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B1第36節 GAME2 Bリーグ2023-24 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 佐賀バルーナーズ


5/6   SAGAアリーナ


🔸重要ポイント

舞台は整った ー
レギュラーシーズン最終戦を迎えた連休最終日の名古屋は、前日までの好天から一転、生憎の空模様。
遠く佐賀の地の人々に想いを馳せる名古屋民。今朝になって佐賀へ飛び立つ強者たちもかなりいるという。
この試合の結果で全てが決まる。西地区優勝のタイトルと、CSホーム開催の権利。
名古屋民にとって喉から手が出る程欲してやまない2つのモノ。
勝利ー
それは全てを手中に収める事を意味する。
本日は決戦の日。

🔸試合結果 
80-68

21-7
17-23
17-23
25-15

・勝利!
歓喜の地区優勝セレモニーに感涙した😂

🔸重要スタッツ

2ptシュート
名古屋 19/31 61.3%
佐賀  17/39 43.6%

フリースロー
名古屋 15/23 65.2%
佐賀  10/17 58.8%

リバウンド
名古屋 OR 11 (34.4%) DR 37 (82.2%)
佐賀  OR 8 (17.8%) DR 21 (65.6%)

・2ptシュートが高確率で得点を伸ばした。フリースロー確率がもっと良ければもう少し優位に試合を進められたはず。

🔸Q毎のスタッツ

○ 1Q 21-7

2ptシュート
名古屋 5/8 62.5%
佐賀  2/8 25%

フリースロー
名古屋 5/5 100%
佐賀  0/2 0%

リバウンド
名古屋 OR 3(50%) DR 10 (83.3%)
佐賀  OR 2(16.7%) DR 3(50%)

・佐賀のシュートが全く入らず、名古屋がきっちりとリバウンドも取って盤石。

○ 2Q 17-23

2ptシュート
名古屋 5/10 50%
佐賀  7/11 63.6%

フリースロー
名古屋 1/2 50%
佐賀  3/5 60%

ターンオーバー
名古屋 5
佐賀  2

・名古屋のシュート確率も決して悪くはないが、佐賀の確率が一気に上がった。佐賀はターンオーバーも減って得点を伸ばした。

○ 3Q 17-23

3ptシュート
名古屋 2/8 25%
佐賀  3/7 42.9%

フリースロー
名古屋 5/11 45.5%
佐賀  4/6 66.7%

ターンオーバー
名古屋 7
佐賀  2

・佐賀はシュートが高確率でフリースローも入り出した。名古屋はフリースローが入らないのが痛かった。

○ 4Q 25-15

2ptシュート
名古屋 6/10 60%
佐賀  3/10 30%

リバウンド
名古屋 OR 5(50%) DR 11 (78、6%)
佐賀  OR 3(21.4%)DR 5(50%)

・また佐賀のシュート確率が落ちてきて、名古屋はリバウンドも支配して、リードをキープ。

🔸試合展開

○ 1Q

注目のガルシアに対してスイッチしてマークのズレを作らない。そしてドライブに対してはヘルプでイージーに得点させない&キックアウトにはローテーションという名古屋ディフェンス。
佐賀のディフェンスは強固で、とにかくよく手が出てくる。スティールが多いのが特徴。
序盤は佐賀のシュートが落ちて名古屋リードで進む。
名古屋はスイッチさせてミスマッチを作りアドバンテージをつくオフェンス。齋藤がビッグマンに対してスピードで攻めて、ペイント内でエサトンが高さのミスマッチをついてオフェンスリバウンドを取る。
2分30秒で角田が2つめのファウルでベンチへ。ファウルトラブルで今日も名古屋が先制攻撃。
ガルシアのドライブに最大限の警戒をする名古屋ディフェンス。しかし佐賀はフリーの選手のシュートがまだ入らず。
10-2になったところで佐賀タイムアウト。
今日も須田は少しでもマークがズレると積極的にスリーを打つ。序盤で2本決める。
タイムアウト後は佐賀のディフェンスがさらに強固になり名古屋の得点が伸びずに膠着する。
佐賀のオフェンスは改善せず。残り時間4分を切って15-2
2ファウルの角田を戻す。
それでも佐賀のオフェンスは重いが、角田がディープスリーを決めて打開。
しかしその後も名古屋ディフェンスが崩れず佐賀は得点が伸びない。
相原が2つめのファウル。
名古屋はディフェンスがいいものの、後半は佐賀のディフェンスに苦しんで得点を伸ばせず。
21-7

