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初体験

思えばずっと「無駄な1日を過ごしてはいけない」と思い込んでいた。
いつでも、何かやるべきことがあり、それをこなすことがいいことだと思っていたから、1日の終わりにそれらが全消しになっていると達成感を感じていた。

もちろん、そんな時も必要だし、あれが間違っていたとは思わない。

逆に「今日は何もしない一日にする」と決めて、何もしなかった日があっただろうか、と考えた時、愕然とした。
そんなこと、一度も考えたこともなかったのだ。
休みのつもりでも、頭ではいつも仕事のことを考えていたのを覚えている。
ゴールデンウイークは、みんなが休んでる時に仕事をすることがかっこいいと思っていたし、実際にそうしてきた。
だから、「何もしないと決めて過ごす」という経験は、未経験だ。
だから、今日は「何もしない日にする」と決めた。

まるでその準備段階のように昨日は、午前中プチファステイングをし、内臓の調子が良くなった気がした。
そして今日は「デジタルデトックス」をすると決めているので、このnoteを書いたら、その後はパソコンも、スマホも開かないつもりだ。
出かける時にもスマホを置いていく。
(そもそも出かける予定はないが。何もしない日なので)

何もしないと決めて、やったことがある。

掃除
貯めていた書類をシュレッダーにかけた
草木の手入れ
今日着る洋服選び
海外ラジオをかけっぱなし
ご飯を食べることに集中して食べる
ポールストレッチ
大根を炊く
お気に入りのマニュキュアを丁寧に塗る
電子ピアノで「イエスタデイ」を20回くらい、音を変えて弾いた

今の所、これだけのことをやっている。
「今日は何もしない」と決めたのに、これだけのことをやっているのだ。

これでわかったことがある。

・「何もやらない」と言うのは、私にとって「普段やっていることを何もやらない」と言うことであって、一歩も動かないと言うことではない。

・体のことを考える時間ができたら、体を労り、感謝して、涙が出てきた。
今まで相当自分の体を酷使してきたのに、私は体に心からの感謝をしたことはなかったと気づいた。この体が健康でいてくれたから、私はやりたいことがやれたのに、自分の体を大事にすると言うことはほとんどしてこなかった。もちろん食べ物には気をつけているし、体重管理もしていたが、それでも感謝はしてなかった。自分を大事にするとは、「心と体の声を聞く」ことであり、それに感謝することだと気づいた。

・しなやかに生きていきたい今まで仕事に必要な考え方、生き方を大事にしてきたが、今はそうではないと気づいた。
もっと柔軟に、余白と余韻を持って生きていきたいと思っているらしい。

テキパキではなく、ゆっくりと丁寧に。
男性性ではなく女性性を大事にして生きる。

今までこんなこと思ったこともなかったのだけど、与那国島に行っていろんなことが変化しているのを感じている。ピラテイスの先生を見たことも、一つの変化の
きっかけかもしれない。
そして、スローライフをとりいれ、1日1日を丁寧に大事に生きていく。
何かを成し遂げなくても、自分が満足する1日を送る。
自分がこの与えられた1日をどう生きるかだけは、自分で決めることができるのだから。

書くことは私の日常なので、これを大事に、いろんな場を作って、読んでいただけるように工夫していく。

そう思ったら、肩の力を抜くことができた。
きっと今はいい顔をしているに違いない。

最後に

人はいつだって自分の生きたいように生き方を変えることができる、と実感している。
そして自分に目を向けてわかったのは、誰かに愛されることを求めるより、まず自分を愛することが大事だ、と言うこと。
多くの人に愛されなくても、自分を大事にして、自分を愛することは、誰にでもできるのだから。
まず自分ができること、自分にしかできないことを大事にして生きていこう。
何もしないと決めた半日で、そんな気づきを得ることができたのは、驚きだが嬉しい。

あ、思い出した。今日はジムの申し込みに行く予定を入れていた・・・
それまでは何もしないでおこう。
どうぞ皆様も、素敵なゴールデンウイークをお過ごしくださいね。

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