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【書評】「技術書」の読書術

はじめに

技術書を読んでいくにあたり、どのように読んでいくのが良いのかとぼんやりと思っていたところ、自分にぴったりの本があったので読んでみました。

雑に書評を書いていきます。

全体像・読者層

「選び方」「読み方」「情報発信&共有」の3部の構成で、それぞれ2人の著者による内容が分けて書かれています。なので、さまざまな方法などが記載されていて参考になる部分がとても多い印象です。

また、サクッと読むことができるので時間がない方でもおすすめの書籍だと思います。

読者層に関しては、基本的に技術に触れる方であれば誰でも参考にはなるのかと思いました。しかし、著者が非常に多くの本を読んでいるので、現時点で本をあまり読んでいないと言う方は参考にならない箇所も少しはあるかと思います。(著者の本がありすぎて、自分が持っている本をまた買ってしまった経験から既に持っている本を管理する方法とか)

では、有益と思ったことに関していくつかまとめていきたいと思います。

選び方

  • 本の種類別に考える選び方
    本の著者は、ターゲットとしている読者がいて、その人に合った内容で本を書いている。なので、「自分がどういう目的で本を探しているか」と「著者がどういう目的で本を書いているか」をマッチさせる必要があるので、概要のみを書いている本なのか、資格試験向けに試験に合格するための本なのか、かなり高度な技術者向けに専門的な内容を書いている本なのかを見分ける必要がある。

    確かにタイトルだけや人気だからって理由だけで買っちゃう可能性もあるので、著者がSNSに投稿しているの本のPRとかも読んでから買うのがいいのかなーと思いました。

  • 新刊の発売に気づく工夫
    honto などのサービスを使って、通知するサービスを活用したり、そもそも雑誌的なのを購読して自動的にトレンドの内容をキャッチアップするようにする。

  • 良い本を選ぶのは難しいこと(悪書は避けられない)
    名著などは存在するが、それが今の自分にとっていい本なのかは実際に読んでみないとわからない。しかしそれをするには時間がかかるので、レビューやランキングなどを見る必要があるが、結局は「誰が」書いているかが大事。あと、本を選ぶのをミスった場合でもじっくり読むのではなくて割り切ってサクッと読み、時間を無駄にしない。

読み方

  • 読書にかける時間
    1回目は、タイトルと一行のみをサクッと一周。2回目は、プログラミング書ならコードを書いたりしながら読んで、3回目でメモとかまとめながら読む。また現在の仕事の時給に換算して本を読む時間がそれに見合うのかとかも面白い考え方だった。

  • 読書記録、読書メモ
    読書記録サービスがいろいろあるのをこの本を読んで知った(読書メーターや、ブクログなど)。これは読書の内容のメモではなくて、行為自体を記録する(本のタイトルや読書開始日、終了日)。こうすることで目標設定や進捗などが分かりやすくなる。

    また読書メモに関しても、Notionのテンプレとかを使って管理する内容が紹介されていました。

  • 3年で成果を出すための一点突破読書法
    関連分野を20冊読んだり、アウトプットなどしたりすることで3年で成果を出すTipsなどがありこちらも有益な情報かと思いました。

情報発信&共有

ここでは分量が他より少ないため、感想のみで。
アウトプットの考え方や、勉強会や記事の投稿などのアウトプットの種類などに関しても説明しており、アプトプットに関しては遅すぎることはないということが紹介されていて、自分自身もアウトプットをしなくちゃなーという気持ちになりました。

まとめ

いろいろと技術本との向き合い方に関しての内容がサクッと読めてとても良い本だと思います。最近は自分自身がObsidianというアプリで読書メモをし始めたのですが、読書の行為の記録自体を紹介されていたアプリケーションでやろうと思います。

時間が空いたらまた読んでみたいと思います。皆さんもぜひ!

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