○ 2Q

ガルシアのエンジンがかかってきた。
マッチアップしたソアレスがフェイクにひっかかって飛んでしまってバスケットカウントを取られる。これでファウル3つでベンチへ。
ファウルトラブルが名古屋にも訪れる。
ソアレスは純正のインサイドプレイヤーではないため、割とすぐにブロックに飛んでしまう傾向がある。
ついに狩野のスリーが入る。
佐賀のボールムーブが良くなってきた。
残り6分の伊藤が取られたディフェンスファウルはテイクチャージに見えてしまうが、動いていたのか。
名古屋はファウルが続き、チームファウルが5つに。
スミスのローポストからのシュートが決まらない。そしてリバウンドから速攻をくらう。チャイルズのダンクをやられたシーンは誰の責任か分かりづらいが、スミスと張本が2人ともハレルソンのマークかのようにゆっくり戻っているのは明らかなミス。誰のミスかは分からないけど。
オフィシャルタイムアウト。
27-15
際どい判定が続くが、ガルシアの存在感が増してきた。バスケットカウントで会場を沸かす。
スミスのディフェンスエリアの狭さをつかれてハレルソンのミドルが決まり29-22
名古屋タイムアウト。
ソアレスのファウルトラブルで、オン1の時間帯やスミスの起用が増えている中で佐賀に優位に進められている。スミスの強みを出せていない。
タイムアウト後にスミスがペイント内深くに侵入。指示があったか。
ガルシアへのダブルチームから、フリーの井上のスリーを決められて、30-25
会場の空気が明らかに変わってきた。
ここにきてスミスのオフェンスリバウンドが出てきた。
しかしガルシアが躍動。またバスケットカウントで32-30
厳しい状況だが、齋藤がステップバックスリーを2本連続で決めて、あっという間にまた差を広げて、佐賀タイムアウト。
38-30
そのまま終了。
この6点は非常に大きなポイントになった。

○ 3Q

佐賀ディフェンスが積極的にダブルチームを仕掛けてきて、激しくローテーションしている。連続ターンオーバーにやり佐賀の入りが成功。
名古屋は齋藤がパスを散らして、攻め方を少し変えてきたか。
佐賀のディフェンスの圧が強まり、簡単なシュートが打てなくなっているが、須田がファウルをもらい、齋藤がドライブでかわしてと何とか攻略している。
角田が早々に4つめのファウル。
名古屋が先手を取れている。
佐賀はハレルソン、井上のスリーで追撃。
ガルシアを起点にした攻撃に少しずつやられてきて、オフェンスでもターンオーバーが出てきてムードが一変した。
フィーラーのスリーでついに1点差。
名古屋タイムアウト。
直後のオフェンス。齋藤へのダブルチームを何とかかいくぐりスミスのゴール下でイージーシュート。
悪い流れを何とか押し留めた。
エサトンのボールを狙われて引っ掛けられるターンオーバーが多発。速攻に須田がハリバックで守り、中東のディープスリーで、また点差を広げる事に成功。
佐賀タイムアウト 52-45
名古屋にファウルが続いてまた佐賀が詰め寄る展開。
しかしスミスのオフェンスリバウンドで対抗。
スミスがファウルをもらい、ボーナススローを2本とも外してしまう。
そして佐藤も同じくボーナススローを2本とも外す。
珍しい4連続の失敗でリードを広げるチャンスを逃した。
流れとはこういうものか、佐賀に2連続のバスケットカウントを許して追撃される結果に。佐賀のフリースローも入らなかったので、僅かにリードを維持した。
55-53

