INTJが一夫多妻制を現代日本に制度化する話

前回の記事で、一夫多妻制に触れた。
今回は、もし現代日本で一夫多妻制を制度化するとして、どうしたら上手くいくかを考えた。2回に渡って同じテーマを書くのは連載を書いているようでワクワクしてしまう。クリエイター気取りだ。
前回の記事では一夫多妻制は無理だと思うと書いたが、実現する可能性を模索したい。

妻の数の制限

まず、一夫多妻制を実現するために必要なのは、妻の数の制限だ。
無制限に妻を持てるようにしてしまうと、金銭と引き換えに婚姻届に署名をする男性が出てくるだろう。現在でもいるだろうが、そのまま結婚しなければそれはただの詐欺だ。籍を入れれば詐欺ではなくなる。
さらに一部の男性に女性が一極集中することになる。在野のイケメンもたくさんの妻を持つだろうが、テレビに出ているイケメンはその気になれば万単位の妻を持てるのではないだろうか。
ただ婚姻届を出すだけで夫婦と言えるのかは疑問だが、法だけでも繋がっていたいと思う女性はいそうだ。

通い婚の復活

女性目線で言うと、女性だけで固まるといいことがない。嫉妬や羨望やマウントや嫉みで渦巻く。
一夫多妻制が破綻する原因は、女性たちの感情ではないかと思う。よほど女性あしらいが上手い男性でも複数の同居する女性を平等に扱うのは骨が折れそうだ。私にはそんな芸当絶対無理だ。
平安時代のようにいっそ通い婚を復活させてはどうだろう。男性と複数の妻で暮らすのではなく、女性は自分の実家で暮らすかあるいは独立する。そこに男性が通う。
1つの家で全員が暮らすと妻たちは毎日顔を突き合わせるハメになる。夫がどの妻と仲がいいかも自然とわかってしまう。たとえ法で第一夫人第二夫人のような序列をつけないとしても、自然と序列はできてしまうのではないかと思う。
女性の心理はそんなもんではないか。

男性の責任を明らかにすること

どんな制度であれ、必ず犯罪者に利用される。
一夫多妻制が制度化されたら、カルトの教祖は女性信者と結婚し囲い込むだろう。今でもカルトは信者を囲い込み逃げられない状況を作る。それに婚姻という法の鎖が追加される。
頭の悪い私ですらパッといくつか浮かぶのだ。犯罪組織はもっと上手い方法を考えるだろう。犯罪以外でも懸念はある。
今でも肉体関係を持つだけ持って妊娠した後の女性から逃げる男性はいるが、さらに増えるのではないだろうか。籍入れたんだからいいだろと逃げる男性が増えそうだ。
男女どちらであっても、配偶者と子に対する責任は明確にして、責任から逃げられないようにしないと、被害を被るのは子だ。妻側も産むだけ産んで他の配偶者に押し付けて逃げる人がいそうだ。


正直、書いていてこれで上手く行くとは思えない。
一夫多妻制にすると、強者男性の遺伝子がより多く残されることになるから、結果として優秀な遺伝子が残ると思うかもしれない。
私は少子化が加速すると思う。妻が10人いる男性は一対一の行為をしている限りにおいて、一夫一婦制の妻を妊娠させるより妊娠の確率は下がる。
行為の回数が単純に減るからだ。男性が毎日頑張るとしても、女性は毎日妊娠できるわけではない。むしろ強者男性を国費で養って種付け要員にと思ったが、明らかに人権侵害だ。
遺伝子の多様性から見てもいいことは多くないかもしれない。

一馬力で妻子を養える男性が減っている今では、一夫多妻制にしたら妻は共働き前提になるだろう。今よりも晩婚化するのではないだろうか。
30代になると周りが既婚者だらけになって独身者を探すのも難しいが、一夫多妻制になれば既婚かどうかは関係なくなる。いつでも結婚できる。結局子を産める年齢はあるが、相手を探す難易度が下がるから多少はプレッシャーから解放されるかもしれない。

一夫多妻制について考えてみた。
みなさんは、どう考えるだろうか。ちなみに私は一夫一婦制でも一夫多妻制でも結婚願望はない。

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