が治まったら続きをやろうと思っていたことも、治るのを待っていたらいつまで経ってもできない。とうとう痺れを切らした私は、少し痛みが緩んだ隙を突いて趣味であるお絵描きをしてやった。
 こんな風に折り合いをつけながら上手く付き合っていくべきものなのかもしれない。まだまだ研究の余地はあるがな!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?