○ 4Q

狩野にスリーを打たせない名古屋。狩野の引力を使う佐賀。
相原のオフェンスリバウンドの飛び込みは驚異。
とちらのディフェンスも堅くて1分間無得点。
佐賀は角田のドライブから得点で同点に。ファウルトラブルのマイナスを取り返せるか。
インサイドを厚く守る佐賀に対してパークスJr.の貴重なスリーですぐに返す。
佐賀はマークのズレをいかしてフィーラーのスリーでまた同点。
名古屋はソアレスがスクリーンをかけてフリーにした須田のスリーで再度リード。
ここでアウトオブバウンズの判定を巡ってヘッドコーチチャレンジを要求するエサトン。自信ありげの要求にデニスHCが動くが、まさかの佐賀ボールの判定。終盤に必要なケースが来ない事を祈る。
齋藤がスピードのミスマッチで攻めてろソアレスのオフェンスリバウンドからのバスケットカウントという最高の形で名古屋一歩リード。
ガルシアへのダブルチームを続けるが、うまくファウルを取ってくるガルシア。フリースローでまた2点差に。
名古屋、須田のスリーが外れるが、エサトンがオフェンスリバウンドからの得点。そしてディフェンスでムービングスクリーンを引き出す。
オフィシャルタイムアウト前の最後の攻防。ガルシアを須田が粘ってシュートを落とさせ、速攻でソアレスとエサトンのコンビプレイでダンク。
68-62
お互いにディフェンスで粘り無得点が続く。オフェンスリバウンドを取るが得点できない名古屋。
須田のガルシアへのディフェンスなどでシュートが落ちる佐賀。 

残り時間3分30秒。
名古屋のオフェンス。齋藤とハレルソンのミスマッチになったところでアイソレーション。
ドライブからプルアップジャンパー。高い軌道でブロックをかわす得意のシュートで70-62
マークがズレたのですぐに打ったフィーラーのスリーが外れる。
齋藤がボールプッシュ。
スクリーンをもらいトップに上がる須田。ハンドリングする齋藤と、ピックを伺うエサトンの間を抜けて、エサトンのスクリーンをもらいながら逆サイドへ流れる。
須田の動きを警戒して視線を切ったディフェンスの一瞬の隙をついてドライブを仕掛ける齋藤。
須田のマークは遅れて須田を追いかけ、ペイント内がガラ空き。おそらくディフェンスの誰もが虚を突かれてヘルプに動けず。
齋藤のレイアップで72-62
残り時間2分58 佐賀タイムアウト。
齋藤のオフェンス力が発揮された2つのポゼッションで佐賀を突き放した。

佐賀はハレルソンのオフェンスリバウンドで繋ぐが、また齋藤。須田からのパスをキャッチアンドシュートで3ptシュートを決める。
そしてさらに齋藤がファウルをもらいフリースローで加点。
77-64
残り時間1分47で佐賀タイムアウト。
齋藤がダメ押しの得点で試合を決めた。
最後は佐賀のダブルチームを齋藤がターンオーバーする事なく凌ぎ切り、時間を消化。
80-68で見事勝利。最終戦での逆転西地区優勝を決めた。

🔸感想

○ 西地区優勝!

何度も言うけど、大阪戦での大敗で信じられなくなった地区優勝を、まさか成し遂げてしまいました!
大逆転での達成。琉球との勝率は同率に並び、直接対決が4-0なので、名古屋の優勝。
シンプルに素晴らしい!
夢のようだ!

○ さあCSホーム開催

そしてご褒美をゲット!
ホームに強い名古屋にとって最高のプレゼント。そしてドルフィンズファミリーにとっても最高すぎるプレゼント。
もうすぐお役御免になるドルフィンズアリーナで夢を見たい!

○ 愛知ダービー

そして対戦相手がシーホース三河。
愛知県のライバルチームで、長年バスケ界でドルフィンズの前方を駆け抜けてきた強豪チーム。
CSで愛知ダービーが実現するなんて、記念すべきシーズンになりましたね。

○ 逆転優勝の可能性は

SNSで物議を醸していますが、クラブとしては琉球にゲーム差を付けられた状況で、優勝を確信できない中、優勝グッズ関係を揃える決断ができなかったんでしょうなあ。

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